【第4番 槙尾山 和泉国 施福寺(槙尾寺)】

【場所】〒594-1131 大阪府和泉市槙尾山町136
【交通】南海本線泉大津駅から南海バス槙尾山行きで約1時間
    平日5便、土、日、祝日9便
バスの終点から、お寺までかなりけわしい坂道が約2Kmつづく。
【車】阪和道岸和田和泉ICから、国道170号線(大坂外環状線)へ出て、
   槙尾中南交差点で右折、府道228号線で槙尾山登山口へ
  【拝観料金】無料
【拝観時間】8:0017:0012月、1月、2月は、16:00まで)
【電話】0725-92-2332
【宿泊】バス停付近(槙尾山登山口)に旅館2
【主な行事】 1 8日:碑伝木建て、421日:弘法大師御影供、515日:開扉法要(年1回の本尊開帳)、89日:観音千日会、毎月18日:観音法会
【宗 派】天台宗
【本 尊】千手千眼観世音菩薩
【開 基】行満上人
【創 建】欽明天皇時代(540571)
【御詠歌】 深山路(みやまじ)や 檜原(ひばら)松原わけゆけば 巻(まき)の尾寺(おでら)に駒ぞいさめる
【解 説】 バス停、車の駐車場から槙尾山登山口を経て、けわしい山道を約2Km登っていく以外に施福寺に行き着く方法はなく、西国の難所といわれているところ。標高601メートルの頂上近くに位置し、むかし役小角が法華経28巻を諸峰へ分けて納めたときに、最後の巻き(=巻尾)を納めたことから、これがこの山の名前になったと伝えられている。槙尾山は、金剛・生駒国定公園の区域内にあり、登山口から急な坂道を600メートルほど登ったところにようやく山門(写真1)がある。山門をくぐるとカエデの大木のトンネルを通り、急な石段を1Kmほど登ると、「愛染堂」にたどり着く。このお堂の前に「弘法大師御剃髪所跡」と書かれた石柱が立っているが、これは弘法大師が16歳の頃、この山に登って、施福寺の住職であった勤操僧正につき修行をし、20歳の時このお堂で剃髪したと伝えられている。
 この「愛染堂」から、148段の石段を登りきったところに「本堂(写真2)」がある。ここの本尊は、宝亀年間に法海上人が彫刻した千手千眼観音がまつられている。「本堂」からさらに1Kmほど急な坂道を登ったところが山頂で、晴れた日には淡路島も見える。「本堂」の横に展望台があり、ここから葛城連峰が一望できる。このお寺には、重要文化財である紙本墨書「槙尾山大縁起」が伝えられている。これによると、このお寺は1400年程昔に、行満上人の開基で、天正年間には寺領2万石で、金堂を囲んで808坊が建ち並び、3000人以上の衆僧がいたと、この寺の盛大さが伝えられている。その後、織田信長の弾圧に会って、ほとんどの堂塔が壊されてしまい、現在は7院のみが残っている。

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(1)山門

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(2)本堂