啓示とは、人間の常識を超えた、ご神仏から頂く御教えであります。 　照真正道会では、観世音大菩薩様から頂く啓示を御霊示と呼び、 　当会の信仰の根本とさせていただいております。 　啓示を頂くということについて、世間一般では奇跡とみなされたり、超能力者しか 　成し得ない技であると言われたり、うがった見方をする人であれば、自ら考えた作り事を 　ご神仏の言葉として偽って、邪教のごとき行いだと言ったりすることが殆どです。 　しかしながら、この世に生きる人は、すべてご神仏の子である以上、しっかりアンテナを 　立てていれば、超能力はなくとも啓示はいただけるというのが道理であります。 　ところが人は、金品、衣服、住居といった物質的なものから、地位、名誉にいたるまでの 　様々で限りない欲望を持ち、今与えられているものにさえ感謝することのない心が、 　元は清らかであった心のアンテナに曇りや錆びを付けてしまい、とてもご神仏と交流して 　啓示をいただけない我々になってしまっています。 　照真正道会御開祖の乾光照大阿闍利は、ご神仏を敬い奉る心と、この世のすべてのものへの 　感謝と、自分のことよりも何よりも人のことを想い、すべての人が信仰で救われますようにと 　祈る心と、ただひたすらに観世音大菩薩様に教えを乞いすがる、これらのことによって、 　ご神仏と、ただ一筋の清らかな線でつながり、啓示を頂くことを実現された人の一人であります。 　また啓示を頂くということは、商売繁盛や出世を果たすためではなく、人がまっすぐ 　正しい道を歩くためのご案内を頂くことでありまして、当会では、この啓示すなわち御霊示を 　根本としての信仰をさせていただいているということが、いとも稀なる奇跡であるのは 　間違いありません。

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