【第23番 応頂山 摂津国 勝尾寺】

【場所】〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺
【交通】北大阪急行千里中央駅から阪急バス北摂霊園行きで約45分、勝尾寺下車。
    阪急箕面駅からは、徒歩約2時間。
【車】国道171号線の豊川1丁目交差点、または新御堂筋と交差する萱野交差点から北上し、
   山門まで、約9Km走る。
【拝観料金】400
【拝観時間】8:0017:00、日曜・祝日8:0018:00
【電話】0727-21-7010
【宿泊】境内に宿坊王頂閣
【主な行事】 128日:勝運、厄払い初荒神大祭、4月中旬〜5月中旬:桜祭り、春季水子大法要、11月初旬:もみじ祭り、秋季水子大法要、1121日:御影供、四国八十八ヶ所お砂踏み法要
【宗 派】高野山真言宗
【本 尊】十一面千手観世音菩薩
【開 基】開成皇子
【創 建】神亀4年(727年)
【御詠歌】 重くとも罪には法(のり)の勝尾寺(かちおでら) ほとけを頼む身こそやすけれ
【解 説】 勝尾寺は、箕面国定公園(広さが1705000平方メートル)の中にあり、標高450mの山寺であるが、山門の前まで車で行くことが出来る。また、ハイキングを兼ねて、阪急箕面駅から約2時間歩いて、(途中に箕面の滝がある)参拝する人も少なくない。二層の山門(写真1)を入ると、本堂(写真2)、多宝塔(写真3)、地蔵堂、不動堂、開山堂、二階堂、経堂、弁天堂、庫裏、荒神堂、鐘楼などが建ち並び、一大法城を形成している。この寺は、桜、シャクナゲ、アジサイ、紅葉の名所として知られている。奈良末期、神亀4(727年)双子の善仲、善算という上人がこの山に登り草庵を開いたのが、このお寺の始まりであると言われている。天平神護元年(765年)にこの双子の上人が裏の峰に登ったら、山上に庵を結んで修行中の人に会い、訪ねてみると光仁天皇の御子開成皇子で、宮中を抜け出して、仏門に入ったことがわかった。皇子は、双子の上人によって剃髪され、上人が世を去った後、皇子がその遺志をついで、大般若経600巻の写経を完成させ、六角堂を建立して納め、弥勒寺とした。
この時はまだ本尊がなかったが、ビャクダンの香木を寄進するものが現れ、妙観と名乗る観音化身の比丘が、18人の童子を連れて来て、宝亀11年(780年)718日に、その木を刻みはじめて、818日に身の丈八尺の十一面観音を完成させた。これにちなんで、日本全国の観音縁日が、毎月18日に開催されるようになったと言われている。本堂の左側を1Km登ると奥の院があり、大きな弥勒像がある。ここに、六角堂、文殊堂もある。
 更に登ると、開成皇子のお墓がある。平安時代になってから、第六代座主行巡が清和天皇の病気平癒の祈願をして、効験を示したことから、王に勝つ寺という意味の「勝王寺」の寺名を清和天皇よりいただいたことに由来する。寺側は、「王」を「尾」に控えて勝尾寺としたが、読みかたは「かつおうじ」と読まれるゆえんでもある。それ以来、勝尾寺は勝運祈願の寺になった。この寺の「勝ダルマ」を求めて、日本全国から勝負の勝運、成功を祈願する人々が参拝に訪れる。

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(1)山門

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(2)本堂

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(3)多宝塔