共和国では珍しくもありませんが、ナニワアームズ商藩国は産油国です。
保有している油田は生産量も安定していて、さらに西国人は資源を消費して燃料を精製することも出来ました。
そのため自国で使用する分の燃料は充分に賄えていたのです。
くわえて、かつてNWがマジックアイテム探しの冒険に沸いていた頃、遭難部隊救助の恩賞としてオイルボールを賜りました。
燃料150万t分というそれは、当時の遠征に使用され直接藩国の備蓄とはなりませんでしたが、戦後に余剰分の配分という形で国庫を潤したのです。
かくて一時期、100万t近い燃料備蓄をそなえて「いやー、コレで燃料の心配はせんでええなぁー」などと悦に入ったりもしてたのです。
しかし、その状況も長くは続きませんでした。
共和国は再び動乱の時代へと突入していきました。
豊富な燃料を取引材料として、藩国に不足していた資源や食料を獲得し「よっしゃやるで!」と気合を入れ、新たな戦いが始まった時代。
それは、物資不足との戦いの時代の幕開けでもありました。
え、そんなこと関係なく昔から物資不足だった? あーあー、キコエナーイ。
コホン、えー気を取り直しまして。
その時代は、国家における実働部隊の状況が大きく変化した時代でもあります。
かつては必要に応じて部隊を一から編成し作戦に投入する形でしたが、とうとう常設の部隊が置かれるようになったのです。
これにより運用の柔軟性こそ失われたものの、部隊の即応性が大きく上がることになりました。
しかし、其処に落とし穴がありました。
部隊を維持するために、莫大な消費を必要としたのです。
64万t、この数字は常設初期の部隊維持に必要だった燃料を示しています。
これだけで、藩国の備蓄が半分以上消費されてしまいました。
取引に使用した分も含め、あっという間に藩国の燃料備蓄は尽きてしまったのです。
かくて、藩国は不足する物資とギリギリの戦いをすることになったのです。
え、だからいつもの事だって? キニスンナー!
物資の不足は深刻でしたが、新たな生産施設の建造計画や消費削減のためのシステム構築、資源消費の制限計画等、その対応策も協議されていました。
しかし其の最中、共和国全土を巻き込む内乱が勃発。
ナニワアームズ国内でも更なる動乱が始まっていました。
余り深くは語る事はしませんが、かくてナニワアームズは綱渡りのような日々を過ごして行く事となります。
もちろん各種計画も動乱の最中に動かせるはずもなく、大半は凍結されていったのです。 |
色々と有りましたが嵐のような日々が過ぎ、藩国は再び余裕を取り戻していきました。
各所で色々な人々が、日々心を砕きながら最大限に手を尽くした結果、今の平穏が取り戻されたのです。
そこで動乱の中凍結されていた事業が、再び日の目を見ることとなりました。
その中の一つとして、燃料不足解決、新規雇用の確保等、さまざまな目的を持って燃料精錬所の建造が行われることとなったのです!
……が、またしても精錬所の建設は遅れることとなります。
完全な凍結とはなりませんでしたが、作業予定は延期されていきました。
またしても国内で騒ぎが発生したのです。
しかし、それはかつてと違って国にもたらされた一筋の希望の光でした。
そう、鉱脈の発見です。
いえ、この段階ではまだ可能性は5分と言ったところでしょうか?
国の復興の期待を乗せて多くの調査隊が組織され、国はそちらに注力して行きました。
かくてナニワアームズに新たな鉱脈が発見され、共和国では無きに等しい資源の採掘の目処が立つこととなりました。
目処は立ったものの、採掘した鉱石から資源を抽出する冶金工場を設立せねば資源の生産は出来ません。
ここで、歓喜に沸いていた国は一時的に落ち着きを取り戻しました。
冶金工場の設立計画が急がれる中で、作業が滞っていた燃料精錬所も急ぎ残りの作業が進められることとなりました。
資源にばかり目が行ってましたが、燃料が不足と言うのも目の前に迫った危機であったのです。
そうして、ナニワアームズの燃料精錬所は、やっとこ可動に至ったのです。
ずいぶんと波乱万丈な経緯を経てはおりますが、今では順調に可動を続けています。
これで、国内の燃料事情も改善される事となりました。
最近は資源生産の陰に隠れがちですが、燃料生産もナニワの主要産業の一つなのです。
===国家施設ツアー、ガイドさんの説明より抜粋===
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