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 運動会が終わりました。2年連続の雨でしたが、子どもたちはとても元気に運動会に出場しました。大人は「雨」と聞くと、残念・・・と思ってしまいますが、子どもたちはさほど気にしていません。と言うより、大人の反応で善し悪しを決めているように思えます。
 だからこそ、大人は子どもたちの経験をよりよいものにするため、子どもへの言葉かけに注意が必要だと思っています。「雨だから残念だね」という言葉かけと、「雨でも頑張ろうね」では、後者の方が子どもにとって良い響きとして伝わるでしょう。雨だけではなく、どんな状況においても、大人が肯定的に物事を説明してやれば、子どもも肯定的に受け取るのだと信じています。
 また、今年も、年長児ひまわり組の子どもたちは竹馬・跳び箱・逆上がりどれも、一生懸命頑張りました。毎年のことですが、みんなが出来るということは決して簡単なことではありません。子どもたちは当たり前のようにこなしますが、どの子どもたちも、それぞれ努力して現在に至っているのです。
 その「努力」は、子どもたちにとって大きな財産です。「努力」は子ども一人ではなかなかできません。周りの大人が子どもを支え、励まし続けてできるものです。そのため、保育者はもちろん、保護者の方も一生懸命子どもを応援してくださいました。その応援に応えて、子どもたちは努力して課題を乗り越えることができました。運動会で見せた子どもたちの誇らしげな顔がすべてを語ってくれています。子どもも一人前の人間です。自分で努力し、報われた時の感動は大人と同じように持っています。保育園では、その感動をたくさん経験し、『自分って、すごい』って思える自己肯定感を育てていきたいと思っています。

   

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