23番  医王山(いおうざん)   薬王寺(やくおうじ)   無量寿院(むりょうじゅいん)

【場所】〒779-2305 徳島県海部郡日和佐町奥河内字寺前2851
【交通】JR牟岐線日和佐(ひわさ)駅から徒歩約5
【車】22番札所から南へ約600mT字路を右折して、180m走った交差点を左折して、県道35号線を約1.5Km走った交差点を右折して、
   県道24号線を約2.2Km走った交差点(T字路)を右折して、国道55号線に入る。国道55号線を道なりに約17.2Km23番札所。
【電話】0884-77-0023
【宿泊】宿坊(0884-77-1105)、国民宿舎「うみがめ荘」(0884-77-1166)、宿坊「弘陽荘」(0884-77-1006)、鯖大師本坊(0884-73-0743)、
    きよみ旅館(0884-77-0550)、ホテル千羽(0884-77-1277)、小川屋別館(0884-77-1170)、白い灯台(0884-77-1170
【宗 派】真言宗高野派
【本 尊】薬師如来
【開 基】行基菩薩
【御詠歌】皆人の、 やみぬる年の、 薬王寺、 るりの薬を、 あたへまします
【拝観日】2009125日(土)
【解 説】 仁王門(写真1)をくぐり、女厄坂33段と男厄坂42段を登ると本堂(写真2)、本堂の左手に大師堂、鎮守堂、肺大師があり、その前に魚籃(ぎょらん)観音が祀られている。本堂の右手の還暦坂61段を登っていくと、ユギ塔(写真3)に出る。 このお寺は、神亀3年(726年)、聖武天皇の勅願により、行基が開創し、弘仁6年(815年)、弘法大師が42歳の厄除けの薬師如来を刻んで本尊にされたといわれている。それ以来、このお寺は厄除けの根本道場として、朝廷から町人まで多くの人々の信仰を集めてきた。その後、文治4年(1188年)の火災の時に、本尊は自ら西の玉厨子山へとび、後醍醐天皇が堂塔を再建され、新しい薬師如来を安置されると、再びこのお寺戻って来られ、後ろ向きに本堂に入られたと云われている。そのため、本堂には現在2体の薬師如来が祀られていて、「後ろ向き如来」は、本堂の裏から拝むことが出来る。
 
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(1)仁王門

(2)本堂

(3)ユギ塔