番外編―吉澤邂逅編―
0時を廻った頃、ごっちんから電話がかかってきた
「ねぇ、よっすぃはなんであたし達の事色々わかったのさ?」
「んー、あたしごっちんの先輩だから」
「はぁ?意味わかんない」
「機械の声……そう言えば分かるでしょ」
そう、少し前まで、あたしの頭の中にもごっちんと同じような機械が存在していた
「マジ?!そうだったの?そうか……だからこうなる事とかわかってたのか……ねぇ、よっすぃの相手って誰?壊してくれた人いるんでしょ?」
しまった余計なことしゃべったかな……
「…矢口さん……」
「マジ?!やったよっすぃのよわみ発見!」
「はぁ!?何言ってんの?あたし達の事言ったら二人の事も言うからね!」
「別にいーよー、ほら、高橋、ちょっとこっちおいで」
ごっちんは近くにいるらしい高橋を呼んでいた
「「だってあたし達!ラブラブだもーん!!」」
恐いもの知らずほど恐い物はいない……そう認識した
「すいません…みんなには内緒でお願いします……」
「まぁみんなには黙っておいてあげるよ、じゃあね」
二人に一生頭が上がらなそう……
「ん?よっすぃ誰から電話だったの?」
「あぁ、やぐっさん、ごっちんからだよ、高橋とうまくいったってさ」
「そうなんだ、よかったじゃん」
「でもなぁ……あ゙ー!!」
「ど、どうしたの?」
「よわみ握られた……あたしとやぐっさんの……」
「はぁ?!言ったの?よっすぃ」
「ちょっと、口が滑った」
「何やってんのさ…でもこっちにもよわみあるじゃん」
「え……何の?」
「ごっちんがよっすぃを遊びに使った事、高橋に言うぞって」
「駄目だよ……高橋無理矢理襲われてもごっちんと付き合ってるぐらいだから」
「うーんそうか……」
「あ、ごっちんに言うの忘れてた」
「ん?何を」
「やぐっさんあたしの時の事覚えてるでしょ?機械が壊れたあとの少しの間あたしがどうなってたか」
「あーあー憶えてるよ、あの時のよっすぃ大変だったもんね」
「へっへっへっへっへ、まぁ仕事の時ぐらいフォローしてあげるけど、明日から楽屋が楽しみだね」
あたしとやぐっさんは大声で笑っていた
to
be continued