『Palor Planet』のオーナー、くろくまさんとの対談です。


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「パチプロって言う言葉はあまり好きではないんです」 
 

クロクマ  こんばんわ。kenさん。いろいろとドタバタ(笑)しましたが、どうぞよろしくお願いします。早速ですが・・・kenさんは、『パチプロ』とご紹介してよろしいのですか?(笑)

ken氏  こんばんは くろくまさんいろいろお聞きしたいこともありますので、心待ちにしていました(笑)こちらこそどうぞよろしくお願いします。パチプロって言う言葉はあまり好きではないんですが、日本語ではやはり「パチプロ」になるんでしょうね(笑)自分では「パチンコ生活者」或いは「パチンコ職人(願望)」っていうのが気に入っているんですけど、(同じですね、笑)「パチプロ」で結構ですよ!(一応主夫もしてますけど)

クロクマ  パチンコ職人←おお!良い響きですね!確かに、『パチプロ』って言葉が軽すぎますよね、メジャーになったというか・・・ホールに行けば『パチプロ』(自称のね:笑)がいっぱいってね(笑)パチンコ一本で生計を立てるって言うのは並大抵の事じゃないですよね。まさに『パチンコ職人』がふさわしいですね。

ken氏  あくまで願望なんですけどね(笑)。職人になるためにはどんなことでもそうですが、最低10年は必要だと思いますし、私はまだまだ修行の身っていうとこですね。その代わり腕さえ身に付けたら、いつまでも最低ラインは稼いでいけるかなと思っています。良心的なパチンコ屋がある限り・・・(笑)

クロクマ  私はまだまだ修行の身←自分に厳しいですね:笑でも、確かに基本さえキッチリ身につければ、最低ラインは稼げますよね。スパーリーチの信頼度や大当たり周期を知らなくてもね(笑)『基本に勝る王道なし』って言うやつですね。

ken氏  そういう意味では田山さんに憧れる面が強いです。

クロクマ  田山さんは、かっこいいですよね。一生懸命、まっすぐに信念を持ってパチに取り組んでる姿勢が好きです。

ken氏  本当にそう思います。

クロクマ kenさんには田山さんのようなお手本にするような人物はいらっしゃったのですか?

ken氏  お手本にするような人と言われると、笠原さんというご夫妻でしょうか。

クロクマ  おお! やっぱりいらっしゃいましたか。師匠が・・・(笑)

ken氏  ある店で、朝一同時に押さえた台を学生の私に快く譲ってくださって、(その台で1ヶ月くらい勝ち続けました。毎日投資100円、回収1万円、3時間、笑)パチンコの考え方や、マナーとかいろいろ教わりました。それと名前は忘れましたが、すごく2枚目で、がつがつしたところが無く、黙々と打っている方がいました。多分鳶の方だったと思います。打っている姿がすごくカッコ良かった(笑)今のパチンコ屋ではなかなかそういう人にお目にかかれません。なにかがつがつしている人が多いように思います(私も含め)。昔に比べると動く金額が大きいからでしょうかね?

クロクマ  それはあるでしょうね。大金が動くと、誰でも人格変わりますよ。故に、素人さん(笑)のマナーが悪いのは、お手本になるような人がいないからかも・・・仕方ないかも知れませんね(笑)

ken氏  くろくまさんはどうだったのですか?師匠は?

クロクマ  くまにもいましたよ師匠(いや恩人か?)が・・・10年以上も前のことですが・・・釘読みの『ダイクさん』(本職が大工:笑)この人は、昨日の釘と今日の釘を50ミクロン単位で幅を見分けることが出来る達人です。その上、角度まで正確に覚えている。他にも、店とのつきあい方や戦略を教えてくれた『バイさん』。根性を教えてくれた(笑)『ワダさん』。パチプロのしきたりや勝った金の使い方を教えてくれた(笑)『サダぼう』・・・思い出したらきりがない。ほど色んな人に色んな事を教わりました(しみじみ)


