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さらに、地方の貧しいエリアにおいても、お花やオブジェなど、美をあらわすものを飾るスペースが確保されています。茅葺きの屋根は、一つの大きな居間を覆っています。その一方には、土間の高さに玄関と台所があり、もう一方には、畳による居間が土間より高くに備えられており、中央の屋根の梁(はり)を中心に横滑りの扉によって4つの部屋に分けられています。これらの扉は、木の枠に両側から紙が貼り付けられて出来ています。これによって視覚的にプライバシーが確保されるのです。しかし扉と天井の間には広い空間ができることになり、鍵もありません。風呂と納屋は、別の棟となります。 |
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私たちの家(住居)は100年の古さですが、この地で最初に建てられたものではなく、梁も、その前に一度使われていたものが組み込まれています。私たちがこの家を引きとった時は、まだ納屋と手動ポンプのついた井戸、それに土間の台所と玄関、薪で下から温める仕組みの鉄製の浴槽がありましたが、私たちはこれを改造して現代的な施設に置き換え、2階のスペースの半分を寝室に利用するため階段も設けましたが、残り半分のスペースは週末に訪れるその友人のための部屋を作るため、居間のスペースを増設しました。さらに私たちは、コンサートをするスペースとして、もう1棟の建物を加えました。それは禅のお寺を移築したもので、「かやぶき音楽堂」です。聴衆350人の収容が可能です。田植えの季節には、手伝いをしてくれる友人たちがたくさん集まり宿泊をするのですが、この建物のおかげで、10人や20人、あるいはもっと大勢の人々が手軽に泊まって食事をすることができます。私たちは、時々、何週間もここを離れることがあるので、その間でしたら理解のある方々に建物全体をレンタルすることも考えております。ここでは、暑さの厳しい日本の夏を涼しく過ごすことができます。茅葺き家屋にしばらくの間過ごしてみたいと思われる方は、下記の私書箱まで御連絡ください。(1週間、またはそれ以上の場合。ゼミナールなどにも適していると思いますよ。) 603-8691 京都市北郵便局私書箱24号 かやぶき音楽堂係 かやぶき音楽堂アクセスマップ>>> |