【第27番 書写山 播磨国 円教寺】

【場所】〒671-2201 兵庫県姫路市書写2968
【交通】JR姫路駅から市バス書写行きで約25分でロープウエイ乗り場、約4分で山上駅につく。山上駅から徒歩約15分。ロープウエイは、8:3017:00(時期によって変るので注意)、往復900
【車】国道2号線姫路バイパス中地ICを北上し、横関交差点を左折し、夢前川を渡って右折してすぐ。
【拝観料金】300
【拝観時間】8:3017:3010月〜2月の平日は8:3016:30
【電話】
【宿泊】<0792-66-3327BR>
【主な行事】 毎月18日:観音縁日、118日:書写の鬼追い(修正会)、秘仏本尊開扉、410日:開山性空上人忌、89日:四万六千日お盆施餓鬼会
【宗 派】天台宗
【本 尊】如意輪観世音菩薩
【開 基】性空上人
【創 建】康保3年(966)
【御詠歌】 はるばるとのぼれば書写の山おろし 松のひびきも御法(みのり)なるらん
【解 説】 標高365mの書写山の山上に寺域30万平方メートルを持つのが円教寺で、比叡山延暦寺、白耆の大山寺とともに天台の三大道場と言われている。昔は、巡礼者泣かせの寺であったが、今はロープウエイが開通しており、楽にお参りが出来るようになっている。また、ロープウエイの山上駅の横は展望台になっていて、眼下に夢前川(ゆめさきがわ)、播州平野、播州工業地帯、瀬戸内海まで見渡せる。またここから妙光院まで、約800mの新参道に観光馬車が走っており、非常に楽に行けるようになっている。細い参道を歩いていくと、巨大な舞台造りの摩尼殿に着く。これが円教寺の本堂で、如意輪堂とも呼ばれている。更に、杉林を歩いて行くと、大講堂、食堂、常行堂が建ち並び、室町時代の建築物で、これを三つ堂とも呼ぶ。
 さらに進むと、鐘楼、金剛堂があり、開山堂に至る。ここらが奥の院で、弁慶の学問所、和泉式部の歌塚、性空の身のまわりの世話をしたといわれている若天・乙天護法堂がある。このお寺の開基は、性空上人で、上人が書写山に登ってきたときに、今の本堂摩尼殿の付近に桜の巨木があり、天人が舞い降りて、この桜の木を礼拝しておるのを見て、これは霊木だと信じ、生木のまま如意輪観音を刻み、本尊とし、康保3年(966年)ここにお堂を建てたのが、円教寺のはじまりといわれている。
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(1)山門

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(2)石段の参道

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(3)本堂