「誰にどう言われようと決して譲れない・・・」 
 
ken氏  あっ!「釘」の話が出たところで・・・くろくまさんと私は殆ど同じ時代に似たような機種を打っていたと思いますが台を選ぶ基準はやはり「釘」だったのでしょうか?と言うのは私は全く釘を見れなかったもんで、自分の打っている台については「まだ出る台かどうか、こういうパターンになると止めた方が良いとか」勘所を感じながら打ってたんです。(違うかも分かりませんが、田山さんの言うパターン認識かなと思っています)そして、台を選ぶ基準は、「次に出そうな台はそのシマで見てたらなんとなく分かる」(言葉では言いにくいんですけど)というようなものでした。不思議なんですけど、店によって出方が違ったり・・そんな打ち方で多分年100万くらいは勝っていたんですけど・・くろくまさんは「釘」で選らんでいたのでしょうね。

クロクマ  当時の話ですよね?(笑)メインは『釘』です。それプラス『クセ』です。機種にもよりますが、7:3ぐらいの割合でしょうか・・・

ken氏  うお〜!すごくうれしい!(笑)実はくろくまさんに「釘がすべてだった」って言われたらどうしようかと思っていたんです。(笑)

クロクマ  ここで言う『クセ』はハネモノならそのまま役モノのクセなんですが、デジパチは今で言うクセとはちょっと違います。デジタルが当たりやすいか、当たりにくいかです。(笑)ちょっと非科学的なんですが、同じ機種、同じ基盤でも当たりやすい台とにくい台があると思うんですよ。(いまだに、少し思ってますが…^^;)

ken氏  実は、私も感じる面があります・・^^;

クロクマ  例えば、ホールに設置されている場所も一台一台違うし、それによって、台への供給電圧なんかも微妙に個体差があると思うんです。それとか、基盤のハンダ付けも全く同じでは無いでしょうし、それによって僅かながら抵抗値も変わってくるし〜(笑)ようするに、今まで良く当たってる台は、これからも良く当たる!(爆)それと、当時のデジパチなんかは、大当たり確率がわかんない台(雑誌なんか無かったし…^^;)が多かったので、一時間あたりの投資金額で判定してました(笑)「スーパーセブンなら時間6000円以上使う台はダメとかね」(爆)だからホールでは、「スーパーセブン57番台。時間6000円やけど、クセがええから日当ぐらい出るやろ・・・」てな感じで会話してました。ニュアンス伝わりました?(笑)あっ!釘の話を忘れてましたが、『ヘソ(落とし)』と『道釘(寄り)』を両方見てました。で、実践してみて、今までの経験則と照らし合わして、ハネモノなんかは、「こないだ、この台で終了したときより鳴いてるから・・・よし、いける!」みたいな〜(笑)

ken氏  うん。うん。・・私は釘が分からなかった(というか、釘で選んでも出ない事が多かった)ので、それよりはと必然的に観察とか・・経験則だけに頼っていたんだと思います。何故それができたのかと考えると、チューリップ台を打っている時から打出しの玉数と入賞の玉数を数えていたり(30数えてどこにも入らないと打つ場所を変えたり休ましたり・・)、「打ち止め終了」(私たちは台を「切る」と言ってました)にものすごくこだわっていたので、それこそ1日かけて1台終了・・という風なこともやっていたので・・いろいろ苦い経験も多いですが、そこから得た経験はいかんともし難いものが有ります。それと、そうやって一日パチンコ屋にいる訳ですから自然とシマ全体の玉の流れとかにも注意が向くようになって行ったのだと思います。例えばある時期ある店の出方のパターンというのがあったように思うんです。(いまだに不思議なんですが・・)昼くらいに店に行ってまずどの台を打つか決める時には例えばある店では、すでに誰かがある程度(2000個以上)出していたらそのどちらか一つ隣が出る(ある時期数ヶ月間くらいはこのパターンで終了し続け た、笑、)(行った時に誰も出していない時は打たない、笑)また、ある店では1000個出たばかりの隣の台で打つとその1000個がこちらに移動してくる、現象があったり(笑)・・(先にそっちの台がかかった場合は移動してこないのですぐ止め、笑)それと、最初打つ時は必ずそのシマでどれかの台がかかっている時に打ち出す・・だとか、自分でも今もって謎な行動を取ってました。(笑)、しかし、それで勝っていた(笑)。波を読んでいたと自分では思っていますが・・そして、自分の打っている台に関してはまさしく今でいう田山流パターン認識でした。これも、経験則からなんですし、余りにも複雑なので(多分に心理作用も働いていると思いますし)言葉では伝えにくいですが・・。羽物って実に不思議な出方をする時があると思うんですが(私だけかな)そういう経験はおありですか?

