『かなくら山報』への寄稿1998
最終更新
金蔵寺住職として、記名または無記名で 「かなくら山報」に掲載したものです。 |
納札について
『かなくら山報』第79号 1998/09/07
「おさめふだ」とも「のうさつ」とも読み、「巡礼札」とも言います。木製・ 金属製・紙製の札に、巡礼コース名・祈願・氏名・年月日などを記したも ので、縦長の長方形で上部を三角にすることもあり、木製や金属製の 納札は、霊場寺院の柱などに打ちつけて納められました。そのため霊場 寺院を札所といい、札所にお参りすることを「打つ」ともいいます。 現在では、紙製の納札がほとんどで、単に札所に納めるだけでなく、 お接待を受けたときに渡したり、巡礼同士で名刺代わりに交換すること もあります。 巡礼の回数によって納札の色を変えることもあり、例えば、四国遍路 の場合は、1〜4回白札、5〜7回緑札、8〜24回赤札、25〜49回銀 札、50〜99回金札、100回以上錦札とされています。 左下は、昨年2月21日〜24日に土佐伊予路を遍路した時にいただい たものです。金襴の札で、裏には次のように印刷されていました。
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かなくら四国霊場
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花御堂を作りましょう!
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檀信徒の皆様へ
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