『かなくら山報』への寄稿 1993
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 金蔵寺住職として、記名または無記名で
「かなくら山報」に掲載したものです。
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檀信徒の皆様へ
『かなくら山報』第31号 1993/12/05

 師走の候、檀信徒の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 さて、10月の御本尊薬師如来御開帳法会には、公私ともご多用の中、多数
ご来臨いただき、また過分の奠供を賜りまして、誠にありがとうございました。
おかげをもちまして、10月17日から10日間の御開帳も10月26日の結願法
会をもって無事終了することができました。
 皆様方には、開白法会の日はもちろんのこと、その準備段階をも含めて、期
間中何かとお世話になりましたこと、ここに謹んで御礼申しあげます。
 なにしろ46年ぶりの大法会、自動車道開通以来初めての大法会。金蔵寺と
しては初めての稚児行列。七百から八百名の参詣の方々すべてに対する昼食
と飲み物のお接待、等々。
 本当にできるのだろうかと不安になったことも再々でした。ある役員の方が、
「何にもぶっつけ本番やからなあ。」といわれたことを思い出します。10月に入
ると連日打ち合わせに明け暮れました。役員の方々も臨機応変に対応してい
ただき、特に問題もなく修了することができましたこと、本当にありがとうござい
ました。
 11月になりまして、早速山報を出して皆様方にお礼をと思っていたのです
が、御開帳の残務整理と寺役のためにはなはだ遅延し今になってしまいました
非礼、何とぞお許しくださいますようお願い申しあげます。
 ところで、『薬師本誓集』に、
  「諸々の衆生の為に法薬を授与し、一たび名号を聞かば、衆病悉く除く。
   貧窮多苦は速疾に消滅し、心身安楽となる。」
ということばがあります。お薬師さん信仰の功徳を端的に示したことばだと思い、
御開帳法会の塔婆に書かせていただきました。
 お薬師様は、御開帳法会が一時の行事に終わることなく、これからも皆様方
のお参りを待っておられますことをつけ加えて筆を置かせていただきます。

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除夜の鐘つき
『かなくら山報』第31号 1993/12/05

 12月31日の大晦日の夜は「除夜」といって、「年の夜」とも「年越し」
ともよんでいます。
 「除夜」は、一年を除く夜という意味で、先祖をまつり家族が一年間
無事に過ごせたことに対して感謝の宴をひらき、夜を通して人々が暮
れゆく年を惜しむ、と昔の本に記しております。
 また、この夜に疫癘(えきらい=流行病)を退散せしめることからその
名があるのだともされています。
 この夜は、一般に新年を迎える準備に忙しく、「年を守る」といって眠
らない風習があり、早く寝ると年をとるとも言われています。
 寺院ではこの夜法会を修し、過ぎ去った一年を反省し、新しくやって
くる年の幸福を願って百八つの鐘をつきます。
 百八つの鐘は、「百八煩悩(ぼんのう=心身を悩まし悟りをさまたげ
る一切の欲望。迷い。)」にちなみ、その一つ一つを救うためにならす
とも言われています。
 釈尊はこの百八のすべての煩悩にうち勝って悟りをひらいたとされて
います。百七つは旧年に、残りの一つは新年にならすのが習わしで、
「旧年を送る最後の宣明」「新年を迎える最初の宣明」といいます。
 金蔵寺では、毎年31日の午後12時から除夜の鐘つきを行っていま
す。例年、NHKの「紅白歌合戦」が終わりに近づいたころからお参りの
方が増えてきます。神戸や姫路、また県外からもお参りがあり、最近で
は、八日会の方々に雑煮などのお接待もあり、なかなかにぎやかです。
中には、ここ20数年来お参りを欠かしたことがないという方もおられま
す。
 「除夜」の意味をよくかみしめ、今年もご家族お揃いでお参りいただき
ますようご案内申しあげます。

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御開帳に向けて(二)
『かなくら山報』第30号 1993/09/15

