貧血

最近は貧血の人が多いですね。特にダイエットを気にする女性に....
 偏食等による栄養失調や小腸の機能不全などが主な原因と思われます。

 基本的に貧血とは、赤血球中の単位あたりのヘモグロビン数が少なくなった状態をいいます。
 低血圧と同じく、意識がふっと途切れる状態にはなったりしますが、 メニエル症候群や回転したときに現れるめまいとは性格が異なるようです。
 貧血は、血液のもとになる食物の摂取不足か小腸の栄養吸収機能の低下、 或いは不規則な生活習慣も影響しているかもしれません。

<対策>
 まず、常識的には鉄分の多く含まれた食物をとることですが、 それ以上に全ての生命の源である、胚芽と葉緑素(血液の元)を摂取する必要があります。
 胚芽とは穀物の芽になる部分、白米はこれらの命の元を排除したカスで、虫もたべません。
 虫も食べないような食物を私たちは常食しているのです。無洗米など何をか言わんや、です。
 米は、玄米が理想ですが、せめて胚芽と若干のぬかがついた程度の胚芽米を食べましょう。 (米屋さんに行って頼めば、分けてくれます。)
 全ての生命体は他の命を食べて生きていると言うことを是非肝に銘じておいてください。
 (化学合成されたものや死んだ成分のみで出来たものはよくないですね)
 対症療法的には、小腸を中心とした基本臓器の手当てを念入りに行ってください。 小腸は全ての栄養を吸収するところであり、またその近くの太陽叢というリンパ組織の密集した場所で赤血球も作られます。 (小腸造血説を参照)
 小腸はお臍を中心として、その周辺部分にあります。特にお臍の左下あたりをしっかり暖めてください。

<現代医学では>
 ちなみに、現代医学での貧血に関する所見を以下に紹介しておきます。
 @ 鉄欠乏性貧血
   貧血のなかで最も多い。女性なら、出血、成長、月経、妊娠、出産、授乳などが原因
   男性や閉経後の女性なら、胃腸潰瘍、悪性腫瘍、痔などの慢性出血などが原因で発生
 A 巨赤芽球貧血(悪性貧血)
   手足のしびれ、舌の発赤と痛みを伴う萎縮、軽度の黄疸などの症状を伴う。
   血液中に異常に大きい赤血球が出現する進行性の貧血。ビタミンB12や葉酸の不足が原因
 B 溶血性貧血
   赤血球は、正常なら120日で脾臓で壊されるが、なんらかの原因で寿命が短くなる。
   骨髄での造血が追いつかないために起こる貧血。しばしば黄疸を伴う。
 C 再生不良性貧血
   骨髄そのものの障害や赤芽球(赤血球の元)の問題で、赤血球が十分に作れない状態。
   白血球や血小板の数も極端に減少する。
 D 続発性貧血
   リウマチやがん、寄生虫、心臓や肺・腎臓・肝臓等の病気、妊娠等が二次要因で発生。