クロクマ  そのどちらか一つ隣が出る・・・←この話なんですが、くろくまの通ってた店では、「前日の終了台の隣が出る」ってのがありました。(笑)この場合のは、実際に、釘を開けていたんですがね・・・察するに釘師が、終了台の釘を閉める→変わりにどこかの釘を開けなくては成らない→どれにしよう?→考えるのがめんどくさい(笑)→となりでいいや!→隣の台を開ける(笑)って感じかな(笑)だから、「開き台」(釘の)を探すのが非常に楽でしたよ。前日の終了台の隣がまずあやしいんですから・・・(笑)当時、くまたちプロ連以外にもこの法則に気づいたおじさんがいたんですけど、それだけ(法則)で凌いでましたよ。しかし、釘を見れないので1/2(両隣ね)の選択でよく間違って、プロ連に後れをとってましたけど…^^; これは、珍しい(笑)理屈で説明できるケースで、理屈で説明できない不思議な出方は、絶対ありますよ。ほら昔の台って、裏玉を補給する音が聞こえたじゃないですか、そうすると、やっぱり、補給前は良く鳴くし良く拾う。田山プロの言う「1000個落ち」とか、絶対ありますよ。

ken氏  いろいろあった中でも「1000個落ち」はものすごく太い線で分かりやすい(笑)。

クロクマ  田山氏の言う「バネにパワーがない・・・」これもあると思います。くまたちは「バネがへたる」って言ってましたけど・・・5回も6回も終了した台が、それまで全部、一時間ぐらいで終了してたのに、突然「ばねがへたって」出なくなったり・・良くありましたよ。

ken氏  ありましたね。これに類することだと思うのですが確かチューリップ台だったと思いますが、4、5時間打って出玉2000個チョットくらいと、ウダウダしてた時に一瞬にして台が変わったことが有ります。感じとしては台が重くなった、もしくは台の裏にビターと磁石がへばりついたような感じでした。まさに瞬間的だったんです。その時の印象はいまだにはっきりと覚えています。その瞬間「これは出る」と思い(感じ)ましたし、案の定一気の終了でした。(笑)おまけに言わしてもらえれば羽物で、10時から打ち出して、12時には3500個出て、終了まで後500個(もう一回かかれば終了)と言うところから延々6時間500個落ち以内を繰り返し(3000個と3500個の間を繰り替えす)、夕方6時の音楽がかかったとたん堰が切れたように終了。なんてことも有ります。この他にも、不思議なことは山ほど有りますがあまり昔のことばかりになっても「それがどうしたの」と言われそうでもう羽物についてはこのあたりにしときますが

クロクマ  ああ。昔は、こんな話の全てが一般常識だったのに・・・(爆)

ken氏  私も、くろくまさんも、自分の経験則で身に付けてきたものだから誰にどう言われようと(笑)決して譲れない・・私たちは後になって田山さんを知ったわけですし(笑)

クロクマ  うん、うん。そうなんですよね。くろくまも譲れない物だらけます。(笑)みんな自分なりに譲れない部分があるんですよね。だから、こうして意見が合うと無性に嬉しいんでしょうね(笑)


「パチンコってやはりアナログなのではないか」 
 
ken氏  パチンコには人知を超えるもの(釘だけでそういう現象が起こるとは私には到底考えられない)があると(私は)思っていますので、いつまで経っても飽きないのかなと思っています。その点今のデジタルは軽いです(笑) それと、最近よく今はデジタル台が主流ですが実はパチンコってやはりアナログなのではないかなと思っています。

クロクマ  そうです!パチンコはアナログっす!(←言い切った:笑)

ken氏  考えたら、デジタルの部分って基盤だけですよ。台の殆どすべてが(釘にしろ、バネにしろ)いまだにアナログですし、なにより、打っている人自体が、とんでもないアナログのかたまりみたいなものですよね(笑)それを無視したパチンコ(論議)は成りたたないように思います。ただし、アナログは複雑すぎて論議の対象になり難いと言う面は否めませんが・・(笑)

