Epifani T410UL
Epifani T410UL

Epifani社のウルトラライトシリーズT410ULです。

ネオジウムマグネットを使用した軽量10"ユニットを合計4発搭載し、許容入力1000Wを誇るモンスターキャビネット。他メーカーの10"×4となると40kg前後となる重量がULシリーズは僅か25.8kgという軽さで、ひとりで楽々と運搬することが出来る。

1000W/ 4Ohms, 10" ×4
585W x 455D x 670H mm 25.8kg


インプレッション

2011.2.4
EDEN WT-400にEBS NEO-210という組み合わせで永らく使用してきた。特に支障はなかったのだが、ライブ活動再開に際して背の低さだけが唯一気になるようになった。
キャビネットの選択基準は音はもちろんのことながら許容入力・重量・見た目・価格と非常に敷居が高かったわけだが、今回は全ての条件を満たすモノがタイミング良く見つかったので入れ替えとなった。

2011.2.6
休日を利用して少し大きな音を出してみた。まずはツイーターを絞った状態で音出ししてみたが、これはこれで使えそうな音だと感じた。続いて音量を少しずつ上げていくと固さばかりが目立ちくすんだ音色へと変化。これはいかんとツイーターを少しずつ足すことで、張りのあるSpectorらしい音色が戻ってきた。やはり不要なユニットなんか付いているはずもなく、クロスオーバー周波数なんかも適切に設計されていることが覗えた。伊達に高級キャビネットと呼ばれているだけではないようで、実力も垣間見ることが出来た。次回、本町で練習することがあれば持ち込んでみようと思っている。

2011.8.27
名古屋Allan poohsanでのライブで使用してみた。Ultra Liteシリーズは低音が出ないと評されているようだが、R09で録音された音源を聴く限りではまったく問題なくブーミーと感じるくらいかなりの低音まで再生されていた。DB359との相性も悪くないようでドライブ感と共にハーモニクスも充分に再現されていて、今までのプリクレのサウンドがワンランク上がったように思えた。ステージ上での音量と客席での音量もバランス良く、心地良く演奏できた。素晴らしい!