 台風一過、朝夕めっきり涼しくなってきました。といっても、今年は冷夏で、
梅雨から一足飛びに秋になった感じです。檀信徒の皆様にはいかがお過ご
しでしょうか。
 日ごろは金蔵寺の運営につきまして、格別のご協力とご理解をいただき、
誠にありがとうございます。
 去る8月31日(火)午後8時より、本年度2回目の金蔵寺運営委員会が行
われ、御開帳法会の実施について検討がなされました。
 何しろ46年ぶりの大法会です。また、自動車道が完成してからは、初めて
の大法会でもあります。
 法会初日の17日には、自動車道の交通規制をいたしますので、何かとご
不便をおかけしますが、諸般の事情をご賢察のうえ、ご協力いただきまして、
一人でも多く檀信徒の方々にはお参りいただき、またとない仏縁にあわれま
すようご案内申しあげます。
★御開帳法会の概要
    開白(かいびゃく)   10月17日(日)
    結願(けちがん)    10月26日(火)
    17日 御開帳法会 
    23日 土砂加持法会
  御開帳期間中、この両日以外は毎日午前9時半と午後2時の2回、
  本堂前で柴燈大護摩供を厳修いたしますのでお参りください。
★10月17日の日程
   午前8時15分  稚児行列開始(駐車場)
      8時50分  稚児本堂到着・稚児行事
      9時20分  庭儀理趣三昧法会(本堂)
     11時10分  柴燈大護摩供(本堂前)
     12時      鏡割り
   午後1時      余興(大杉前仮説舞台)
      3時      餅投げ(舞台・籠もり堂)
  当日は、奥荒田・的場・寺内の婦人会の皆さんにお世話になって、
  参拝の方々全員に昼食と飲み物のお接待をいたします。 
★10月17日の交通規制等について
  @自動車道は
一般車通行禁止にいたしますので、できるだけ
    表参道から歩いてお登りください。
  A一般の方々は、マイクロバスをご利用ください。バスの部落内の発着
    場所は次の通りです。
     奥荒田公会堂 的場公会堂 的場消防庫 寺内公会堂
  B部落内の駐車場は次の通りですが、檀家の方はできるだけ自家用車
    を使わないで公会堂まで歩いていただくようお願いいたします。
     奥荒田公会堂 的場公会堂 寺内公会堂
★稚児募集について
  9月14日現在で、1歳から11歳までの男女51名の方に応募していただ
  いております。9月末日でお稚児さんの募集を締め切りますので、お早めに
  申し込んでいただきますようご案内申しあげます。   

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お稚児さんのすすめ
『かなくら山報』第29号 1993/08/05

 「よう降りまんなあ!」という挨拶が毎日のごとく聞かれますね。今年は雨
が多いし、気温も高くならないので、汗かきの私にはとても過ごしやすいの
ですが、でもこんなに涼しいと米のできが気になりますね。暑いときは暑く
ならんと…。梅雨が明けたそうですが、いつになったら、「もうこれで雨があ
がるかな?」と思わんでもよい日が来るのでしょうか。
 7月7日(水)、醍醐会主催による「花供入峯」(はなくにゅうぶ)が行われ
ました。山麓の蓮華寺から金蔵寺の奥の院までの野の仏様一体一体に季
節のお花を供え拝んで歩く行事です。奥の院前では大護摩を厳修(ごん
しゅ)しました。
 7月8日(木)、八日会主催による「新住職を囲む会」が行われました。
本堂で「風呂敷護摩」を厳修し、簡単な法話のあと、懇談会をしました。
 7月11日の写経会。雨天にもかかわらず25名(男12・女13)の方の
ご参加をいただきました。初参加は8名。ご夫婦や親子で参加される方
も増えてきました。奉納写経は金蔵寺へは18巻、高野山へは9巻でした。
参加された方には、写経カード「瑠璃光帖」をさしあげました。参加回数と
奉納巻数の記録用紙です。8月は8日午前6時から行いますので、奮って
ご参加いただきますようお願い申しあげます。
 さて、7月26日には、「お稚児さん募集のご案内」とともに、来る10月
17日の御本尊薬師如来の御開帳大法会の日の稚児行列の参加申し込
み用紙を配布させていただきました。
 第1次締め切りを7月31日とさせていただきましたが、その後も随時受
けつけております。8月4日現在、23名のお稚児さんの申し込みがありま
した。
 何といっても46年ぶりの大法会です。お稚児さんとして参加されるお子
さんにとっては一生に一度しかない仏縁です。一人でも多くの方にご参加
いただきますようお願い申しあげます。
 なお、お申し込みをいただいた方には、後日説明会をいたしますので、
何もご準備なさらぬようお願いいたします。

