『かなくら山報』への寄稿 2003-1
最終更新 

 金蔵寺住職として、記名または無記名で
「かなくら山報」に掲載したものです。
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          大峯山修行報告
          『かなくら山報』第106号 2003/07/01
洞川・龍泉寺にて、5月24日

 去る五月二十四日(土)〜二十五日(日)金蔵山修験宗務所主催、大峯山修行厳修。
今回の参加者は四十四名(男二十六・女十八)。洞川・龍泉寺にて助法を依頼した
二實塾二名が加わり全四六名。千葉県からも拙寺ホームページを見て女性一名参加。
 二十五日早朝五時加美町奧荒田発、龍泉寺着九時半。参拝・水行等を済ませ、あい
にくの雨の中、登山開始。今回は、三つのコースに分かれ、山上ヶ岳二十二名、蛇之倉
七尾山十二名、そして、天河神社参拝十名がそれぞれ挑戦し、無魔成満。
 宿舎は、当寺先代學明和尚が若い頃から定宿としていた、さら徳旅館。夕食の宴会
は、皆さんの修行に対する満足感も深かったからか、はずむことはずむこと。
 翌二十五日午前七時洞川発、高野山大師教会にて十一時のお授戒を受く。お授戒
とは、真っ暗なお堂の中で、阿闍梨様から日常生活をおくるうえで大切な菩薩十善の
戒法を授かること。総本山金剛峯寺内拝後、中本名玉堂で昼食、ショッピング。後、
伽藍、奥の院参拝後、金蔵寺帰着午後八時。駆出護摩後、解散。
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           學明梅・桜・葉牡丹
           『かなくら山報』第105号 2003/04/24
「學明梅」 4月7日

 この冬は実に寒かったですね。金蔵寺には、春の訪れは殊の外遅く、昨年、
學明大和尚の供養のために寄贈された枝垂れ梅「學明梅」の開花が昨年より
十日以上遅れ、三月末〜四月初めにやっと満開になりました。 
 一方、山の麓の桜の満開の様子を見て、かなくらの桜はどうかな、と思って
いましたら、ソメイヨシノの枝の先の方に申し訳程度に花をつけているのに先日
気がつきました。見ればすでに葉が出かけている、今年はもう咲かないのかな
と思います。
 開花があまり遅いのでヒヨ(野鳥)がつぼみを食べてしまったのではないか、
という人がありました。
 この冬には、寺の軒先に檀家のある人が植えていただいた葉牡丹を食べ
始めた動物がいる、一晩に少しずつ、数日後には実に見事に全部食べられて
しまいました。
 四六時中見張っていることもできませんでしたが、冬のある日の早朝六時前、
護摩堂の行く私の姿に気がついてサッと逃げた小動物がいる、イタチかな?
間違っていたらイタチにはかわいそうですが、暗くてよく分かりませんでした。
 山の中の食糧不足。生存競争。世の中厳しいですね。
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   五月三日法会への誘い
          『かなくら山報』第105号 2003/04/24

 次の二つの法会を厳修致します。
◎戦没者慰霊法会 
   金蔵寺檀徒六十霊の慰霊法会
  九時
   宗歌いろは歌
   諷誦文
   経木供養
   金蔵寺勤行式
   追弔和讃
   光明真言・大師宝号・回向
   住職挨拶

◎花祭り(仏生会)
   釈尊御生誕慶讃とご先祖供養
  十時
   御詠歌「光明」
   慶讃文
   経木供養
   金蔵寺勤行式(この間に灌沐)
   御詠歌「梵音」
   花祭り和讃
   光明真言・大師宝号・回向
   感謝状贈呈・辞令伝達
   法話
   総代挨拶

 新緑のかなくらで半日をお過ごし下さい。皆さまのお参りを
心よりお待ち申しあげております。
 なお、恒例の花御堂つくりを、五月二日朝から本堂で行います。
花御堂は、お釈迦さまのお厨子、屋根を花一杯で飾ります。
当日朝摘んでいただいた春の花(れんげ、ぼたん、たんぽぽ、
さつき等)をご持参いただけたらと思います。
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           世  尊
       『かなくら山報』第104号 2003/03/07


        世  尊 作詞・作曲 前田 勉
 (唱え奉る大恩教主釈迦如来の御和讃に)
一、禅河の流れ音絶えて クシナの城の夜は更けぬ
二、沙羅樹にそよぐ風やみて 天地寂然聲もなし
三、なんだちうれうる事なかれ 生者必滅会者定離

  いつとても 仰ぐ心の 水すまば 
   如来のすがた うつるなり 南無大恩教主釈迦世尊

  二月一五日は、お釈迦様が入滅された日。
  金蔵寺では、約三百年前の『涅槃図』(宝永年間)を掲げて
常楽会(涅槃会)を開催しました。二月末日までおまつりして
おりましたのでお参りになった方々には拝んでい
ただきました。
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              蓮華寺初大日祭
               『かなくら山報』第104号 2003/03/07

