Precision Bass
フェンダーのプレシジョンベースは1951 年に登場して以来、世界中で愛されてきました。今回は1968年製PBをもとに解説します。

スペック変遷及びシリアル(あくまで目安です)
年代 シリアルナンバー ロゴ ネック ボディー ピックガード ブリッジ その他
1957 12000〜26000 スパゲティーロゴ
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メイプル1ピース アルダー アノダイズド スパイラル  
1958 22000〜37000  
1959 30000〜49000

メイプル/ローズ(ハカランダ)

(スラブ貼り)

 
1960 40000〜59000  
1961 55000〜73000

鼈甲4P

 
1962 70000〜97000  
1963前期 89000〜99999

メイプル/ローズ

(ラウンド貼り)

 
1963後期 L00001〜L30000  
1964 L15000〜L70000  
1965前期 L50000〜L99999  
1965後期 100000〜130000

トランジション


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1966 110000〜200000  
1967 180000〜220000  
1968 200000〜290000

メイプル1ピース

or

メイプル/ローズ

(ラウンド貼り)

or

貼りメイプル(Option)

   
1969 230000〜290000

ブラックCBS

(Precision大)
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1970 280000〜300000 Aネック登場(Option)
1971 290000〜350000  
1972 330000〜400000  
1973 370000〜550000  
1974 510000〜610000  
1975 600000〜710000 アッシュ    
1976 650000〜750000

ブラックCBS

(Precision小)
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1976-1977 76?????    
1979-1980 800000〜870000    
1976 S600000代    
1977 S700000代    
1978 S800000代    
1979 S900000代    
1980 E000000代   Precision Special発表
1981 800000〜900000    
1981 E100000代 アルダー    
1982 E200000代   アッシュ   Vintageシリーズ
1983 E300000代   アルダー   エリートシリーズ発表
1984 E400000代      
1985 E500000代      
1986 E600000代      
1987 E700000代      
1988 E800000代      
1989 E900000代      
※画像提供 プラグイン

発表当時のスペックは現在のスプリットピックアップではなく横一列のシングルコイルでヘッドのデザインもテレキャスターのものをリファインしたもので、1957年に現在の形になりました。

ポジションマーカーはシェル(貝柄セルロイド)です。
ブリッジ
1966年製のスパイラルブリッジです。サドルには溝が切られていて、弦の横方向のずれを防ぎます。また、細かく切られているので、弦間を微調整することも可能でした。 1957年から現在の形状と同じスタイルになり、ブリッジも各弦に1個ずつのサドル(駒)が付いたタイプに変更されました。当初はスパイラルブリッジと呼ばれるタイプでサドルにネジのようなスリットが沢山入ったタイプでしたが、後に1本だけスリットが入ったタイプに変更されました。
写真は1弦のみスクリューが長いタイプで1969年〜1973年頃のものです。

ジョイント廻り
1966年製の"F"刻印入りのジョイントプレートです。シリアル171356で1966年製と推測されます。
ネックプレートは1965年以降1976年まで作成された真ん中の大きく「F」の刻印があるものです。
シリアルナンバーは"258574"で1969年初期のものであることが推測されます。
また、写真では見えにくいですが、プレートの右側にボディーを削るための治具を留めた釘の痕があります。NCルーターが導入された70年代半ば以降のFenderにはこの痕はありません。
カッタウェイ右側のジョイント部分に瘤があることもFenderの特徴です。

ピックアップ

1966年製もやはりスプリットタイプのピックアップです。1957年以降変わることのない仕様です。

ピックアップはスプリットタイプで現在も同じデザインのものが使用されています。
また、ピックガードはセルロイド製の鼈甲殻で、13本のネジで留められています。また、サムレスト(指置き)は1弦側に装着されていました。これは昔の親指で弾くスタイルに合わせたもので、現在主流の2フィンガーが流行りだした1974年頃には4弦側に移動されています。

ボディールーティングの種類  
 
1969年製のボディー

ピックアップとコントローラーのザクリは穴で結ばれている。
材質=アルダー

1976年製のボディー

ピックアップとコントローラーのザクリは溝で結ばれている。
材質=アッシュ


ネックグリップの種類   <資料画像提供:かっちんさん>
Aネック(JB)
Bネック(PB) 
Cネック(PB) 
真ん中はかっちんさんのBネック1968年製のネックです。右のCネックPBと比較すると約10%細くなっています。左のAネックはJBのモノです。

ヘッドストック廻り
スパゲティーロゴ トラディショナルロゴ CBSロゴ
JazzBassでは採用されなかったスパゲティーロゴ。通称スパロゴと呼ばれています。 "Precision Bass"のロゴは小さめ。 黒縁に銀色のロゴです。 ヘッドには大きな"PRECISION BASS"のロゴがあり1968年から1976年頃までこのロゴが使用されました。後に小さな文字に変更されました。
ペグ
順巻きのマシーンヘッドには"Fender"の刻印が有りますが登録商標"R"マークはありません。1970年代初頭に登録商標"R"マークが付いたそうです。右が1976年製に付いているもので左が1969年製に付いているもの。 1966年製PBのペグ。1962年製のものとも違い、ヘッドにあたる面の出っ張りは修正されています。"Fender"ロゴは無し。

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