【第11番 深雪山(みゆきやま) 山城国 上醍醐寺】

【場所】〒601-1383 京都市伏見区醍醐醍醐山1
【交通】京阪三条、またはJR山科駅から地下鉄東西線で醍醐下車、准胝堂(じゅんていどう)まで徒歩約1時間
    京阪山科駅、または京阪六地蔵駅からバスで醍醐三宝院前下車、准胝堂まで徒歩約1時間
【車】国道1号線の山科東野から外環状線を南下し、醍醐高畑で左折、旧奈良街道へ出て左折すると三宝院前
【拝観料金】無料(桜花期有料)
【拝観時間】8:3017:00
【電話】075-571-0029
【宿泊】山籠50名まで(要予約)
【主な行事】 1 6日:初聖宝会、223日:五大力尊仁王会、春分の日:土砂加持大法要、518日:本尊准胝(じゅんてい)観世音菩薩開扉、85日:万灯供養会夜まつり、86日:開山忌、毎月第2日曜日:月例柴燈大護摩供
【宗 派】真言宗醍醐派
【本 尊】准胝(じゅんてい)観世音菩薩
【開 基】理源大師聖宝
【創 建】貞観16(874)
【御詠歌】 逆縁(ぎゃくえん)ももらさで 救う願(がん)なれば
 准胝堂(じゅんていどう)はたのもしきかな
【解 説】 山上を上醍醐、ふもとを下醍醐と呼び、山上からふもとまで両方合わせて、醍醐寺と呼び、春は桜、秋はもみじの名勝。西国33ヶ所観音霊場の第11番札所は、上醍醐の准胝堂(じゅんていどう)であり、下醍醐から准胝堂までは、急な山道を3Km程歩かなければならず、山頂の開山堂まではさらに0.5Km歩くという西国一の難所である。醍醐三宝院前のバス停を降りると、すぐ総門があり、そこを入ると、左手に三宝院があり、三宝院の参道に面した唐門と表書院があり、これは国宝に指定されている。
 右手には、霊宝館があり、三宝院、理性院、金剛王院、無量寿院、報恩院、光台院の寺宝が集められ保存されている。中でも有名なものは、報恩院の紙本着色絵因果経、光台院の絹本着色文殊渡海図があり、国宝である。堂々とした仁王門をくぐると、秀吉が紀州の満願寺から移築した金堂(写真2)が現れる。金堂の中に安置されている薬師如来は、重要文化財に指定されている。その前に建っている五重塔(写真1)は、京都では最も古いもので、国宝に指定されている。下醍醐を過ぎ、理源橋を渡ると女人堂(写真3)に着く。上醍醐は女人禁制であるため、山上のご本尊の分身をおまつりしてある。ここが、上醍醐への登山道入り口である。急な山道は、うっそうとした杉林の中にあり、約3Kmあるが、所々にベンチが置いてあり、休みながら行けばそう苦にはならない。登り切ったところに准胝堂(写真4)があり、ここが札所である。平安初期、貞観16(874)に、この山の上に五彩の端雲を見た理源大師が、山上で3年かって、准胝観音像をつくり、准胝堂と如意輪堂を建立したのがこのお寺の始まりと言われている。当時、老人(横尾大明神)が、山腹から湧き出ている泉の水を飲み、「ああ、醍醐味なるかな」とたたえたことから醍醐寺というお寺の名前になったと伝えられており、その泉の水は、醍醐水と呼ばれている。

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(1) 五重塔

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(2) 金堂

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(3) 女人堂

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(4) 准胝堂