14番  盛寿山(せいじゅさん)  常楽寺(じょうらくじ)  延命院(えんめいいん)

【場所】〒779-3128 徳島県徳島市国府町延命606
【交通】JR高徳線徳島駅から、バス30分、常楽寺前下車、徒歩2分。または、徳島本線府中(こう)駅から南へ、約3.5Km(約30分)、なお16番札所、15番札所を経由して参拝すると良い。
【タクシー】つばめタクシー TEL: 088-678-0224、 石井タクシー TEL: -88-674-2514
【車】国道192号線を西へ走り、鮎喰川を渡り、府中(こう)駅への信号(右折すると府中駅)を直進し、
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つ目の信号を左折し、約2.3Km走るとT字路に出る。これを右折し、鮎喰川沿いに1.1Km走り、左折し、橋を渡って、
すぐの信号を右折し、次の信号を右折すると13番札所の駐車場。
【電話】088-624-0471
【宿泊】旅館かどや TEL:088-644-0411、 名西旅館 TEL:088-644-0025
【宗 派】高野山真言宗
【本 尊】弥勒菩薩(座像二尺六寸、弘法大師作)
【開 基】弘法大師
【創 建】弘仁6年(815年)
【御詠歌】 常楽の、 岸にはいつか到らまし、 弘誓の船に、 乗りおくれずば
【拝観日】200354日(日)
【解 説】
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番札所から、逆行して、約600m14番札所へと歩いた。40段ほどの石段を登ると、一面に岩盤が露出した境内に出た。この境内は、「流水岩の庭」と呼ばれており、正面に本堂(写真1)、右手に大師堂(写真2)、左に石塔が並ぶ。弘仁6年(815年)に、弘法大師が修禅をされた時に、弥勒菩薩が出現し、堂宇を建立したといわれている。四国88ヶ所で弥勒菩薩を本尊とするのは、唯一この常楽寺だけである。また、この弥勒菩薩は、日本3体の1つといわれており、他の2体は、京都と滋賀の三井寺に1体づつある。
 本堂前のあるアララギ(イチイ)(写真3)の古木の股には小さな大師像が座している。この古木は、大師が老人に霊木を煎じて、飲ませたところ、病が治癒したので、その霊木を挿し木したものと伝えられている。

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(1)本堂

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(2)大師堂

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(3)アララギの古木と大師像