『かなくら山報』への寄稿 2003-3
最終更新 

 金蔵寺住職として、記名または無記名で
「かなくら山報」に掲載したものです。

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            年末年始の諸行事
            『かなくら山報』第109号 2003/12/15
                     金蔵寺住職 東野正明
 
門前の銀杏 11月21日 (門前の銀杏、十一月二十一日)

 ずいぶん寒くなり、日も短くなりましたが、檀信徒の皆様には、如何お過ごしでしょうか。
 今、日の出は六時四十分ごろです。朝六時から護摩を焚き、本堂で読経した後、庫裡
にて、大黒天・荒神さんを拝み、庫裡東縁にて施餓鬼を始めるころ、中町の山の上から
日の出が見られるという状況です。
 次に、年末年始恒例の諸行事についてご案内申しあげます。
十二月三十一日(水)
  午後十一時半〜 除夜の鐘
  午後十二時  柴燈壇護摩供 本尊供 於、本堂
   除夜の鐘をついていただいた方には、先着一〇八名様に干支入り根付けをお渡し
   いたします。厳冬の中ですが、奮ってご登山いただき、新年を金蔵山でお迎えください。
一月一日(木)修正会
   庫裡にてお勤めを午前八時・九時・十時の三回行いますので、ご家族お揃いでお参り
   ください。
一月十一日(日)写経会
  午前六時より金蔵寺別院にて。

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            紅葉と多可八景
      
    『かなくら山報』第109号 2003/12/15
 
籠もり堂前紅葉 11月21日 (籠もり堂前紅葉、十一月二十一日)

  金蔵山の今年の紅葉は、例年よりも少し遅く、十一月下旬に真っ盛りになりました。
北播磨県民局の新聞やJAみのりのパンフレットなどににも、「紅葉の名所、金蔵山」
と紹介 されましたので、今年は、問い合わせが多く紅葉目当てのお客さんも例年より
多かったと思います。昨年の方が数段美しかったので、私自身としては、お客さんが
気の毒になったのですが、それでも特に初めての方は非常に喜んでおられたようです。
  紅葉といいますと、四年前、平成十一年四月十一日(日)、金蔵寺で開催された
「弘法大師御生誕慶讃法会」(お大師さん迎え)の時に、参加していたいたお稚児さんの
記念植樹、楓三本も見事な紅葉を見せました。金蔵寺の石段から籠もり堂へ上がった
左側にありますが、あのとき一メートルもなかった苗木が大きくなったのです。あのときの
お稚児さんもずいぶん大きくなられたと思います。まだの方は、除夜・正月などに見に来
てくださいね。『山報』では、白黒写真になりますが、金蔵寺Webサイトのカラー写真も
ご覧ください。

庫裡東縁から加美町を望む (庫裡東縁から加美町を望む)
  また、庫裡の東縁に案内しますと、例外なく、「まあ、きれい!」と感激されていました。
  今から七十五年前、昭和三年五月、当時の播丹日日新聞が「多可八景」として現在の
西脇市を含む旧多可郡の景勝地八箇所を選定しましたが、金蔵山がその第一席に選ば
れました。そのときの景品が、「八角堂」です。 この選定は、投票によって行われたという
ことですが、恐らく、昭和の初期の多可郡の人々もこの庫裡東縁から眺望を見ていたのだ
と思います。因みに、次に「多可八景」を紹介しておきますのでお訪ねください。
  其の一 金蔵山(松井庄)
  其の二 岡之山公園(比延庄)
  其の三 丸山公園(黒田庄)
  其の四 童子山公園(西脇町)
  其の五 野村瀧(重春村)
  其の六 竹谷山(野間谷)
  其の七 春日神社(黒田庄)
  其の八 荘厳寺(黒田庄)
 このとき絵はがきも作成され当時八枚組で二十銭で売られていました。現物は私が所蔵
していますが、中町Webサイトの中の「多可八景」
http://www.nakacho.jp/gakusyu/rekishitanpou/rekishi-hakei.htm
に紹介されていますので、こちらも見てあげてください。 

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         本四国霊場順拝予告(第四巡目の最後)
                 『かなくら山報』第109号 2003/12/15              

日  時  平成十六年四月五日(月)〜七日(水)
札  所  第七十九番〜第八十八番  高野山
参加費   五万円(申込金二万円)
募集人員 二十七名(中型一台)
申込締切 三月十五日(月)

お知らせ 第五巡目は、@平成十六年十月、A平成十七年四月、B平成十七年十月、
C平成十八年四月の四回で一巡しますが、参加人数その他の関係で、第五巡目が終了
すると、しばらくの間、順拝を休みます。諸般の事情をご賢察の上、奮ってご参加いただ
きますようご案内申し上げます。

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