28番 法界山(ほうかいざん)  大日寺(だいにちじ)  高照院(こうしょういん)

【場所】〒781-5222 高知県香美郡野市町母代寺476
【交通】(1)JR土讃線土佐山田駅下車、駅を出て左折し、国道195号線を歩き、龍河洞方向に右折し、山道を登っていくと大日寺前バス停留所
       に着く、停留所の所を左折して約0.5Kmで大日寺。
     (2)27番札所(神峯寺)からは、27番札所を約3.5Km下った所の交差点を右折し、約1.1KmT字路を左折して約200mの所にある
       「唐浜東口」のバス停で、県交通の高知行きバスに乗り、「龍河洞通り」で下車、約2Kmで大日寺。
【車】27番札所(神峯寺)の駐車場から約3.3Km下った所の交差点を右折し、約1.1Km走ったところのT字路を右折して、国道55号線を約32Km
   走り、「龍河洞通り」バス停のある東町のT字路の交差点を右折して、約1.6Kmの「大日前」バス停のあるT字路交差点を右折、約0.5Km
   お寺の駐車場。
【タクシー】丸中タクシー0887-38-2316、安田ハイヤー0887-38-6808、中野ハイヤー0887-38-6403
【電話】0887-56-0638
【宿泊】国民宿舎「海風荘」0887-55-4121、志おん荘0887-56-0456、丸栄旅館0887-56-0353、きくすい旅館0887-55-2024、かとり0887-55-3133
【宗 派】真言宗智山派
【本 尊】大日如来(御丈45寸)
【開 基】行基菩薩
【御詠歌】つゆ霜と、 罪を照らせる大日寺 などか歩みを、 運ばざらまし
【拝観日】2009104日(日)
【解 説】 仁王門(写真1)をくぐると、左手に石仏群があり、正面に本堂(写真2)、右手に大師堂(写真3)、および納経所がある。山門から一丁(約109m)ほど行ったところに奥の院がある。この奥の院には、つぎのような言い伝えがある。大師が末世の人々の利益を願って、境内の楠の木に爪で薬師如来を彫られ、立ち木をそのまま奥の院とされた。楠の木は明治の初めに倒れたが、その跡地に一堂を建て霊木を安置している。このことから、「爪彫り薬師」と呼ばれるようになり、首から上の病に霊験があると云われている。また、この堂の左側の岩窟から湧き出る清水は、大師加持水として知られている。
 このお寺は、行基菩薩が天平年間(729年〜749年)、聖武天皇の勅願により、開基したお寺であり、本尊は御丈が四尺五寸で、大日如来も行基の作と伝えられている。後に弘法大師が伽藍を整えられ、本尊のご縁日の28日ニちなんで、第28番札所といわれるようになった。明治の初めの神仏分離令によって、このお寺は廃寺となったが、本堂を大日堂と改称して、本尊はそのまま祀っており、明治17年になって、再興された。 このお寺の参拝を済ませて、1Km程度下ったところを左に折れ、有料道路を通って、龍河洞に着いた。龍河洞入り口(写真4)から、洞窟内部(写真5)を見ることができるようになっていて、約30分程度の洞窟探検を楽しんだ。

写真をクリックすると大きくなります

(1) 仁王門

(2) 本堂

(3) 大師堂

(4) 龍河洞入口

(5)洞窟内部