クロクマ  パチンコのデジタルの部分(大当たり確率なんか・・・)って、パチ雑誌なんかで情報さえ仕入れれば、一瞬で誰でも同じレベルになれるんですよね。それで素人さん(笑)が「おれはプロだ!」みたいな錯覚を起こすんでしょうね・・・しかし、本当はその先にある難解なアナログ部分がたいへんなのにね(笑)これを身につけるには、kenさんが最初におっしゃったように、10年以上の修行が必要。アナログを「非科学的だ!」っと言うような連中は、一生、パチンコ職人にはなれない(爆)

ken氏  そうですよね。でも、この部分になってくると余りにも複雑すぎてもしかしたら、くろくまさんと私とでも、思っている中身に違いがあるかもしれません。でも、お互いを認め合う(笑)。それはアナログが不可解極まりないものだという認識があるからだと思うんです。ところが、最近はパチンコ=デジタルという風潮ががあると思うんですが(雑誌の影響が強い)、そういう流れの中では確率論だけが正当で、その他はすべてオカルトで一蹴されてしまう(笑)。デジタル的な考えって他を受け付けない面があると思うんですよね。

クロクマ  ははは・・・受け付けない、受け付けない(笑)


「まるっきりツキの神様に反抗している・・・」 
 
ken氏  ところで最近私は(自分にとって)結構すごいと思うことに気付いたんです…自分のルーツが分かったというか…(本人マジ、笑)つまり、長いこと自分の中で「何故、釘を見てなかった私が羽物で勝って来たのだろうか」という自分自身への疑問を持っていたのですが、その答えらしきものが出たんです。(と思う・・笑)それは簡単に言うと、「同じ釘でも台の状態は変化している。」ということなんです…。例えば同じ台同じ釘で終日、そして連日デジパチを打っていたら、仮に回転率39の台なら日によっては終日でも40の時も有れば、38の時もあるし、まして、1日の中で見ても、1時間くらい33の時も有ったり、逆に数時間40オーバーの時も有ったり(97年11月12日参照)・・要するに回転率も波を描いていると思うんです。そして、終日打てば大体釘の実力どうりの回転率に収まっている。…(最近は同じ釘でも2,3日単位のムラがあるかもしれないと思ってますが・・)このことは、ある程度釘が見れるようになって、なお且つ終日無制限という条件で打っていて気付いたことなんですが、権利物のミルキーバー(戻し殆ど無し)でも、同じようなこ とが起こりましたし・・ (夜7時過ぎから、がぁ〜と回り出して、終日ベースに帳尻が合った・・2月19日参照)それで、気付いたんですが、今は偶然的なデジタルの当りと言うもので出玉が著しく変化するので外から見ていても台の状態の変化と言うものが分かり難くなっているのだと思うんです。それと、私自身以前ほどそういう事に敏感ではなくなっていた(なんせ今はデジタルですから、笑)。でも、羽物は出玉自体が少ないので、台の状態がそのまま出玉に反映していたのではないかと。だからこそ、見ていて「あの台が出そうやな」とか予想が出来たしパターン認識なども出来たのではないだろうかと。それに加えて、昔は殆ど定量制だったので、そういう台を止めていく人が多かった(笑)。だからこそ勝てたのかなって。 ・・・今のデジタル台を打つ上で何の参考にもならないかと思いますが、私が思う「パチンコはアナログ」という一つの要素でした。くろくまさんはどんな事にアナログを感じますか?