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御開帳に向けて
『かなくら山報』第28号 1993/06/30

 梅雨明けが待ち望まれる今日この頃、檀信徒の皆様にはいかがお過ご
しでしょうか。
 去る6月13日(日)午前6時より、本堂において第1回の写経会を行いま
した。
 勤行のあと、「われいま至心に懺悔し、謹みて般若心経を写経し奉る。仰
ぎ願わくは一字一文法界に遍じ、三世十方の諸仏に供養し奉らん。」と「御
写経願文」を奉読し各自写経に移りました。静寂の時間約40分。
 最後に浄写したお経に目を通しながら般若心経を読誦して終了しました。
 参加された方は全部で21名(男11・女10)、奉納写経は金蔵寺へ18巻、
高野山へは10巻でした。
 後日、「参加したかったんですけど、車がないので…」とおっしゃる方も何
人かありました。お誘い合わせのうえお越しいただけたらと思いますが、ど
うしても都合がつかない場合は寺に相談してください。
 次回は、7月の第2日曜、11日の午前6時から行います。今回参加され
なかった方も多数お越しください。
 6月22日(火)午後8時より、本年度第1回の金蔵寺運営委員会が行わ
れました。「平成4年度金蔵寺会計決算報告」に続いて、「御開帳に向けて」
の協議がなされました。当日の決定事項のあらましは次の通りです。
★御開帳法会の日程
  開白(かいびゃく) 10月17日(日)
  結願(けちがん)  10月26日(火)
  17日  稚児行列・庭儀理趣三昧法会(本堂)・柴燈大護摩供(本堂前)
        ・清興(余興)・餅投げ
  23日  土砂加持法会(本堂)
  御開帳期間中、この両日以外の日は、毎日午前午後の各1回柴燈護摩
  厳修(本堂前)
★御開帳記念事業
  参道入口に「高野山真言宗金蔵山金蔵寺」の寺標を建てる。
  庫裡の縁側にサッシを入れる。
  今回、最も議論になったのは稚児行列でした。お稚児参りとは、幼い子供
を天界の童子・童女の姿に装わせて一日仏の子としてお仕えすることによっ
て仏様のご加護いただきますよう願うものです。稚児に参加した子供は一生
息災に暮らすことができるとも言われています。稚児行事は金蔵寺檀家では
初めての試みですが、委員会で検討の結果、またとない御縁の稚児行列を
実施することになりました。子供さんの一生の思い出となることでしょう。
 御開帳全般についての詳細は、今後責任役員会(総代会)や運営委員会
で決定されていくものと思います。 檀信徒の皆さまには何かとお世話になり
ますが、何とぞご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

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写経会をはじめます
『かなくら山報』第27号 1993/06/03

 清々しい初夏になりました。檀信徒の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 私も4月に住職に就任して以来、慣れない仕事のペースも十分につかめ
きれないままにこの2か月が瞬く間に過ぎてしまったような気がいたします。
 5月8日には花祭り(仏生会)を催しました。5日には「花御堂」を作るため
にたくさんのお花を持ってきてくださった方があります。おかげさまで美しい
花御堂ができました。どうもありがとうございました。
 8日の花祭りには、沢山の方々にお参りをいただき、お釈迦さまのご誕生
をお祝いし、また、ご先祖のご供養をしていただきました。
 本堂に入るのは久しぶりの方もおられました。昔話にあちこちで花が咲き、
なでぼとけ(撫仏)のびんずるさん(賓頭盧尊者)の顔や目や腰をさすって拝
まれている姿が印象的でした。
 甘茶のお接待もいたしましたが、「久しぶりや」とか、「初めて飲んだ」とか、
「砂糖がはいっとんのでっか?」とか…。ちなみに砂糖は一切入れていません。
甘茶の葉っぱだけであのような甘みが出てくるものです。
 花祭りは、今年から檀信徒の方々全体にご案内をさせていただいておりま
すが、来年も沢山の方々にお参りいただきますようお願い申しあげます。
 さて、今月から、毎月第2日曜の朝6時から写経会を始めることにしました。
日曜とはいえ、お忙しい方、また、お急ぎの方もおられると思いますので、午
前7時頃には終了いたします。第1回目は6月13日です。
 昔から、「写経の功徳」が色々と言われてきました。写経をすればどのよう
なご利益があるかということです。
 ある本によりますと、
 @ 写経によって、ぎすぎすした心が浄化され、ゆったりとした心になる。
 A難しい経文を間違えずに書くために、集中力が増して頭脳のトレーニン
   グになる。
 B家庭はいつも明るく、子どもたちも、親のおおらかで優しい心をうつして、
   非行のない明るい心の持ち主になる。等々
 しかし、写経の功徳は人によって違い、ご利益もすぐにあるとは限りません。
そこで大切なことは、
   
