49番  西林山(さいりんじ)   浄土寺(じょうどじ)   三蔵院(さんぞういん)

【場所】〒愛媛県松山市鷹子(たかのこ)町1198
【交通】伊予鉄道久米駅から徒歩で約5分。
【車】48番札所から県道40号線を北へ道なりに約2Km走って、T字路を左折し、約1Kmで右折すると直ぐ。
【タクシー】愛媛近鉄タクシー089-924-6114、ハイヤー協会089-941-7481、個人タクシー協組089-972-2441
【電話】089-975-1730
【宿泊】大鷹園本館089-943-3359
【宗 派】真言宗豊山派
【本 尊】釈迦如来
【開 基】恵明上人
【御詠歌】 十悪の、 わがみをすてず、 そのままに、 じょうどの寺へ、 まいりこそすれ
【拝観日】200927日(土)
【解 説】  仁王門(写真1)をくぐると、唐様式で重要文化財の本堂(写真2)が我々を迎えてくれる。このお寺は、天平年間(729年〜748年)孝謙(こうけん)天皇の勅願寺として恵明(えみょう)上人によって開基され、本尊の釈迦如来は、行基菩薩の作と伝えられている。鎌倉時代には、源頼朝が堂塔の修理を行い、寺域は広く、66の塔頭(たっちゅう)と7つの末寺(まつじ)を擁する大きなお寺であった。応永4年の兵火で焼失以来、衰退し、荒廃していたものを文明13年に領主、河野家によって再興された。
 この寺には、浄土宗の開祖、円光大師、二世聖光上人、三世良忠上人の自作像があるところから、三蔵院の院号になっている。また空也上人が、3年間この地に留まった時に自ら刻んだと云われている木造空也上人立像(重要文化財)がある。

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(1)仁王門

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(2)本堂