46番  医王山(いおうざん)   浄瑠璃寺(じょうるりじ)   養珠院(ようしゅいん)

【場所】〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町327
【交通】伊予鉄道松山市駅から伊予鉄バス久谷行きで40分、浄瑠璃寺前、徒歩2
【車】松山自動車道松山ICから国道33号を久万方面へ2.5km走って左折、県道23号に入って3つ目の信号を右折、県道194号を3.7km
【電話】089-963-0279
【宗 派】真言宗豊山派
【本 尊】薬師如来
【開 基】行基菩薩
【御詠歌】 ごくらくの、 じょうるり世界、 たくらえば、 うくる苦楽は、 むくいならまじ
【拝観日】200927日(土)
【解 説】 浄瑠璃寺の前に立っている看板によると、「浄瑠璃寺 四国八十八か所の四十六番札所である。寺名は、医王山浄瑠璃寺、本尊は薬師如来である。寺伝によると、和銅元(708)年、 僧行基が開山、自ら白檀の木で本尊をつくったという。室町時代末期、荏原城主平岡道倚(ひらおかみちより)が病に苦しみ、この寺の 本尊に祈願し、まもなく全快したため、土地を寄進して堂宇を建立し、深く帰依したと伝えられる。その後、正徳51715)年に山火事 で建物、本尊すべてが焼失したという。江戸時代中期、この村の庄屋井口家から仏門に入り、当時の住職になった堯音(ぎょうおん) (17321820)が寺を再建したと伝えられている。堯音は、久万からの遍路道が、毎年のように出水時に流され、人々が難儀している ことを知り、76歳で托鉢僧となった。各地を回り喜拾を集めた堯音は、岩屋寺あたりから順に橋をかけ、最後に立花橋をかけた。 今も、丹波橋、出口橋など、堯音がかけた八本の橋の名の幾つかが伝えられている。  松山市 松山市教育委員会」と書かれている。
 このお寺はご利益が多い寺として知られており、本堂(写真1)の前の境内には、願いをひとつだけ叶えてくれる「一願弁天」や イブキビャクシン(樹齢約1000年)の大木に延命・豊作を祈願する人も多い。また、本堂脇の仏足石は健脚や交通安全に、仏手石は 智恵や技能の祈願にと、諸願成就の寺としても知られている。 このお寺の横には、瑠璃池(写真2)があり、大賀ハス(古代ハス)が植えられている。花の見ごろは6月中旬〜8月中旬だそうで、 残念ながら時期はずれに訪れたようで、再度花の見ごろの時期に来たいものだ。

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(1)本堂

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(2)瑠璃池