まずやってみること
です。
 時間のある人にも、時間のない人にも、写経していただけるように、用紙
はこちらで準備します。筆・硯・墨等は各自で準備してください。筆ペンや墨
汁を使用していただいても結構です。
 では、13日(日)、お待ちしています。

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慰霊祭に思う
『かなくら山報』第27号 1993/06/03

 5月9日には、慰霊祭(金蔵寺檀信徒戦没者慰霊法要)を執り行いました。
この法要のために毎年奥荒田・的場・寺内の3部落から沢山の米を寄進して
いただいております。遺族の方はもちろん、区長様方にもご多忙中の折から
お参りをいただきましてありがとうございました。
 金蔵寺檀信徒出身の「英霊」は、全部で59霊です。このうち、太平洋戦争の
期間が49霊と最も多く、以下日中戦争7霊、日露戦争2霊、上海事変1霊でした。
 この方々は、「遙かに故郷の山河を思うて灼熱酷寒の異境に没せし幽魂」であ
り、国家のためと信じて「非業の死を遂げし人命」(当日の「追悼文」より)であり
ました。
 「戦没者の方々の犠牲があってはじめて今日の平和な世の中・平和な暮らし
がある」とよく言われますが、戦争さえなかったら若い命を落とさなくてすんだ
のです。幾多の春秋を残して「戦没者」「英霊」と呼ばれるようになった方々、
それは余りにも大きすぎる犠牲でした。
 慰霊祭は、ふたたび国家の手によって戦争を起こすことのないように、国民
一人一人が戦争を憎み、平和のありがたさに感謝する日です。不戦の誓いを
する日です。
 仏教の戒律の第一は不殺生戒です。生き物を殺すな! これがお釈迦さまの
戒律の中で最も重要なものであり、仏教でいう不殺生とは、「ただ殺さない」とい
うだけでなく、「その生命をよりよく生かしきる」という積極t的な意味があります。
 慰霊祭は、不殺生戒を確認し、実践への決意を新たにする日です。

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花祭りとは?
『かなくら山報』第26号 1993/04/27

