陽性臓器・陰性臓器

東洋医学では陰陽論というものがありますが、今回はこれにちなんだお話をします。
 宇宙は全て陰(マイナス)と陽(プラス)、及びその中間で構成されています。私たちの体も例外ではありません。 体の中には陰性の臓器と陽性の臓器があり、両者が協調して体の健康のバランスを保っています。 肝臓・腎臓・秘蔵・皮膚は陰性、心臓・肺・脳・筋肉・胃腸などは陽性です。
 陽性の臓器は主に起きている間に活動し、盛んにエネルギーを消費して、炭酸ガスや老廃物を作り出します。 これに対し陰性の臓器は主に寝ている間に活動し、体に溜まった老廃物を排泄したり、痛んだ細胞を回復させたりします。 成長ホルモンも夜盛んに分泌されます。昼間痛んだ肌も、朝にはきれいになっていますね。
 また男性は陽性臓器がまた女性は陰性臓器が発達しています。女性の平均寿命が長い所以です。
 睡眠時間が少ないと、陰性臓器が充分働けず、健康によくない事がおわかりですね。 脳は熟睡すれば充分休めるため、睡眠時間は少なくてよい、などという常識は間違っている、とは思いませんか?
※余談をひとつ※
 男性は陽性、女性は陰性、ということから、妊娠中の赤ちゃんの性別を判定することができます。 針に糸をつけて妊婦の子宮の上あたりに垂らします。針がぴたっと停止したら男の赤ちゃんで、 針がふらふら不安定だったら女の赤ちゃんです。なぜか? 実は金属は陰性であり、おなかの子が男(陽性)ならお互いに引き合い、女(陰性)なら反発するため安定しない、 となる訳です。高価な検査機器を使わずとも、なれた人が見ると殆ど百発百中だそうです。
 一度皆さんも試してみませんか。