一実の道

 第四十七之御諭し

 汝、汝は日々に指導頂き、頂く指導、真に感謝致し奉り居るかや。
 されば其の感謝、実相にうつりゆく姿ぞ、
 如何、反省致して恥無きかや。

 淡白なる心、此れ神佛最も望むものなり。
 汝、日々に大慈大悲の御手配こうむり、御心に報い奉り居るかや。
 又、報い奉らんとの努力致し居るかや。

 余と汝との深き因縁、又因果となりてあらはるる役目、
 汝等十分解り居る筈、
 余が心事推察致して共に手を取り合い、
 佛座目指して邁進致さんとの決定(けつじょう)
 有りや無きや。

 淡白に食らい付く悪魔、打ち払い打ち払いて、
 するりするりと悪因縁ぬけゆきてこそ、真の清浄得られゆくなり。
 根深く喰らいし執着の悪魔、自らむしろ抱き締めては、
 此れ清浄とはなりゆかぬものぞや。

 己れが心が淡白ならざる妄執の悪魔の虜となり居る故に、
 親は案じられて御注意も致さるるなり。
 反発致して刃向かいゆくは汝に非らず。
 汝の心、蝕ばまんと致す悪魔の仕業なり。
 努力とは、為し難きを為しゆきてこそ、努力と申すなり。

 余は今一度、くり返へして申すべし。
 神佛の指導をば、真に感謝致して、受け奉るの心有らば、
 無反省に努力なき実相、此れあらはしゆかぬものと、
 反省致してみるべき要は無きや。

 合掌

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