生地説明
綿生地も織り方により名前が変わってきます、簡単ですがご説明を書きます
《オックスフォード》
横糸(色糸)2本を引きそろえ、これに1本の縦糸(白糸)を打ち込んだ平織一種「斜子織」の生地です。一般的なものは横40番手、縦12番手。目は粗いが柔かなタッチで、通気性に優れています。
* ボタンダウンの代表生地で19世終わり、スコットランドの紡績会社が4つの大学の名(オックスフォード・ケンブリッジ・エール・ハーバード)のシャツ生地を売り出したのがその由来です)
《デニム》
縦糸に20番手双糸、横糸に細めの未晒し(みざらし)糸を使って綾織にした綿織物。
標準的なブルー・デニムは裏白デニムといわれ、縦糸に紺糸を用い、横糸に未晒糸を使って織られ、縦糸が表面に多く浮いているので紺に見えます。デニムという名前はフランス語のサージ・ド・ニーム(serge de nimes / ニームで織られるサージの意)の訛ったもの。
《ツィル》
織物組織の三原組織のひとつで、綾織(斜文織)をいいます。綿・毛・絹などの綾織物で、斜めの畝があらわれて見える織物の総称。
《ドビー》
ドビー装置と呼ばれるものを使って織った生地のことです。この装置を使うと、規則正しい地模様を浮き上がらせることができます。
小さな幾何学模様が織り込まれたものや、ストライプ状にたてに模様が並んだもの(ドビー・ストライプ)などがあります。
生地そのものに立体感や風合いが生まれるので、地模様のない平織りの生地にはない味わいがあります。
ドビー織という名称は織り方の種類を指すものなので、同じようにドビー織といっても、生地によって厚みや風合いはさまざまです。
《ジャカード》
ジャカール(Jackard)さんというフランス人が発明した織機を使って織った生地で、複雑な地模様が浮き上がっているのが特徴です。
上のドビー織は比較的単純で小さな柄なのに対し、ジャカード織はもっと複雑で大きな模様を織り出すことができます。
生地の表面に柄が浮き出たように織り出されているので、豪華な雰囲気がするものが多いです。
織り方の種類を表すものなので、同じようにジャカード織といっても、生地によって厚みや風合いは異なります。
