36番   独鈷山(どっこざん)    青龍寺(しょうりゅうじ)   伊舎那院(いしゃないん) 

【場所】〒781-1165 高知県土佐市宇佐町竜163
【交通】(1)JR土讃線高知駅から高知県交通の路線バス「高知駅前」、または、「はりまや橋」から高知県交通「宇佐」行きバスで約55分乗って、
       「宮前スカイライン入り口」バス停下車、36番札所青龍寺まで約3.2Km(徒歩約1時間)歩く。
     (2)35番札所下の高岡バス営業所より、県交通バスの宇佐町行きに乗り、「宮前スカイライン入り口」バス停下車、36番札所まで3.2Km歩く。
       寺門下(バス停竜)まで行くバスはあるが、1時間毎なので、注意が必要。バス停竜から徒歩約1Km
【車】35番札所から、来た山道を約2.6Km下り、最初の交差点を右折して約100mの交差点を左折し、50m程の交差点を左折して国道56号線を
   約2.8Km走って、左手に黒潮亭のある交差点(T字路)を右折し、道なりに3.3Km走り、塚地トンネルをくぐる。塚地トンネルを抜け、約1.1Km
   でT字路に出る。そのT字路を右折し、約1.KmT字路を左折して、宇佐大橋を渡り、約2.0Kmのバス停竜のあるT字路を右折して、
   約1Km36番札所の駐車場。
【タクシー】宇佐観光ハイヤー(088-856-0125
【電話】088-856-3010
【宿泊】旅館・三陽荘(088-856-0001)、国民宿舎・土佐(088-856-2451)、内田荘(088-856-3223)、横波荘(088-856-1200)、
     汐浜荘(088-856-0323)、となみ旅館(088*-855-0115)、酔竜(088-856-3816
【宗 派】真言宗豊山派
【本 尊】波切不動明王
【開 基】弘法大師
【御詠歌】わずかなる、泉に住める青竜は、仏法守護の、ちかいとぞ聞く 
【拝観日】2009104日(日)
【解 説】 長い石段を登ると仁王門(写真1)に着く。仁王門をくぐると、みごとな朱色の三重塔(写真2)がある。また長い石段を登ると正面に本堂(写真4)、右手に大師堂(写真3)、左手に薬師堂(写真5)がある。本堂と薬師堂の間に波切不動明王像がある。
 唐の国の都、長安にある青龍寺は、かつて弘法大師が恵果(けいか)和尚から密教を学ばれた所である。帰国にあたって、弘法大師は、聖地を求めて唐から日本へ密教の法具である独鈷所(とっこしょ)を投げられた。独鈷所は宙高く舞い上がり、紫雲に包まれて東方へ飛翔した。その後、帰朝後に弘法大師が四国を巡錫中、弘仁6年(815年)、当地の山上の老松に独鈷所を発見され、これを嵯峨天皇に奏聞されたのち、山号を独鈷所にちなんで、独鈷山と号し、恵果(けいか)和尚の報恩のため、長安の青龍寺の模してこのお寺を建立したと伝えられている。入唐のとき、不動明王が船を荒波から守ったため、弘法大師自ら波切不動明王像を刻んで本尊とされたと伝えられ、いまでも海上の安全、豊漁等に絶大なご利益があるといわれている。本堂には、鎌倉期の木造愛染明王像(重要文化財)も祀られている。

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(1) 仁王門

(2) 三重塔

(3) 薬師堂

(4) 本堂

(5) 大師堂