犬用車椅子の価格についてのお話しです。



高価といわれる犬用車椅子(歩行器)の製作価格について、少しお話しをしてみたいと思います。

一般的にメーカー製の犬用車椅子は、小型犬で5〜8万円位、大型犬で18〜20万円くらいします。

裕福な家庭でしたら、何の苦もなく買えるでしょうが 一般家庭では、予算上でかなり厳しい金額です。

さて、この価格、決して妥当な価格とは思いません。

なぜ高価なのか?。

まず、インターネットショップや動物病院で買える、犬用車椅子はアメリカ製をはじめとして輸入品が多く、輸入段階で複数の業者が

利益を転嫁するため、高価になってしまう事情があります。

・海外のメーカーの利益=輸入代理店の利益=関税=国内代理店の利益=時には獣医師のマージン・

ということで 利益を積み重ねるために、価格が高くなってしまうのです。

海外では犬用車椅子は、大型犬用で概ね¥4万円(円換算)くらいでしょう。(当本舗と変わらない価格です)

では、国産製はどうなの?。残念ながら価格は高いです。

これは、会社組織で従業員にオーダーメイドで製作しているので それ相応の利益は出さないといけないのである程度仕方ないと思いますが

ペット産業界では、”ペットグッズは、高く売っても売れるんだ”という定説が当たり前のように通用している現実があります。

このような定説を常識としてします風潮に疑問を禁じえません。

健康で元気な犬ならまだしも、病を患い障害を負った愛犬に 高額な品物を提供することはいかがなものか?。

本舗の代表であり、製作者です、筆者がこの仕事を始めるきっかけになったのが、テレビのドキュメント番組で「動物病院の密着」する番組でした。

その番組の中で、原因不明の病で寝たきりになった柴犬を介護する飼い主さんが取り上げられていました。

その際に、大変高価な価格(30万円)な犬用車いすを買ってあげたのですが 結局乗ることすらできなかったのです。

その番組を見てて 乗れなかったことの残念な気持ちや、何故こんな大袈裟な装備の物が必要なのか?高価なのか?痛切な感じと疑問を覚えた記憶があります。

こんな高価な価格ではダメだ。との思いから 当本舗では、出来る限りですが低価格での製作をしております。

勿論、経常赤字になってしまっては、困りますので 低価格で作れるように いろいろな工夫をしています。

市販品で安価に使える物を使用したり、材料は卸問屋で大量に仕入れたり、部品を自作して組み立てるなどの工夫を凝らしています。

犬用車いすをご検討または、買いたいとお考えの飼い主様へ。

十分な応援になるか?わかりませんが少しでも、お役に立てますように応援させていただきます。



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