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小学部1年生

〜KANAのお部屋〜

【入学に際して思ったこと】
2006年(平成18年)4月。KANAは養護学校に入学しました。
健常児のお友達に囲まれて過ごした保育園の2年間が終わり、『障害児の集団』に入ることになりました。
入学式の日はあいにくの雨となりました。入学式の日、受付のところで、担任の先生が待っていてくれました。
顔を見るなり、抱っこをせがんだKANA…人見知りをしないのはいいのですが…先生も大変だなぁと人ごとのように思ってしまいました。
KANAのクラス、小学部7組は、先生の数も多く手厚い対応をしていただけそうでした。
KANAと同じ新1年生があと1人、4年生が1人、6年生が1人の4人のクラスでした。KANA以外は男の子ばかりでした。。
となりの6組と合同授業になることもありましたが、6組も男の子ばかり。KANAは完全に逆ハーレム状態でした。
訓練の病院では療育の先生に『なるべく1対1で対応してもらえるのが望ましい』と言われていたので、それを前もって伝えておいたためか、いいクラスに入れてもらえたなぁと思いました。
保育園の時は毎日先生と顔を合わせ色々とお話も出来たのですが、入学後は先生との連絡手段が『連絡帳』となるため要領がつかめるまではしばらく戸惑うのではないかという不安がありました。上手に活用して先生とのコミュニケーションもとっていかなくてはいけないなぁと思いました。
バス通学も初体験。
乗り物に乗るとかなり緊張するKANAですがパニックになることはまずないだろうと思っていたのでそれほど心配はしていませんでした。
案の定、初めて乗るときは尻込みしていましたが先生に抱っこされたらぐずることもなく、おとなしく乗車し座席に座ったようでした。
いつでもマイペースのKANAは早く慣れてくれそうで、とりあえずはホッとしました。。
始まったばかりの新生活。これからどんなことがあるのか、期待でいっぱいでした。

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【学校生活】
KANAの学校生活は、特に大きな問題もなく始まりました。
保育園の時の体験入学で入れてもらったのと同じレベルのクラスに入ったKANAはKANAのペースで学習をスタートさせました。
養護学校の小学部は、メインの学習は1日1教科。KANAのクラスでは『さんぽ』『からだ』『おんがく』『ことば』『かく・つくる』の5教科を週に1度ずつ学習するスタイルでした。
子供たちが少しでも集中して取り組めるように様々な工夫、例えば音で気を引く、おもちゃを上手に活用する、動きのあるものを使うなどなど、がされていて、KANAも楽しんで授業に参加できました。また同じことを何度も繰り返して学習するため、何度もやるうちにKANAにも「なにをするのか」の理解が少しずつですができるようになりました。
体力的にまだまだ未熟だったKANAですが、さんぽの時間などを通して少しずつ長い距離を歩けるようになり、体力も少しずつついてきたようでした。。それでも、午前中のメインの授業が終わり、給食を食べると、午後は午睡することもかなりありました。また、午後からの通院や訓練の日など、午前中登校させると午後に眠くなってしまうので、1日学校を欠席させたりしました。
学校では『日常の基本生活習慣の自立』に向けても繰り返し指導をしてもらいました。
食べること、着替えなども少しずつ自分ひとりでできるようになってきました。
排泄に関してはまだまだ機能的に難しかったので、無理に進めることはしませんでした。、
入学して間もなく、手をパチパチと叩く「おねがい」のポーズを覚えました。ほしいもの、したいことがあるときにこの仕草をよくするようになりました。

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【学校外の活動】
入学と同時に、地域の「障害児親の会」に入会しました。養護学校の子供は少ないのですが、地域の小中学校の障害児学級に通う子供たちと一緒にさまざまな活動に参加しました。
クッキングをしたり工作をしたり、夏はプール、冬はクリスマス会や新年会などなど。みんなでお出かけをしたりもしました。
比較的障害の程度が軽い子供たちが多く実際のところKANAには活動が難しい面もありましたが、養護学校の活動の一環ともなっているので、毎回学校の先生にも来ていただけたため、KANAも比較的機嫌よく活動に参加することができました。
時には、地元のボランティアさんにお世話になることもあり、活動内容云々よりも「地域との結びつき」という面で大事にしたい活動だと思いました。

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【療育訓練】
訓練の病院での療育もしばらく続きました。
ですが病院の方針で、『養護学校に入学した子供は学校に療育を任せる』ということで、夏休み明けに病院での療育訓練は終了となりました。
訓練は終了となりましたが、小児科での発育発達診察は定期的に受けることになりました。

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【心疾患のこと】
生まれつき軽い心疾患があったKANAは、3歳のころまで定期的に検診を受けていましたが、症状が落ち着いていたため検診も一旦終了となっていました。
ところが、入学後の学校での心電図検査で異常が見つかり、また以前検診を受けていた総合病院で精密検査を受けることになりました。
その結果、大動脈に若干狭い部分があるということで、また1年に1度の定期検診を再開することとなりました。
心電図、エコーなどじっとしていることが難しいので、薬で眠らせての検査になりました。

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【初入院】
冬、2月の終わり。インフルエンザが大流行していました。
KANAは毎年秋にインフルエンザの予防接種を受けています。
ですが、この年、同じく予防接種を受けていたチビkanaがインフルエンザにかかり、それがKANAにも伝染しました。
KANAはかなり状態が悪く、結局点滴を受けながら1週間ほど入院しました。
チビkanaも一緒に入院させてもらい、私が付き添いました。
この年はインフルエンザの流行が遅く、また長引き、予防接種を受けていたのにかかった人がたくさんいたようでした。

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【からだ】
110.0センチ(4月) 17.5キロ(4月)→114.6センチ(1月) 18.9キロ(3月)

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