【第24番 紫雲山 摂津国 中山寺】

【場所】〒665-0861 兵庫県宝塚市中山寺2-11-1
【交通】阪急宝塚線中山駅からすぐ。JR宝塚線中山駅からは、徒歩約15分。
【車】中国道宝塚インターを降り、176号線を池田方向へ進み、直ぐの安倉中交差点を左折突き当たりの中山寺西交差点を右折し、次の交差点を左折すると中山寺参拝者向けの駐車場がある。
【拝観料金】無料
【拝観時間】9:0017:00
【電話】0797-87-0024
【宿泊】宝塚市内に旅館多数、宝塚市総合観光案内所(TEL:0797-81-5344)
【主な行事】 11日〜3日:修正会、23日:星祭節分会、215日:涅槃会、216日:閻間天供(大根だき)、3月第1日曜日:梅祭り、615日:弘法大師生誕青葉祭り、89日:星下り大会式、旧暦10月亥の日:亥の子地蔵まつり、11月中旬:七五三まいり、毎月戌の日:安産祈祷会、毎月18日:本尊開扉法要、毎月21日:弘法大師御影供
【宗 派】真言宗中山寺派
【本 尊】十一面観世音菩薩
【開 基】聖徳太子
【創 建】推古天皇時代(593628)
【御詠歌】 野をもすぎ里をもゆきて中山の 寺へ参るは後(のち)の世のため
【解 説】 中山寺は、一般には安産祈願の中山観音として知られている。阪急電車、宝塚線中山駅で降りて、門前町を北へ約100m歩くと二層の山門(写真1)に出る。山門の仁王像の柵に沢山の草鞋(わらじ)が奉納されている。ここに草鞋を奉納するのは、行脚の足腰の疲れが出ないで、最後まで耐えられますようにとの願いがこめられている。山門を入ると境内に出る。
 境内には、石畳の参道が続き、その両側に塔頭(たっちゅう)寺院が並んでいる。さらに参道を進み、石段を上がると、800余りの羅漢が並ぶ五百羅漢堂(写真2)、閻魔(えんま)堂、大黒堂が並ぶ。この大黒堂の横に中山寺古墳があり、横穴式石室で、幅2.5m、奥行き3.6m、高さ3.2mあり、玄室には石棺が安置されている。長谷寺の徳道上人が閻魔王から「もっと三十三ヶ所の信仰を広めよ」と言われ、宝印をもらったが、上人は再興の日を願ってここの石棺に納めたと伝えられている。
 以前、中山寺が西国三十三番札所の第一番であった。また、第14代 仲哀(ちゅうあい)天皇の后(きさき)大仲津姫の墓とも言われており、別名「石の櫃(からと)」といわれており兵庫県の指定文化財になっている。更に石段を上がっていくと、本堂(写真3)があり、その左に鎮守社、右に護摩堂、開山堂(聖徳太子堂)、上に大師堂(写真4)がある。大師堂は、真言宗の宗祖「弘法大師」を御祀りしてある。この堂内に西国33ヶ所の御土砂を安置し、御砂踏みの行場となっている。笈摺(おいずる)を身につけ、一踏み三礼しながらお参りすれば、その功徳は西国33ヶ所観音巡礼に等しいと伝えられている。
 本堂には、重要文化財の本尊の十一面観音が安置されている。この観音は、古代インドのアユジャ国の王妃シュリーマーラーをモデルにしたといわれており、等身像でこのお寺の秘仏である。また、藤原時代の大日如来像、薬師如来像、室町時代の聖徳太子座像があり、重要文化財である。89日に催される「星下り大会式」は、毎年この日の夜に西国三十三ヶ所の観音さんが全員星に乗って、このお寺に集まってくると言われており、この日を九日(ここのかび)と呼んで、午後10時から盛大な法要が行われ、秋の豊作、安産のお祈りをする。また、この日にお参りすると、46,000日お参りしたのと同じご利益を授かるともいわれている。北西には中山観音公園があり、ここには梅園がひろがり、3月の第1日曜日に梅まつりが開催される。また、梅林の横から奥の院への登山道があり、約3Kmの急な山道を道標の壱丁から十八丁まで歩く(片道、約1時間30分)と、奥の院(写真5)にたどり着く。途中、夫婦岩があり、その横に展望台、および休憩所がある。

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(1)山門

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(2)五百羅漢

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(3)本堂

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(4)大師堂

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(5)奥の院