 一月二八日、金蔵山の麓、蓮華寺で恒例の初大日祭が開催されました。当日は前日
からの雨が降り止む好天に恵まれ、約一五〇名の参詣者が午前一〇時からの柴燈壇
護摩供、続いて大護摩供に所願成就を祈願し福引き付きの餅投げに興じました。その後、
昼食のお接待。今年は昨今の諸事情のため酒類のお接待を廃止しましたが、皆さん、そ
れぞれにまぜ御飯・煮染め等に舌鼓を打っておられました。最後に景品の交換! 
皆さんとても嬉しそうでしたよ。
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         お四国霊場巡拝への誘い
         『かなくら山報』第103号 2003/01/01

                       金蔵寺住職 東野正明

日  時   三月三日(月)〜六日(木)
札  所   第三十二番〜第五十三番
         土佐国桂浜〜伊予国道後温泉
参加費    五万五千円(申込金二万円)
募集人員  二十七名(中型バス一台)
申込締切  二月十五日(土)

 
あなうれし
   行くもかえるも とどまるも

    
  われは大師と 二人づれなり

早春の土佐路から伊予路へ!
      南無大師遍照金剛

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        大峯山修行への誘い
      『かなくら山報』第103号 2003/01/01

                     金蔵寺住職 東野正明

日  時  五月二十四日(土)〜二十五日(日)
主  催  金蔵山修験宗務所
日  程
     二十四日 早朝加美町的場発、
        洞川より山上ヶ岳、または蛇之倉登山、
         宿泊はさら徳旅館。
     二十五日 洞川発、高野山参拝。
参加費   二万七千円(申込金一万円)
申込締切 四月三十日(水)

  
思い立ったが吉日

 老若男女を問わず、できるだけ 多くの皆様のご参加を
お待ちして おります。

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           初大日祭への誘い
          『かなくら山報』第103号 2003/01/01

                          金蔵寺住職 東野正明

日時  一月二十八日(火)
行事  午前八時半 諸堂諸仏参拝
     午前十時   柴燈壇護摩供
             柴燈大護摩供
             餅投げ(福引き)
             昼食(お接待)
 
ありがたい護摩に詣りましょう!
 
  家内安全・交通安全・商売繁盛等の所願成就祈願の柴燈大護摩供
を厳修し、後、古札等のお焚き上げを行います。
  皆様お誘い合わせの上、お参りください。

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            生野町俳句会来山!
              『かなくら山報』第103号 2003/01/01

                          金蔵寺住職 東野正明

 十一月十二日、朝来郡生野町の 俳句会の皆さんが当寺にご参拝に なりました。
次に掲げますのは、会の佐藤さんからいただいたお礼状に同封されていたもので、
会の皆さんが後日の句会で作られた金 蔵寺に関わる俳句集です。
  ○小春日や 古いし匂の 籠り堂   文夫
  ○添護摩や 法螺貝ひびく 秋の堂  久雄
  ○俳友と 護摩壇囲む 冬の朝  文夫
  ○護摩煙 煤く御幣に 初冬の風    
  ○秋山路 役の行者の 堂を訪う   文夫
  ○閉じしまま 三十余冬 厨子光る   文夫
  ○切れぎれに 法螺貝の音 山眠る   
  ○般若心経 現に唱え 冬隣     津根男
  ○心経や 十一月の 護摩木爆ぜ   千代子
  ○庫裡からは 山の紅葉も 庭と生す  恵美子
  ○護摩壇にはべり 八十近き冬   伴
  ○訪へば 稀に霾 紅葉寺   津根男
  ○懇切な法話賜わる 竹の春    津根男
  ○紅葉寺 紙垂に移らぬ 護摩火かな   富美子
  ○護摩の火の煙る堂内 秋の霾   常雄
  ○護摩堂へつづく廻廊 紅葉影    文夫

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    『學明大和尚一代記』へのご寄稿お願い
                『かなくら山報』第103号 2003/01/01

                                住職 東野正明 

 
当山名誉住職、先代住職大僧正學明大和尚の遷化から一年半、今年七月で
三回忌を迎えます。金蔵寺では、蓮華寺・金蔵寺住職在職五十一年間の労に
報いんがため、『一代記』の発刊を予定しております。
 つきましては、生前からご親交のあった方々から、思い出の文章のご寄稿を
お願いいたしたく存じます。
 先代住職は、高野山真言宗は勿論、他派・他宗、そして、宗教界のみならず
各界の方々とのお付き合いもあり、法嗣の私もその全貌の片鱗しか承知して
いないところがありました。
 公私とも御繁忙の折りから、誠に甚だあつかましいお願いですが、『一代記』
を金蔵寺歴代住職の中で特異な業績を持つと思われる先代住職の全貌に少し
でも近づけるためにも、老僧との思い出の一端についてご寄稿いただけないで
しょうか。何卒よろしくお願い申しあげます。
  四百字詰原稿用紙   三〜五枚程度 
  原稿締切        三月三十一日

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