永遠に生く

 元は一つなり

 原理の発想を以て実相となす処、即ち、これ宇宙全体の姿なり。

 されば、原理より出づる処の森羅万象、
 ことごとく原理の顕現にあるべき筈なるを、
 現はれし実体(人間)この原理を離れ、
 身勝手なる我意我欲を発想いたすが故に、
 様々なる不自然、即ち、病苦、貧苦、愛惜、離苦、死苦等々の
 原理に反する実相を現はしゆくなり。

 されば、原理とは、元の元なる悠久不滅、不変の大原動力なり。

 人、これを神と名付く。

 この大原動力より、すべての現象は現はさるるものなり。

 言ひかへれば、森羅万象の一切は、この大原動力の元より出で来り、
 遂に、この本源に還へりゆくものにありて、
 すべてはこの大原動力一つより成るものにあり。

 さればこそ、元に還へれば、皆一つにして、自他差別あるものなし。

 すべてこれ、皆一体なればなり。


 出で来たり、浮世の舞台終りなば
 又帰へるなり 元の古巣へ

 ひたすらに、只ひたすらに還へらなん
 大み親なる 神のみもとに

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