【第5番 紫雲山 河内国 藤井寺】

【場所】〒583-0024 大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
【交通】近鉄南大坂線藤井寺駅から徒歩5
【車】西名阪の藤井寺ICから府道を西へ0.3Km
【拝観料金】無料(但し、毎月18日の本尊開扉日は200
【拝観時間】9:0017:00
【電話】0729-38-0005
【宿泊】寺の指定旅館が千成屋、0729-54-2449
【主な行事】 毎月18日:本尊開扉・観音会座、毎月24日:地蔵会座、正月 :修正会、118日:初観音会、318日:本尊入仏記念日、418日:春季万霊供養会、518日:楠公若葉祭、818日:千日まいり
【宗 派】真言宗御室派
【本 尊】十一面千手千眼観世音菩薩
【開 基】行基
【創 建】神亀2(725)
【御詠歌】 参るより 頼みをかくる藤井寺 花のうてなに紫の雲
【解 説】 商店街を行くと左手に桃山時代に建立された、切妻造り、本瓦葺で重要文化財の「四脚門」がある。境内の北に本堂(写真2)、横手に客殿、南に二層の南大門(写真1)、東に弁天堂、観音堂、西に菩薩堂、茶所、四脚門の横に護摩堂がある。聖武天皇の勅令によって仏師稽文会・稽首勲の父子が高さ1.5mの十一面千手千眼観音像を造ったが、この出来栄えが大変良かったので、天皇は行基菩薩に命じて、神亀2(725)318日に伽藍を造営させ、本尊として安置した。その後、歌人である在原業平がこのお寺の諸堂を修復してしばらく住んだことがあり、また、大和の藤井安基が荒廃していた堂塔を永長元年(1096)に修理して以来、藤井寺と呼ばれるようになった。寺宝の「乾漆千手観音座像」は、国宝に指定されている。

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(1)南大門

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(2)本堂