クロクマ  kenさんのおっしゃる『波』の話ですが、同感です。30/kとか40/kなんかの本来の台の性能が基準になって、日単位・時間単位で波が上下している。日単位と言う大きな波があって、それをよく見ると小刻みに揺れている。これが時間単位の波でしょうか・・・さらにくろくまは、運や感(かん)の波もあると思うんですよ。運の波も同様に日単位・時間単位で上下しているんですが、その波長は回転数の波よりやや長いような気がします。そしてその波の振幅の中心は、『もって生まれた運』で個人差があるものの、波自体はある程度、自分で、調整できると思うんです。運がよい時期はどんどん勝手に上がって行くんですが、ひとたび、ミスをすれば、一気にがた落ち(笑)ノコギリの歯のような波ですから、好調時はミスをしないようにする。あと、感の波ですが、これはかなり緩やかで波長の長い(日単位)波だと思うんです。感と言うのは、もともと、「こんな時はこうだ!」みたいな経験則の積み重ねが母胎となっているので、波の振幅の中心は、経験を積んで、日々反省していれば自然と上がっていくと思うんです。以上、3つの波(ホントはもっ とあるはず)が複雑に絡み合ってパチンコの波を作ってるんじゃないでしょうか・・・だから実践でも、パチンコの波が高い時期には過激なCR権利物やホー助なんか打つようにしてますし、波が低い時期は、辛気くさい(笑)現金デジパチで嵐が通り過ぎるまで身を潜めてます(笑)笑われるかも知れませんが、運や感って博打をする上で一番大事ですよね。例えば、チンチロリン(どんぶりにサイコロを投げるあれです:笑)なんかやると良くわかるんですが、デジタル的な考えだと、絶対に強いヤツなんかいない。でも、実際は強者・弱者が存在しますよね(笑)くろくまは、昔、仲間が集まると良くやってたんですが、勝率8〜9割ですよ(笑)流れを読んで銭(掛け金)の配分をすれば、負けないですよ。「行くときは行く。引くときは引く。」が必勝法です(爆)デジタル的な発想(いつも同じ掛け金)のヤツなんか良いカモですよ(爆)これをパチに当てはめようと十年来、試行錯誤しているのですが、他の色んな要素で、波が複雑になって、簡単には行かない…^^; いまだ模索中って感じです(笑)しかし、延々とアナログの話をしていると、運や感だけでパチンコしてるって思われそうですね 。(笑)
みなさん!デジタル理論を十分理解した上で、のアナログな話ですからね(爆)

ken氏  私からもお願いします。この点はくれぐれも誤解なきように!(笑)
しかし、う〜ん。くろくまさんてやっぱりすごいです。ツキの理論をここまで考えてらっしゃる。(敬服します)私は定量制の羽物の経験から「勝ちは例え100円でも、絶対守る事」、これが自分のツキを良いように持っていく秘訣だと思っていた程度です。最近は無制限で打つ事が多いので回転率によっては負けても納得できる(しないといけない)場合も多いのですが定量制(LN)の場合や、無制限でも中途半端な回転率の時は今でも悩む事が多いです。大体パチンコは必ずマイナスからスタートするのだから、一時的にでも「勝った」と言う事は「すごいこと」であって、それを、マイナスにしてしまうとはまるっきりツキの神様に反抗している(笑)。・・・という感じですかね。(これに関してはどちらかと言えば若い人はそんな意識はないようで、あくまで期待値と割り切れる人が多いようで見習うべき点も多いと思うのですが・・私なんぞはどうしても精神的に後々尾を引いてしまう)それと、やっぱり人それぞれもって生まれた運と言うものがあるように思います。3年くらい連れ立って打っている子が(二人)いるのですが、やっぱり、それぞれ出し方が違う(3年くらいで は何とも言えないかもしれませんが・・)


「一番厄介なのが、それを否定する輩がいる」
 
クロクマ  それと〜超アナログネタですが、一発台なんかで「あの台が当たるとこの台が当たる!」ってのが結構、好きでした(笑)もちろんそれだけで打つようなことはしませんが、どちらも同じ釘なら迷わず、打ってました。実際、それで、かなり良い思いをしましたよ。「過去のパターン」にあてはめるって大事なことなんだ・・・って痛感しました。(笑)

ken氏  ふっふっふ。やっぱりありますか(笑)。いや〜絶対ありますよね!。私はそういう店がおかしい(裏操作とか)のかなと思っていたんですが、私の地域だけでないとなると、やはり何か有るんですよね(現象的に)。なぜこういう事を雑誌とか言わないのだろうか。何故、「釘の違い」としか言えないのだろうか。打った事のある人なら絶対気が付く事だと思うんですけどね〜。

クロクマ  そうなんですよね。打ってみるとわかるのに・・・今回出てきた一連の「アナログな話」が科学的に解明される日が待ち遠しいです(笑)『1000個落ち』の後の大当たり確率90%!!みたいな・・・(笑)そうなれば、やつらは、ホールで得意気に講釈ぶるんでしょうね。「連続して『1000個落ち』の後のリーチをはずした!この確率は1%だ!」とかね(爆)想像してるうちに、鳥肌が立ってきました(笑)あっ!それと、先ほどの続きなんですが、一発台って打ち始めて、すぐ役モノに飛び込むことがおおいですよね。これは永遠の謎だと思うんですが・・・(笑)

ken氏  これもそうです。不思議だけどそう思う。誰がなんと言おうとそう思う。(笑)付け加えれば、ものすごく惜しい玉(半分入っているのに出たような玉)があった後って割とすぐに入るように思うんですけど(ちがうかな?)

