十  手

                       
                        「十手」は、室町時代中頃より警防具として使われてきました。江戸時代には、現在の警察機関にあたる“町奉行”で使われていたのが有名です。
                        「十手」の場合「兜割」と違って「鉤」が別部品でできており、棒身に穴を開け、そこに通してかしめて着けてあります。
                        起源に関しては、定かではありませんが中国より伝わったと言われております。
                        中国には、「鉄尺」と呼ばれる鉤の付いた棒状の兵器がありこの「鉄尺」が「十手」「兜割」琉球古武道の「サイ」の起源とも云われています。

                                                *写真をクリックすると大きな写真がご覧になれます。

  全長55cmの大型の十手です。
  元が4角で先で8角になっています。
  柄には、革ひもが巻いてあり朱色のカシューが塗ってあります。
  全長47cm
  棒身は、4角で柄の途中から丸くなっています。
  柄には、革ひもが巻いてありカシューが塗ってあります。
  全長38cm
  断面は、丸く先に行くほど細くなっています。
  柄には、革ひもが巻いてありカシューが塗ってあります。
  紐付け環は、内からくりになっています。
  全長36,5cm
  断面は、8角で先に行くほど細くなっています。
  柄には、革ひもが巻いてあり油仕上げになっています。
  鉤にも紐付け環が付いています。
  全長39cm
  断面は、丸く先でやや細くなっています。
  柄には、黒色の綿紐が巻いてあります。


長さ、形状などご注文に応じて製作いたします。 参考価格 8万円〜