 4月8日は、お釈迦さまのご誕生日です。お釈迦さまは、今から約2500年前、
インドにお生まれになりました。現在の地図ではネパール領となっていますが、
ルンビニー園として知られているところです。
 ご誕生の様子は、『釈尊伝』(ブッダ・チャリタ)によりますと、花咲き匂う春8日、
生母の摩耶夫人(まやぶにん)の右脇からお生まれになり、太陽のようにお輝き
になっていましたが、月の光のようにまぶしくなかったということです。空からは
香り高い雨が降ってきたそうです。
 昔からこの日はお花祭りといって、色とりどりの春の花で飾った御堂(花御堂、
はなみどう)を作ります。その中に誕生仏をおまつりして香り高い雨のかわりに
甘茶を注いで、ご誕生をお祝いするのです。だから、花祭りのことを「灌仏会」
(かんぶつえ)ともいいます。
 小さな国ながら釈迦族の統治するカピラ城の皇太子としてお生まれになった
のですが、お生まれになるとすぐ、6歩半お歩きになり右手を上げて天を指さし、
左手を下ろして地を指して、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんが、ゆいがど
くそん)とお叫びになったと伝えられています。
 このおことばは、今もって多くの人たちに誤って使われ、また誤った解釈をさ
れています。「この世の中に自分ほど偉い者はいないんだ。我こそ天下国家を
統治する指導者である」との独り善がりのことばとして使用されていますが、
これはまったくの誤りです。。
 天上天下ということは、自分の上と自分の下、即ち全宇宙ということことです。
全宇宙のいのちと恵みを一身に受けて、一人の人間として生まれてきた素晴らし
さ、尊さをお叫びになったのです。これはお釈迦さまだけのことではなく、私たち
一人一人の人間は、人間としての唯一無二の身体を持って生まれ出たという
意味で、この叫びは、誕生の喜びの声であったのです。
 生まれながらにして私たちは、一人一人尊い身体・ことば・心を持っています。
この「生まれながらにして一人の仏である」という自覚が仏教信仰の基本です。
 仏教では、すべての人が仏になれる、つまり成仏する可能性を持っているわ
けです。成仏とは、決して死ぬことではなく、仏になるということで、お大師さま
(弘法大師空海)は、この身のままで、生きながらにして仏になれるとお説きに
なっています。これを「即身成仏」といいます。
 さらに、お釈迦さまがご誕生後すぐに6歩半歩かれたということですが、これは、
生まれながらにして、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天という六道輪廻の世界を、
ただ、ぐるぐると迷い歩くのではなく、これをすでに半歩踏み出されて、真実の
人の人たる道を歩こうとされるお姿を表しています。『釈尊伝』には、「悟りを開
いて世の中を救うために生まれてきた。もう輪廻しない」といわれたとあります。
 その後、29歳でお城を出られたお釈迦さまは6年間、山に籠もって人の道、
仏の道を求められ、35歳の12月8日、ついに仏さまとなられました。
 花祭りは、仏教、すなわち、「仏になる教え」をお説きになったお釈迦さまの
ご誕生をお祝いする日であるとともに、人間生命の讃歌をうたう聖日というべき
でありましょう。

  5月8日は花祭り!

 金蔵寺では、恒例の花祭りを次のように行います。昨年までは、新精霊
(しんしょうりょう)のある方(花はじめの家)のみにご案内をしていましたが、
今年からは、檀信徒の方全体にご案内させていただくことになりました。
当日は第二土曜で学校は休みです。子供に皆さんも振るってお参りください。
 粗飯の準備の都合上、とじ込みの申込書で経木供養の六親及びお参りの
人数を前もってお申し込みください。
 
と き 5月8日(土) 午前10時より
ところ 金蔵寺本堂
行 事 本堂お勤め(金蔵寺勤行次第、経木供養、灌沐)
法 話
供養料 一霊500円 追加一霊につき300円
申込締切 5月3日(月)必着
   経木を書く都合もありますので、なるべく早くお申込ください。

 お釈迦さまの花御堂を5月5日(水)、こどもの日の午後一時から金蔵寺本堂
で作ります。できましたら春の花(れんげ、ぼたん、たんぽぽ、さつき等)を持って
花御堂作りにご参加いただけたら、非常にありがたいのですが、・・・。
 特に小さいお子さんにはよき思い出になると思います。ぜひご参加ください。

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住職就任に当たって
『かなくら山報』第25号 1993/04/01

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。陽春を迎え、檀信徒の皆さまには
益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。日頃は金蔵寺のことで何かとお世話にな
り厚く御礼申しあげます。
 さて、すでにご案内のとおり、本日4月1日から金蔵寺の住職として執務することに
なりました。まだまだ未熟な者ではございますが、何とぞよろしくお願い申しあげます。
 前住職は、蓮華寺並びに金蔵寺住職を51年間に渡って勤めさせていただきまし
た。その間、皆様方には大変お世話になりましたこと本葉にありがとうございました。
私からも御礼もうさせていただきます。
 私は、17年前に故郷に帰って参りましたとはいえ、ずっと学校に勤務しておりまし
たので、寺院のことや僧侶としての勤めはどうしても疎かになりがちでした。
 この度、3月31日付をもって県立学校の教職を退き、法務に専念することにしまし
た。
 宗祖弘法大師の教えに従い、檀信徒の皆さまのお役に立てますよう、鋭意努力を
する所存です。前住職同様、よろしくお願い申しあげます。

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以下、付け加えますので、しばらくお時間をいただきたいと思います。