【第12番 岩間山 近江国 正法寺(しょうほうじ) (岩間寺)】
【場所】〒520-0869 滋賀県大津市内畑町82
【交通】JR東海道本線石山駅からタクシーで約20分。
または、京阪バス南郷中学校経由、新浜(しんはま)行きで、約18分の中千町(なかせんちょう)下車、徒歩約1時間。
毎月17日には石山駅から直通バスがある。
【車】名神高速瀬田東IC(東行)、または瀬田西IC(西行)から京滋バイパス側道を石山ICを越え
滋賀大前から市道岩間寺線へ入ると一本道。
【拝観料金】無料
【拝観時間】8:00〜16:30
【電話】077-534-2412
【宿泊】
【主な行事】 毎月17日:観音縁日、写経会、4月17日:雷除け法要、5月17日、10月17日:ぼけ封じ祈願法要、ほうろく灸、9月17日:千日会、12月17日:終観音、ぼけ封じ大根焚き
【宗 派】真言宗醍醐派
【本 尊】千手観音菩薩
【開 基】泰澄(たいちょう)大師
【創 建】養老6(722)年
【御詠歌】 みなかみは いづくなるらん岩間寺 岸うつ波は松風の音
【解 説】 中千町(なかせんちょう)のバス停を降りて、田んぼの中の自動車道路を延々1時間歩いて行くと、やっと、標高450mの山頂近くの岩間寺に到着する。このころには足はガクガクになっている。参道を歩いていくと立派な鉄筋コンクリート建ての建物が目に入った。その建物の横に樹齢200年、根回り4m、樹高18m、枝張り(東西14m)、(南北13m)の「お迎え樅(もみ)」がそびえる。その奥の右側に「ボケ封じ33観音」がある。「ぼけ封じ近畿10楽観音霊場めぐり」の立て看板があり、これによると、1番は今熊野観音寺(京都市)、2番は大報恩寺(京都市)、3番は慈尊院(宇治)、4番は岩間寺(正法寺)(大津市)、5番は玉桂寺(滋賀県)、6番は総持寺(茨木市)、7番は太融寺(大阪市)、8番は大龍寺(神戸市)、9番は七寶寺(兵庫県)、10番は常瀧寺(兵庫県)だそうで、岩間寺では、5月17日、10月17日、12月17日にぼけ封じの催しがある。
少し進むと左手に降りていくと雷神霊泉がある。山門が無く、境内に入り、本堂(写真1)が目に入って来る。親切なお坊さんが、境内を案内してくれるのは嬉しい。境内の本堂の脇には、「蛙池(写真3)」があり、ここは松尾芭蕉の真筆の「古池や蛙とびこむ水の音」という句碑がある。また、境内には樹齢450年、幹周り3.68m、樹高26m、枝張り(東西17m)、(南北16.5m)の「火伏(ひぶせ)の銀杏(写真2)」があり、境内から奥宮神社方向へ50mほど行った所に、樹齢500年、株外周11.6m、樹高35.6m、枝張り(東西32.5m)、(南北33.5m)の日本一の「大桂(かつら)(写真4)」がある。その横の東海自然歩道を歩いていくと、奥宮神社に出る。ここに琵琶湖展望台(標高約400m)があり、瀬田川、琵琶湖、琵琶湖大橋、はるか彼方に比良、比叡山が一望出来る。
養老6(722)年、「越の大徳」と呼ばれた泰澄和尚が諸国を行脚して、ここに来たときに、日が暮れてしまい、桂の大樹の下で仮寝をしていると、この幹の中から、お経が聞こえるので、翌朝この木を切り等身大の千手観音を刻んでお堂を建てたのが、岩間寺の始まりとされている。その後、元正天皇の病気平癒を祈願して、ご利益に感謝して、天皇の念持仏である千手観音(高さcm)を安置した。これが本尊で、三国伝来エンブダゴン(インドのエンブ川で採れる砂金)金銅千手観音立像であり、汗かき観音、雷除け観音、厄除け観音として知られている。「汗かき観音」と言われているのは、毎夜人々の苦難を救う為に走りまわり、お寺に帰ったころには汗で全身びしょ濡れになっているからと言われている。 また、「雷よけ観音」と言われているのは、このお寺が何回となく雷に打たれて火事になった。そこでこれにたまりかねた泰澄和尚が、法力で雷神を捕まえ、こらしめた結果、雷神は「今後はこのお寺には落雷の火難が無いようにします」と誓って、その誓いの証しとして両手の爪で岩に穴を掘り、泉を湧きださせた.雷神は和尚の弟子になり、仏門の修行に励んだと云われている。毎年4月17日には、雷神祭を行い雷除けのお守りを授与している。
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