血液循環の仕組み

一般的に血液は、心臓のポンプ作用で循環していると思われがちですが、 体の毛細血管まで血液を送り届けるためには数トンの力を持つポンプが必要になるそうです。
 当然心臓にそんな力はありません。
 実際は植物などと同様、毛管現象のように細胞側から吸い寄せられているというのが正しいようです。

 また血液循環は、往路循環(行き)より帰路循環(帰り)に問題があります。
 古い血液が戻らないことには、新しい血液を送ることはできません。
 人間の場合、頭は上にあるので帰路は重力で自然に戻りますが、足は何らかの力を加えない限り自然には戻れません。

 万物の霊長である人間は、立ち上がり2足歩行を始めて以来、 血の巡りがよい頭だけが異常に発達し、血の巡りの悪い足に起因する病気に悩まされることになったようです。

 血液は、歩いたり、棒踏み、半身浴をすることで足に鬱血した血液がお腹まで戻り、 さらに横隔膜や腹筋の働きで心臓まで戻ります。