24番  室戸山(むろとざん)   最御崎寺(ほつみさきじ)   明星院(みょうじょういん)

【場所】〒781-7101 高知県室戸市室戸岬町4058-
【交通】JR牟岐線「日和佐駅」から「宍喰駅(終点)」まで行き、室戸行のバスに乗り、バス停「東寺上り口」で下車、寺まで約700m登りが続く。
【車】23番札所から、国道55号線を南下(室戸岬方面)し、道なりに約75Km走り、室戸岬を通過して、約650mY字路を右折して、
   坂道を約1.4Km走ったら駐車場(車で約1時間30分かかる。同じルートを歩くとほぼ1日かかる。)
【タクシー】エビスタクシー(0887-23-1300
【電話】0887-23-0024
【宿泊】宿坊120人、岬観光ホテル(0887-22-0541)、ホテル明星(0887-22-3232)、ニューむろと(0887-22-1333)、飛厳荘(0887-22-0345
     泊洋荘(0887-22-0257)、宿舎・むろと(0887-22-2345)、ホテル竹乃井(0877-22-1624)、民宿・丸山荘(0887-23-0279
【宗 派】真言宗豊山派
【本 尊】虚空蔵菩薩
【開 基】弘法大師
【御詠歌】明星の、出でぬる方の東寺、暗き迷いは、などかあらまじ
【拝観日】2009125日(土)
【解 説】 室戸岬周辺には多くの見所が点在する。その例として、「中岡慎太郎像」、「弘法大師修行の地・御厨人窟(みくろど)、または御蔵洞(みくらどう)」、「神明窟」、「ビシャゴ巌」、「エボシ巌」、「天狗岩」、「竜宮巌」、「子授けの岩」、「牛角岩」、「室戸岬灯台」などがあり、散策してみるのも楽しい。国道55号線から、Y字路を右折して急な坂道を登って行く途中に広大な太平洋の景色が目に飛び込んで来る。
 駐車場に車をとめ、参道を歩いていくと、右・室戸岬灯台の看板を横目に24番札所に向かう。仁王門(写真1)をくぐると、本堂(写真2)、大師堂(写真3)、多宝塔(写真4)がある。
 24番札所(最御崎寺)は、高知県に入って初めての札所で、通称「東寺(ひがしでら)」と呼ばれている。弘法大師が19歳のときに室戸岬を訪れ、御厨人窟(みくろど)という暗い洞窟の中で求聞持の法を数日間徹夜で修行され、輝いていた明星が飛来して、口中に入ったことにより、この地が仏法に悉地であると感得された。そこで弘法大師は、「法性の、室戸といえどわれ住めば、有為のなみかぜ、たたぬ日ぞなき」と詠まれたと云われている。その後、大同2年(807年)、唐から帰朝して、ふたたびこの地を訪れられた弘法大師は、嵯峨天皇の勅願を受けて、堂宇を建立し、虚空蔵菩薩を刻んで本尊として開創された。 宝物殿には、国の重要文化財にも指定されている仏像3体を収蔵し、例年11月初旬に行われる「室戸岬灯台まつり」開催時に一般公開される。また境内には、石でたたくと鐘のような音がする「空海の七不思議」といわれる「鐘石」がある。

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(1)仁王門

(2)本堂

(3)大師堂

(4)多宝塔