22番 摩耶山(まやさん) 天上寺(てんじょうじ)

【参拝日】2006218日 【場所】〒657-0104 兵庫県神戸市灘区摩耶山町2-2
【交通】JR、阪急、阪神の「三宮」駅から、市バス18系統(1時間に1本程度しかないので、要注意)に乗って、「摩耶ケーブル下」駅で下車し、
まやケーブル「虹の駅」で、まやロープウエーに乗り継ぎ、「星の駅」で下車する。バス路線に沿って約10分歩くと目的地。
【車】表六甲ドライブウエー、または裏六甲ドライブウエーを登り、六甲山牧場を目標に走り、牧場の中の道路をさらに約10分走ると目的地。
【拝観料金】無料
【拝観時間】AM8:00PM5:00
【電話】078-861-2684
【宿泊】隣に国民宿舎神戸摩耶ロッジ(TEL:078-861-0131)がある。(予約が必要)
【主な行事】11日〜3日:初詣、117日:初観音会、58日:正仏母会、515日:仏母忌、88日〜9日:四万六千日大祭(柴燈大護摩供併修)、821日:夏弘法、1231日:除夜心経会
【宗 派】高野山真言宗
【本 尊】十一面観世音菩薩、仏母摩耶婦人尊
【開 基】道法仙人
【創 建】大化2年(646年)
【御詠歌】 ちぬの海 わたるもも船 あけくれに あふぐや摩耶の 法(のり)の燈火(ともしび)
【解 説】 阪急「三宮」駅で下車し、18系統のバス停に行ったが、バスが出た後で、1時間後しかバスが無いことが分かり、タクシーで「摩耶ケーブル下」まで行った(タクシー代金:1800)。神戸空港開港記念とかで、「まやケーブル」代金が普段の半額(往復500)になっていて何だか得をした気分になった。「まやケーブル」に乗って、約5分で「虹の駅」に着き、ここで「まやロープウエー」に乗り替え、約5分で「星の駅」に到着した。
 天上寺の案内板の指示に従って、バス路線を約10分程歩くと、白塗りの塀が見えてくる。ここが天上寺の入り口で、石段を登って行くと左手に「天竺堂」がある。説明用立て札に『当寺は昭和511月、不慮の大火で多くの堂塔を全焼してしまいました。この天竺堂は諸堂の復興に先駆けて昭和54年に建てられインドから贈られた貴重な大理石で造られた仏母摩耶婦人像を奉安しています。尊像の作者は著名なインドの彫刻家のラム・ラタン・ジャイミニ師です。さて、この仏母像の奉納は関西にお住まいのインドの方々の慈悲に由来しています。すなわち、インドの方々は母国インドにゆかりの深い当寺の焼失を悲しみ、その早期復興の一助となるべく、摩耶婦人像の奉納を発願されたのです。そして浄財の勧進に当たりつつ、インド総領事ならびにインド大使を通じてインド政府にも働きかけ、インドからの寄贈が実現したのです。このように、この仏母像の奉納は日本人の長年にわたる友好と親切に感謝の誠を尽くしたいというインドの方々の真心が込められています。しかも、この尊像には将来にわたる日印の国際友好親善と文化交流、さらには慈悲に基づく世界平和の実現の願いが集約されたシンボルとしての意味をもっています。ご覧のごとく、当仏母像は幼いお釈迦さまを胸にいだく聖母像で、釈迦族の王妃としての高貴な気品をたたえ、生母としての慈悲に満ちた等身大のすぐれた立像です。母なるものの永遠の象徴とするにふさわしい尊容を見事に示現しています。まこと、日印の友好親善と世界平和実現の象徴としても最もふさわしい尊像であります。南無仏母摩耶夫人尊(ナムブツモマヤブニンソン)』と書かれている。
 石段を登って行くと右手に「軍艦摩耶の碑」がある。その下に『軍艦摩耶は帝国海軍第二艦隊第四戦隊の一艦として、大東亜戦争中は、南方部隊、北部部隊、前進部隊、遊撃部隊に属し幾多の海戦に参加、最後にレイテ湾へ進撃中、潜水艦の雷撃をうけ沈没した。戦死者は艦長大江賢治少将以下470名である。軍艦摩耶と戦死者の慰霊を念願する関係者一同の努力によって記念碑が建立され、軍艦摩耶は南海の底からよみがえり、ふるさとの摩耶山上にその勇姿を現した。生命の限りを祖国に捧げ青春のすべてを軍艦摩耶につくされた戦士たちよ、ここにきて永遠の平和の眠りにつきたまえ。昭和591023日 元摩耶主計長 衆議院議員 永末英一』という説明文と軍艦摩耶の銘板が埋め込まれている。
 さらに石段を登ると「山門」(写真1)に到着する。山門の手前左に「若ガエル様」という石カエルが出迎えてくれる。山門を入ると左手に荘厳な「金堂」(写真2)、右手に「小石仏像群」(写真3)、その手前に「仏足石」、「鐘楼」(写真4)、金堂の左側に天上寺の開基である「法道仙人像」がある。法道仙人は、インドから中国経由で雲に乗って、仏舎利と宝鉢だけを持って日本に渡って来たと云われている伝説的な僧である。金堂は、昭和51(1976)に全焼したため、昭和60(1985)に再建された。この金堂に「十一面観世音菩薩像」(秘仏で33年ごとに開帳)が祀られている。この十一面観世音菩薩は、お釈迦様が42歳の時に造ったと云われており、一尺八分(約6cm)の仏像であり、法道仙人が持って来たと云われている。また金堂には、極彩色で等身大の仏像「仏母摩耶夫人尊像」が祀られており、両方この寺の本尊である。 鐘楼の脇に「弘法大師活眼石」、その奥に歌碑があり、昔からこの寺は俳人に親しまれて来たようだ。

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(1)山門

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(2)金堂

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(3)小石仏像群

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(4)鐘楼