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真言宗 照真正道会は「観音様の護法寺」と言われています。 それは、ご本尊が観世音大菩薩様であるということだけでなく、 その教えの根本が、観音様から直々に頂くご霊示だからであります。 当寺院道場では、2月の節分護摩、春と秋の彼岸護摩供養、 並びに、8月の盂蘭盆会施餓鬼供養と年に4回護摩供養を行います。 護摩法とは、行者が手に印を結び、一心に真言を唱え、その御仏の化身となり、 諸菩薩様を召喚します。そして、森羅万象すなわち宇宙と一体となり、 その護摩の炎に天地の力を集め、一切の浄化を祈願するものであります。
その護摩供養の最中には、清らかな炎の中に不動明王様の利剣が現れ始め、 煩悩や悪心を打ち破る仏様の智慧が炎に宿ります。 また、幼子を抱かれた慈母観世音大菩薩様のお姿が、柔らかな炎にご出現されます。 それは施主様の真心が通じて、護摩行を滞りなく修法させんとの 大慈大悲のお供養が約束された瞬間です。 このようにして、御神仏は御自らそのお姿を現し賜いて、 私たち信者の信解を確かなものとせんがため導いてくださっているのであります。 |