【第15番 新那智山 山城国 観音寺(今熊野観音寺)】

【場所】〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町32
【交通】JR京都駅から市バスで約10分、泉涌寺道下車、徒歩約10分。
    京阪東福寺駅から徒歩約20分。
【車】国道1号線で東五条から東大路通を南へ、泉涌寺道交差点を左折するとすぐ。
【拝観料金】無料
【拝観時間】8:0017:00
【電話】075-561-5511
【宿泊】京都市内の旅館など多数
【主な行事】 1月1日〜3日:修正会、115日:新年厄除開運祈願祭、118日:初観音会、3月彼岸中日:春季彼岸法要、615日:弘法大師御誕生法要青葉祭、816日:お盆施餓鬼法要、921日〜25日:四国八十八ヶ所お砂踏み法要、9月彼岸中日:秋季彼岸法要、1010日:医聖堂例大祭、11月下旬:紅葉祭り、1231日:お終い詣り、除夜の鐘
【宗 派】真言宗泉涌寺派
【本 尊】十一面観世音菩薩
【開 基】空海(弘法大師)
【創 建】天長年間(824834)
【御詠歌】 昔より立つとも知らぬ今熊野 ほとけの誓いあらたなりけれ
【解 説】 市バスの泉涌寺(せんにゅうじ)道のバス停で降りて、バス通り(東大路通)をバス進行方向に200m程歩き、泉涌寺道交差点を左折して、東山方面の坂道を登っていくと泉涌寺の総門がある。総門をくぐった右側に泉涌寺の案内看板がある。看板から判断すると、観音寺は泉涌寺山内の一角に位置することがわかる。
 総門をくぐり、しばらく歩くと「いまくまの」と書かれた石標が見えてくる。観音寺は、今熊の観音寺とも呼ばれていて、略して「いまくまの」とも呼ばれている。この石標を左折し、朱塗りの綺麗な「鳥居橋(写真1)」を渡ると今熊野観音寺の近代建築物の大講堂が見えてくる。境内に入る門を進むと左手に「子護り大師(写真2)」の像があり、そこの横から石段を登ると、江戸時代に再建された本堂(写真3)にたどり着く。ここの御本尊は、十一面観世音菩薩で、「頭痛封じ、知恵授け」の頭の観音様として有名である。本堂の前の井戸水は、「五智水」と呼ばれる霊水である。本堂の右には、大師堂があり、弘法大師をおまつりしてある。その前に「ぼけ封じ観音」が立っており、その観音像の下には願い事を書いて奉納された小さな仏像が多く並べられている。また、境内に平安時代の慈円僧正、藤原忠通、藤原長家の供養塔、三重の石塔などがある。
 本堂の右側に鐘楼堂(写真4)があり、その奥の山道を登って行くと、道なりに西国札所の小堂がたくさん並んでいて、ミニ霊場になっている。坂道を登り切ったところに、朱塗りの平安様式の多宝塔(写真5)にたどり着く。この寺は、嵯峨天皇の勅願によって、弘法大師が建立したと言われており、最初は東山観音寺と言われていたが、のち後白河天皇がふもとに熊野権現を勧請して、新那智山観音寺と改め、お寺のあるところを今熊野と呼ばれていた。また、清少納言が晩年をこの地で過ごしたとも言い伝えられている。

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(1)鳥居橋

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(2)子護り大師

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(3)本堂

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(4) 鐘楼堂

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(5)医聖堂(多宝塔)