クロクマ  あっ!それを忘れてました(笑)これも絶対ある!

ken氏  一発台でも、「1発入るのに何千円」というようにただ単に数字上で(デジタル的に)あらわすと言うのはいつ頃からそうなってきたのでしょうか?自分自身は安田プロをすごく尊敬していて強い影響も受けているので、その辺りから来たのかなっと思っているのですが、(←確か3万円位打てばその台のムラは収束するというような考え方)。これはこれで真実だと思うんですが普通の人にとってムラを判断するために3万は打てない(笑)。それよりは最初2000円で一発入ったけど、ハズレ。次ぎは1000円で一発(当り)。次ぎは4000円で一発(ハズレ)…こういう繰り返しで考えるのと違うかなと思うんです。あくまでその結果として何千円で一発の台だったと言えるだけ。雑誌に書いたり、人に伝えるためにはどうしても数字で表さないといけないのですが、今はその数字が一人歩きしているような感じがするんです。だから、打った事の経験の無い人はただ単に数字にのみとらわれる…大切なのは一発一発の入り方に(過程)にアナログがあり、そこが深いしおもしろい。ただ単に数字じゃないのに。なのに伝えにくい…ニュアンス分かってもらえま す?。確か田山さんが一時期一発台を打っていた時の日記ではそういうアナログの雰囲気ぷんぷんだったように覚えているし、難解だけど、より実際に打っている感覚に近い。でも、打った事の無い人には何を言ってるのかさっぱり分からない。(笑)。羽物のパターン認識にしてもそうだと思うんです。そして、一番厄介なのが、それを否定する輩がいる(打った事も無いのに…)。失礼、ちょっと興奮してしまった(笑)これは暴論かもしれませんが、大体ミサイルの釘を見て打つ前から、1500円で1発とか本当に分かる人がいるのだろうかと思います。そんな人はこの世でそう多くはいないと思うんです。

クロクマ  いないでしょ…^^;台を調節した釘師でさえわからいハズです(爆)

ken氏  普通の人は結果を見てから1000円で1発だった。とか、3000円で1発だったとか言っているにすぎないんじゃないのかな。(それよりは勝っているからもう少し投資できる・・これの繰り返しで、偶々打切れた結果として・・とか)

クロクマ  ただ、くまは「この釘なら1500円で一発は入るはず!」と言うふうに自分を信じてうちます。で、その通りに入らなかったら「運が悪い」とか「ついてない」とか・・・(笑)でも、それも「縦の比較(田山流)」の状況下だけです。初めての店の初めての釘では、全然自信がないです(笑)


「分かる人には分かるが、分からない人には・・・」
 
ken氏  あと、回転率にしてもそうです。大体はわかるけど終日で0.5ポイント違ったからって釘が変わってないことも多い(笑)。(と私は思う)帰って計算したら0.5ポイント違っていたので釘が変わっていたことにしている(笑)ことも多いんじゃないのかなぁ。私は釘を見る目がまだまだなのでそう思うだけなのかなぁ。

クロクマ  絶対そんなこと無いですよ!まだまだって・・・kenさんは自分に厳しすぎますよ(笑)

ken氏  ところで、私、最近はじめてホー助で有金勝負したんですけど(笑)…(その時はかなり状態に入ってました)、思い出したんです。アナログのおもしろさを…その時は決してデジタル的には考えていませんでした(千円で何発入れば良いとか)。現に普通で言えば足らない台だったと思います。でも、不思議とここで1回デジタルが回れば…と言う時には回ったんです。…そして、私自身忘れかけてたアナログの面白さを思い出した。(笑)その時はじめてホー助の人気の秘密が分かった気がしました。(それ以来打ってませんが、笑)アナログの話になるとどうしてもニュアンスを感じ取ってもらわないといけない部分があって…、分かる人には分かるが、分からない人にはさっぱり分かってもらえないんでしょうね(爆)

