永遠に生く

 真理への道

 我は真理なり。神なり。仏なり。
 即ち、大極は一にして真理のみなり。
 神なりと信じ、仏なりと信じて、行じゆかんは真理への道にして、
 一の方便なり。
 真理とは、真の愛なり。正しき義なり。
 正しき義を以てなす真の愛こそ、真理なり。
 神とも申し、仏とも申すなり。
 神道より行くも、仏道より行くも、究極は一つ、只一つのみなり、
 そは、真理なり。

 されば、己が波調の合ふ処、
 即ち、因縁による処より行じゆくが良し。
 行きつく処は、只一つの真理のみなり。
 真理とは、大愛の中に生かされてある我なり。
 我の中には糞尿もあり。糞尿も我が内にある間は我なり。
 されば、大愛の中には、悪もあり、善もあり。
 皆、大愛の真理なり。

 我、神と共に在りて・・・
 即ち、我、神なれども、糞、尿、も亦持ちてあり。
 悪も善も、皆在る其の儘の我、即ち神なり。仏なり。
 我、本尊と一体なればなり。
 即ち、悪あればこそ、善、育つなり。
 糞尿あればこそ、この身健やかなり。
 泥沼の汚物を養ひと致して、蓮華の花は開くなり。
 滋養も、糞尿を作りてこそ、身の栄養と成りゆくものなり。
 大愛の真理とは、善、悪、いづれをも包含いたして、
 尚ゆうゆうたり、不動たり、厳然たるものにあり。

 我、真理にあれば、一切の悪を憎悪(にく)まず、
 悪の中に磨きゆく善を以て、我身を神と化す進化と、
 修行とをなすべきものなり。

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