PHSの紹介ページ

 =08年6月22日更新〜一部表記を変更。

 

 

 私はPHSユーザです。PHSというのはPersonall Handyphone Systemの略だそうですが、まあ携帯電話みたいなものです。

 見た感じ、携帯電話と変わらないのですが、PHSは電話番号が070で始まるので、区別できます(携帯は090か080)。

 現状では、PHSのキャリア(=電話会社)は事実上ひとつ(ウィルコムという会社)しかなく、私もその会社と契約しています。

 PHSの最大の売りは、「070どうしの通話が完全無料になるプランがある」こと。私もそのプランで契約しているので、理論的には、国民全員がPHSを持っていれば、「いつ誰に電話をかけても通話料が一切かからない」ことになります。つまり、世の中にPHSユーザが増えれば増えるほど、私が無料で通話できる相手が多くなるのです。

 というわけで、このサイトをご覧の皆さんにもPHSの魅力を知っていただき、PHSの輪を広げられたら、と目論んでいるのであります。

 

 技術的/専門的なことはともかく、我々一般ユーザにとって気になる点について、PHSと携帯電話の違いを挙げてみます。

 まず、PHSが優れていると思われる点ですが、大きく3つあります。(1)ランニングコストが安いこと、(2)通話の音質がよいこと、及び(3)電磁波の影響が少ないことです。

 (1)ランニングコストが安いこと
 私のプランだと、月々の基本料が2,900円です。これで上記のように、070どうしの通話は完全無料。朝でも夜でもいつかけても無料です(使い方によっては、PHSが盗聴器とされてしまう可能性があるため、連続で通話する場合は2時間45分でいったん切らなければ課金されるシステムになっているのですが)。ちなみに、家族で契約する場合の2人目以降の場合や、契約者が60歳以上の場合は、2,200円になります(ウチの場合は、妻と2人で入っているので、2,900円+2,200円=5,100円が月の基本料)。これは安い! このプランはメールも完全無料。受けるのも送るのも、相手がパソコンでも携帯でも、ファイルを添付しても、長文でも、とにかく無料。つまり、<基本料だけで、通話=070相手限定ながら「かけ放題」、メール=無限定で文字どおり「し放題」>、ということになるわけです。なお、このプランの場合、070以外への発信にはもちろんお金がかかるわけですが、それも携帯電話よりかなり安いようです(30秒で10〜13円程度)。

 (2)通話の音質がよいこと
 たまに携帯電話からの電話を受けたりすると、相手の話がぷちぷち途切れて聞き取りにくい感じがするものです。これに対して、PHSは非常にクリア。圧縮方式が異なるということで(そもそもはそこが技術的な売りらしい)、本当にキレイに聞こえます。固定電話と比べても圧倒的によく、FMラジオと同等以上。鼻息までハッキリ聞こえる(笑)ので、一度実感してもらいたいところです。

 (3)電磁波の影響が少ないこと
 タバコよりも害があるという論者もいる電磁波ですが、その電磁波をあまり出さないというのもPHSならではの長所。公共の交通機関では、「心臓ペースメーカに悪影響を与えるおそれがあるので…」とアナウンスされたりしますが、PHSならその心配も少ないというわけです(だからといって、遠慮なく使用していいというわけではないことはいうまでもないが)。その証拠に、病院で医者や看護師が緊急連絡用に使用しているのはPHSであり、入院中も、携帯は使用不可/PHSなら可、という病院が多いようです。人体頭部に吸収される電波の吸収率(カタログには「SAR値」として載っている)でいうと、例えば私の端末は0.021W/kg。携帯電話の中には、この数値が1.000を超えるものもあるようなので、数十倍の違いがあるようです。

 

 次に、PHSが携帯電話に劣る点ですが、主として以下の3つです。

 (1)利用可能エリア
 「冬山で遭難したが、ケータイを持っていたので連絡が取れ、命拾いした」というようなニュースを聞くことがありますが、こういう場合のケータイは携帯電話。PHSの電波が届くエリアは、残念ながら限られています。もっとも、人口カバー率では99%を超えているので、「人が住んでいる場所」で不自由を感じることは少ないと思われますが。ある程度以上の都市に住んでいて、普段の生活圏も都市、という場合はPHSで問題ないと思いますが、週末ドライブに出掛けたりした場合、移動中は「圏外」となることが多いと思います(目的地が都市であれば、着いてからはもちろん通じる)。政令指定都市を生活圏としているような人なら問題はないですが、そうでない場合、買ったはいいが繋がらない、という悲劇もあり得ます(そのため、ウィルコムのサイトには、エリア確認のためのツールが用意されています)。

 (2)端末の魅力
 携帯各社は、半年に1度、「秋冬モデル登場」などと銘打って新機種を発表しており、そのたびにスペックの向上/機能の充実が図られているようです。これに対し、PHSはせいぜい年に1度、新モデルが投入される程度(新カラーの追加程度のこともある)。このことは、A)機種の選択肢が少ない、B)通話以外の機能(カメラの画素数/再生できる音楽ファイルの種類など)が貧弱、というPHSの弱点につながっています。
 A)については、キャリアが事実上1社だけということもあって、決定的に弱いです。さてケータイを選ぼうか、となった場合、PHSだとせいぜい数種類しかないのですが、携帯電話だと、ざっと30種類ぐらいはありそうです。
 B)について、たとえばカメラ。私が先日機種変更したもので約130万画素。これはPHSの中ではほぼ最高峰なのですが、携帯電話だと300万画素などは当たり前。500万画素を超えるようなものもさほど珍しくないといった状況です。一般に、同じ端末を2年使う、などというのはかなり少数派のようで、塾の子を見ていても、しょっちゅう真新しいケータイに機種変更しています。PHSでは、こういうことは不可能なので、流行に乗り遅れたくないとか、常に最新の技術を手にしていたいとかいうニーズには応えられないのです。この点、PHS=大人のツール、といえなくもないですが、悪くいえば「オジン/オバンのツール」なのかもしれません。

 (3)加入者数
 携帯電話の3大キャリア(DoCoMo、au、ソフトバンク)とわがウィルコムの加入者数は、全く桁違い。シェアをざっくりいうと、DoCoMoが50%強、auが30%弱、ソフトバンクが15%強で、合わせるとほぼ95%を占め、ウィルコムは(当然ながら)5%弱となっています(07年9月の数字)。こういう事業はやはり大きい方が何かと有利。例の070相手なら通話無料というメリットも、周りに070がいてナンボなわけで、現状ではお寒い状況です(逆に少数派だからこそ、熱狂的なファンが多いというのも事実なのですが)。

 以上から、「都市圏を生活圏としており、かつ、ケータイを電話として使うことが多い」人には、PHSはお勧めできます。逆に、「田舎に住んでいる、又は、ケータイに電話以外の機能も期待する」という人は、PHSよりも携帯電話の方がよさそうだということになります。

 

 というわけで、PHSは、確かに人/場合を選びます。しかし、うまくはまれば、安くて、便利/快適に利用できるツールとなり得るのです。

 皆様も一度検討してみてはいかがでしょうか? もっと詳しく知りたい、という方がいらっしゃったら、ご連絡下さい。ま、ネット上にはきちんとした比較がなされているサイトが多数あり、そちらをご覧になった方が詳細/正確かつ分かりやすいと思われますが…。

 

*以上、悪意のあるウソはありませんが、必ずしも客観的なものとはいえません。その辺はご了承下さいね。