クロクマ  そうですね。分からないヤツは、いつまでたっても分からない。(爆)あっ!忘れてましたが、安田プロと言えば、『デジタル理論のパイオニア』ですよね(^^)/ パチンコに数式をうまくあてはめて分かり易く表現した所はすごいですよね。くまも、尊敬してます。で、彼も我々と同じぐらいキャリアがあるわけで、当然アナログも詳しいはず(笑)ホントは、デジタル以上に「うんちく」をいっぱいもってたりしてなんて思ってます(笑)ああ、この対談に是非出て欲しいです。あと、田山先生と池上の兄貴も・・・(爆)で、こないだ雑誌で読んだんですが・・・「CR華観月で3ヶ月も打てば確率が収束するだろう・・・」って感じの記事があったんですが、毎日、終日勝負出来るプロだから3ヶ月で、収束するんであって、週2〜3日、夕方から行く、サラリーマンなら、収束するのに2年はかかりますよね(笑)ホールでの機種のサイクルを考えると・・・サラリーマンは収束しない!(爆)この瞬間、パチンコ雑誌(デジタル理論)は、時間があってパチンコのことを良くわからない「学生向け」なんだ〜と気づきました(笑) デジタル理論は「パチンコ入門編」であって「必勝理論」ではない!(過激かな?笑)そこいら辺を21世紀の『パチンコ職人』を目指す若者にわかって欲しいですね。(ジジイ入ってる:笑)「デジタル理論」と「アナログうんちく」をうまくミックスすれば、『必勝理論』になる!(かも?笑) なんか『まとめ』に入ってますが(笑)、そろそろ終わらないと…^^; 一週間もつき合って頂いてますし、申し訳なくて・・・もう一度、ゲストで出て下さいね。それまで一時中断と言うことで・・・(笑)このままじゃ、kenさんが『オカルト職人』になってしまいます〜。(爆)この次は、デジタルの話でもしましょうか?(笑)でも、いつのまにかアナログになちゃうんでしょうね(お互いに♪)

ken氏  なごり惜しいような気もしますがそろそろ〆ないと…(笑)その前にこれはくろくまさんをはじめ皆さんにお聞きしたいのですがちょっと休憩を入れた後にすぐ大当たりする事が多いように思うことはないですか?これはある(パチ歴30数年の将キチさん)という方から頂いたメールにもあったのですが、私も以前から感じていたことなので…デジタル理論からは有り得ないことなんですが、どうなんでしょう?

クロクマ  「印象的な場面だから、たまたまよく覚えてる」って前に雑誌で読んだことがありますが、その時くまは、『バカヤロー!わかってねーな・・・』ってつぶやきましたよ(笑)もちろん、「印象的だから・・・」ってのもわかりますが、そう言うのを、差し引いても、絶対に多いですよ。

ken氏  そして、最後にデジタル派の方の拠り所になっているのが「大数の法則」です。よね。私はもちろん肯定する者(笑)なのですが、ただ一つ、疑問に思うのは、それは証明されてはいないこと(違っていたらすいません)だと言うことです。あくまで仮定の理論だと。数学でいう「公理」(証明はできないけど、そういうことにしようと決めたこと。もしくは、そういう事にしないとつじつまが合わなくなってくること。例えば「直線」とかがそうですよね。…太さは無限にゼロ、長さも無限に長い…現実には有り得ない)と同じような感じで私は受け取っているのですが…もし、そうだとしたら広い意味では…アナログ…(笑)

クロクマ  ああ、「大数の法則」を肯定するくまにも言わせて下さい。無限な時間の元なら、パチンコに「大数の法則」をあてはめても良いと思うんですが、新装で3ヶ月ごとに入れ替わる台とか、人間にも寿命があるし(笑)なんか、単位が違うというか、物差しが合ってないような気がするんですよ。そう、三角定規で、細胞の大きさを計ってるような・・・(爆)うん、やっぱり、パチンコにはアナログがよく似合う(笑)

ken氏  ははは・・・くろくまさん忙しいなか時間を割いていただいてありがとうございました。日ごろ溜まっていたものを吐き出せたように思います。何よりも同じように考えている方が私以外にもいらっしゃったということに勇気百倍でした(笑)。もちろんパチンコを打つにあたっては今のデジタル理論を拠り所にする所存です(核爆)

クロクマ  ぎゃははは・・・もちろん、くまもですよ!「大数の法則」あってのパチンコですから・・・(鬼爆)こちらこそ、本当にありがとうございましたm(__)m  とても楽しかったです。この続き、絶対絶対やりましょうね。