【第6番 壷坂山 大和国 壷坂寺(南法華寺)】

【場所】〒635-0102 奈良県高市郡高取町壷坂3
【交通】近鉄吉野線壷坂山駅から奈良交通バス壷坂山行きで11分、終点下車、徒歩5
    4月〜5月中旬と10月、11月の日曜・祝日に壷坂寺〜岡寺間のバスがある。
【車】西名阪道の郡山ICから南へ国道24号、169号を経由、壷坂口から県道2Km仁王門下に駐車場
【拝観料金】500
【拝観時間】8:3017:00
【電話】0744-52-2016
【宿泊】清水谷バス停近くに「ペンションむぎわらぼうし」、0744-52-4350
【主な行事】 2月、6月を除く毎月18日:観音縁日、818日:施餓鬼会
【宗 派】真言宗豊山派
【本 尊】十一面千手千眼観世音菩薩
【開 基】弁基上人
【創 建】大宝3(703)
【御詠歌】 岩をたて 水をたたえて壷坂の 庭のいさごも浄土なるらん
【解 説】 壷坂寺と普通呼ぶが、正式には南法華寺(みなみほっけじ)であり、京都の清水寺の北法華寺と対になっている。大宝3(703)弁基上人が秘蔵の水晶の壷を持って、この山で修行を続けていたところ、壷の中に千手千眼観音のお姿が現れ、これに感激して上人が山上に小堂を造り壷を安置し、供養を続けていた。これが元正天皇の耳に入り、養老元年(717)に八角形のお堂を建て、壷を納めさせ、金堂、五大堂、礼堂、宝塔、鐘楼、経蔵等を造営、この時、南法華寺の寺号もいただいた。上人は、壷の中に見た観音像を木像につくり、八角円堂に奉安して本尊とした。本尊は、眼病に霊験あらたかといわれ、中世以降衰えていた寺運を盛り返した。
 西国札所の「観音霊場記」などをもとにした「壷坂霊経記」、お里・沢市(写真2)の夫婦純愛物語が浄瑠璃や歌舞伎、浪曲などになり、壷坂観音が世に知られるようになった。参道の石段の途中に平屋の建物が並んでおり、これは盲人養老院の慈母園で、全盲であり、60歳以上で、身寄りがないことを条件に全国から役100人がここで生活している。また、盲人用の音の出る図書館、匂いの花園、音楽公園などがあり、盲人の楽園を目指している。
 匂いの花園から見上げる丘の上に高さ20m、総重量1200トンのインドのデカン高原産の花崗岩で造られた真白い大観音像(写真4)がある。これは、壷坂寺の常盤勝憲住職がインドですすめている救ライ事業が縁で、インド政府から贈られたもので、66ヶの部分に分けて、昭和54年から輸送され、昭和54年開眼供養を行った。

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(1)仁王門

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(2)お里沢市像

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(3)三重塔

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(4) 大観音像