Biographies of Topwater Superstars


現役、引退を含め、愛用のルアーをご紹介。

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--- Active ---
Chugger Spook
 多彩で多才なルアー。基本は首振り。活性が高そうなときは、ガポン一発+長めのポーズ。低そうなときは、首振り主体。ポップ音と水飛沫は控えめに、短距離でなるべくたくさん首を振らせるのがコツ。ロングロッドを使ってラインスラックをたっぷり取り、意のままに演技させます。こんなに釣れます。
Original Zara Spook
 魅力満載の天才。広い範囲を探る時にはもちろん、焦らして釣るときにも有効です。どちらかと言えば、障害物の「奥」よりも「際」が得意なルアー。だんだんとヒットスポットに近づけて行き、ここぞという間で「ポーズ」で「ドカン」。ぶち込み釣りの場合には、210やセカンドザラを多用します。
210
 腱鞘炎を多発させる、戦慄のテーブルターンルアー。とにかく奥の奥に投げ込み、徹底的に首を振らせます。CDFが大のお気に入り。魚の出方が半端ではなく、使って気持ちの良いルアーです。
Zara Spook (Second Zara, Saltwater Zara)
 浮き角度が何種類もありますが、中でも浅く浮くタイプを多用しています。自重がたっぷりとあり、すり抜けもよいので、障害物の奥に投げ込むには最適です。ダブルフック(上:CRT)にすると更に効果的。低活性時にはダイビングアクションを組み合わせます。これまた意外な一尾を連れてきてくれます。
Zara II
 あまりポーズを入れないで、連続的に動かして使っています。これも浮き角度にばらつきがありますが、初期型の浮き角度が浅いタイプが秀逸です。
Muskie Jitterbug
 使っていて満足度の高いルアーです。フックは下向きに交換しています。キャスト後、ポーズを長めに取ることと、なるべくその場から動かさずにモゾモゾさせて使っています。もちろん、ナイトゲームでのスローなカポカポも効果的。
Big Tiger
 大袈裟なラッキー13というイメージで使っています。真正面にお辞儀させた後、尻尾を真上にして浮き上がらせたり、水面に波動を残すようにヨタヨタさせたり、はたまたポップ音を主体に使ったり。すこぶる演技達者なルアーです。
Bass Oreno
 大好きなルアーです。ラッキー13よりも浮き上がり時のボディーのヒネリ(前後方向を軸とした揺れ)が得意です。願わくば、蛍光系や背と腹のコントラストの強いカラーがもっと簡単に入手できれば良いのですが。今はレッドヘッドとフロッグスポットを中心に使っています。
Crazy Crawler
 よく釣れるのはわかっているのですが、そんなには多用しません。手首の調子が悪いときや、魚の付き場所に見当が付かないときなどには頼りにしています。
Lucky 13
 ライブリーとして使っています。ワンアクション後の「ボディーのヒネリ」が肝だと考えています。イメージは、カジキ釣りに使われるトローリングヘッドの動き。水を掴んだ瞬間に引き続く、脱力した浮上が、魚を魅了すると信じています。
Magnum Torpedo
 鏡のような水面がすこしザワザワして来たときに、首振り主体で使います。また、ルアー本体が動くと魚が逃げてしまうようなときに、ペラの回転だけで誘うときもあります。ただ、回収時にラインが撚れるのが嫌いなので、朝一番から使うようなことは滅多にありません。
Flaptail Spook
 実は両方ともリバーラントの改造版です。本物はフラップが大きすぎて浮力が乏しく、あまり魅力がありません。これくらいのブレードにすると、アクションが活き活きとします。NBLは歯形びっしりです。
Wounded Spook
 苦手です。そこそこ大きいのも釣ったことはありますが、おそらくはこいつらではなくても釣れた場面でした。首も振ってくれるし、良い音も出してくれるのですが、何か物足りなさが残ります。
Gilmour Jumper Spinner
 ウーンデットスプークよりも、むしろこちらをよく使います。というよりも、唯一自信を持って使えるダブルスイッシャーかも知れません。チープな塗装に秘められた、潜在能力には驚かされます。障害物から離れた場所で、突然出ることも多いので要注意です。


--- Retired ---
Boy Howdy
 今では一番下のダブルスイッシャーしか売っていませんが、古くは上二つのような直立ペンシル仕様がありました。その昔、まだ縦浮きのペンシルベイト自体が少なかった時代。琵琶湖の晩夏から晩秋にかけての時季にはこれほど良く釣れるルアーはありませんでした。7キャスト7ヒット7キャッチというのも経験しました。飛距離、フッキングの良さ、手返しの早さ、どれを取っても浜からの釣りには最適でした。
Tom Cat
 神奈川のフジ釣具店のオリジナルで、ラインタイアイがかなり上に付いているのが特徴です。琵琶湖や紀伊半島のダム湖で大活躍しました。キャスト後しばらくポーズさせ、一発目に大きく左か右かに首を振らせながらダイビング。こんな釣り方でポットベリーがよく食いついてくれました。今見ても素晴らしいルアーだと思います。
Bush Pecker
 ハトリーズシリーズでは、これとハンサムボーイにお世話になりました。移動距離が少なく、ダム湖では重宝しました。クローム系のカラーがラインアップされていなかったので自分でアルミ貼り仕様を拵え、連続ヒットさせたことも良い思い出です。
Big Lush
 バルサのほうは、何個も何個も岩盤に砕かれました。動きはパーフェクト。惚れ惚れするようなスキーイングを見せてくれます。ただ、ウーンデットスプークもそうですが、ボディーの側面にフックを取り付けたデザインというのはどうも好きになれませんでした。バルサに透明の塗装を施したイエローバックのものに、普通の位置にフックを取り付けたタイプがあり、ずっと愛用していましたが、これも岩盤の餌食となりました。ウッドの方も野池などでよく使いました。サイン入りのは、1988年秋の日付。大阪のFSSにて。
Spinnertail Bang-O and Pop R
 琵琶湖で、朝一の時合いが過ぎた後で小バス釣りに使っていました。スピナーテイルバンゴー(=バンゴースピナー)は、初期型はヒートンではなくワイヤー仕様でした。スピナーの部分に小さなボスがはめ込まれており、それはそれはよく回りました。写真の緑ホイルカラー(サバカラー)は、波間に浮かべておくだけでもスピナーが回って魚が飛び出してくれました。ポップRはお決まり。ゼルローランドがトーナメントを席巻して店頭から一気に消えましたが、その頃のものです。
Others
 トップ用ルアーには、ヘドンのフォトフィニッシュシリーズを除き、あまりリアル系のものはありませんでした。80年代後半頃より、国産で出来映えの良いルアーがたくさん売り出され、私も琵琶湖での釣りに多用していました。まずは、レッドペッパー。スズキ、メッキ、シイラにも効果抜群です。クレイジーペンシルは、レッドペッパーよりも飛距離の点で分がありました。ティファのスプラッシュペンシルやペンシルバップは、延々と続くウィード地帯でよく釣りました。これらは今ではほとんど出番がありませんが、思い出の詰まったルアー達です。