29番 泉生山(せんしょうざん) 酒見寺(さがみじ)

【参拝日】2006528
【場所】〒675-2312 兵庫県加西市北条町北条1319
【交通】JR加古川線で「加古川」駅から乗車し、「粟生(あお)」駅下車、北条鉄道に乗り換えて、最終駅「北条町」駅下車。
    駅前の道路を北西へ進み、4つ目の信号のある「笠屋」交差点を右折し、次のT字路を左折すると直ぐ目的地。
【車】中国自動車道「加西」インターを降り、左折して2つ目の信号のある「玉野」交差点を右折して、直進し、4つ目の信号のある交差点
   で大型車通行禁止の道路(普通車は通行可能)を約500m直進すると目的地。山門前は駐車スペースが狭いので、横にある「住吉神社」
   の境内に駐車(無料)するとよい。
【拝観料金】無料
【電話】0790-42-0145
【宿泊】なし。ただし、近くに「いこいの村はりま、電話:0790-44-1750」があり、宿泊、昼食可能
【主な行事】11日〜3日:修正会、58日:花祭法要、818日:施餓鬼会法要、823日:地蔵盆、914日〜15日:引声会式
【宗 派】高野山真言宗
【本 尊】十一面観世音菩薩
【開 基】行基菩薩
【創 建】天平17年(745年)
【御詠歌】 世の旅を 酒見(さがみ)の寺に かへりみて 頼むは 遠き 行(ゆ)くてなりけり
【解 説】 道路に面した仁王門(写真1)をくぐると、整備された参道の正面に金堂(本堂、写真2)が見える。参道の両側に、弘法大師御入定千百五十年を記念して建てられた青銅製の飾り燈籠(21対ある)が整然と並んでいる。
 仁王門は、寛永19年(1642年)に再建されたもので、江戸時代後期の建築技法(楼閣造り)を伝える建物として貴重なものである。金堂(本堂)は、二層屋根の建物で、内部に本尊の十一面観音、脇仏持国天、多聞天が祀られている。参道の左側に多宝塔、地蔵堂(写真3)がある。多宝塔(重要文化財)は、上の屋根が桧皮葺きで、下の屋根が本瓦葺きと違っており、非常に珍しく、寛文2年(1662年)に再建された物であり、内部には四天柱や来迎壁には両界諸仏が描かれ、全面に装飾文様が極彩色で描かれている。
 地蔵堂は、子育て地蔵、水子地蔵とも呼ばれ、本尊の地蔵菩薩を祀り、毎月24日が地蔵様の縁日になっている。また境内には、引聲堂(写真4)があり、阿弥陀堂、安産堂とも呼ばれ、播州酒見念仏の道場として知られ、本尊に阿弥陀如来、脇士に観世音菩薩、勢至菩薩を配し、毎年910日夜に本尊の開帳が行われ、1週間引聲会式が行われる。また、毎月15日が阿弥陀様の縁日になっている。
 金堂の右側に、いかにも新しい鐘楼が建っている。また、本堂裏側には、御影堂がある。境内中央には、菖蒲園がある。この境内の北側の小学校の北側に五百羅漢があり、ここも一見の価値がある。

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(1)仁王門

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(2)金堂(本堂)

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(3)多宝塔、地蔵堂

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(4)引聲堂