聖書百人一首 = 『聖書を伝える百の和歌』

                        2016年5月7日(火)作成 ・ 文責:岸原 繁
                       

    「まえがき」

 この本を読んで下さる人、一人一人に「イエス・キリストに出会って頂きたい」。その一心で、この文章を書きました。
 一つ一つの短歌に、その思いを込めています。古文表記にしたのは、「文語訳・聖書」にある「言葉の迫力」を伝えたかったからです。

 しかし、まだまだ、日本人には、キリスト教とか、イエス・キリストというのは、外国人の宗教、神様の話だと、考えておられる方が、圧倒的に多い事実に、驚かされています。それらの方々は、仏教も、お釈迦さまも、外国の宗教で、その開祖だったという事実には、日本での生活の中で、歴史の長さが違うと、お考えなのです。キリスト教が、イエス・キリストが、まだ日本の方々には、馴染めていないのでしょうか。 ここを何としても、乗り越えたいのです。だから、この本では、「和歌」という形にしたのです。

 「聖書」には、旧約聖書から新約聖書に向けて流れる、一つの大きな流れがあります。
 「アダムの人間の原罪」という源流から、「イエス様の再臨による、人間の永遠の救い」という、大海原へ流れ込む大河のように、「聖書」は、書かれています。その聖書の中に、登場する一人一人の人間の物語、壮大なドラマを通して、神様・イエス様の思いやメッセージが、描かれているのです。

 私は、日本人にとって、魂を伝える言葉のリズムとして、「五、七、五、七、七」、三十一文字の短歌が、そのメッセージを、強く印象的に伝えられるツールだ、と思っていました。言葉の持つリズムが伝える、強さを感じていたのです。これまで、日本人にとっての「イエス・キリスト」の姿を、伝えるにはどうしたらいいのか、模索していたからです。
 もちろん「キリスト教」は、世界共通で、ただ一つしかありません。誰が伝えても、中身は、同じでなければなりません。形はどうであれ、正しいキリスト信仰を、伝えなくてはいけないと考えています。

 この本では、「日本聖書協会」の発行する、「口語訳・聖書」を中心的な、参考文献としました。そして、登場人物一人一人に、スポット・ライトを当てて、その上に、短歌のリズムを乗せて、紹介して行きました。そして、聖書に出て来る、一つ一つの物語の、中心的な人物を、重点的に紹介して行きました。その物語の中心人物を通して、神様の実像が見えて来るからです。人間を通して、神様の働きが、見えて来ると考えたからです。だから「イエス・キリスト様」の短歌は、創作っていません。他の人の項目から、「イェス様の姿」は、見えているはずですから。

 この本で取り上げた、聖書中の人物は、「聖書」を貫いている、一本の大きな流れの、本流となる人と、そこから枝分かれした、支流でも、少し大きめの流れを、なしている人を取り上げました。これで、聖書の時系列的な流れの中で、登場して来る人物の事を、ある程度、把握できると思います。つまり、「聖書」の中の、数ある物語や逸話の、人間ドラマの、一つ一つの「あらすじ」が、読めるはずです。
 登場人物の解説内容は、詳細で、専門的なものには、なっていないと思いますが、聖書を基にした、人物の内容には、なっているはずです。「イエス・キリストの福音信仰」の目でもって、読んで下さい。

 聖書の中には、この本で取り上げなかった人たちが、まだまだ居ます。その一人一人について書くのは、また次の機会にしたいと考えています。

 この本は、「キリストの神様」が、「イエス様」が、何を私たちに伝えたいのか、それが分かるように、「聖書」を通して、書いたつもりです。ここに登場する人物の生き方、考え方を、見て行く時、反面教師にしなければいけない人も居るし、そのまま、生き方の手本としたいと思う人も居ます。自分が、どんな人生を歩んで行ったらいいのか、そのヒントを与えてくれる人が、きっと、見つかるはずです。

 「聖書」に登場する、すべての人が、神様の意向によって、生かされた人たちです。その人の生き方が、いいか悪いかの判断は、神様が握っておられます。そして、きっと、あなたにも、聖霊の働きかけがあるはずです。できれば、あなたもそれを、祈って待つだけではなく、あなたにとっての「隣り人」に対して、自分が持っている何かを、捧げてみて下さい。何でも結構です。その方が、必要とされている物でも、時間でも、奉仕でも。・・・そうすれば、生きる力が、少し、湧いて出て来るはずです。

 素晴らしい信仰を、世界に表現して生きた、本物のクリスチャン(キリストに在る者)は、これまでの世界中の歴史の中に、何人も居られました。だからこそ、キリスト教が、現在も生き続けているのです。そして、そんな方が、今も生きて居られるのです。


 日本人にとって「聖書」は、分厚くて、カタカナの文字だらけで、見た目は面白くないです。難しいと思っておられる人も、多い事は確かです。でも、この本を読んで、「へえ、聖書ってこんなに面白い話が、書いてあるのか。」と、興味を持って貰えたら、嬉しいのですが。

 そして、ぜひ本物の「聖書」を読んで、「イエス・キリスト」に出会って下さい。その時あなたは、「イエス・キリスト」と、どんな話をされるでしょうか。


 なお、この本を読んで頂いている方への「お願いとお断り」をしておきます。

  この本は、「聖書からの教え」を拠り所とした、「プロテスタントのキリスト教」の立場で、書かれています。
   「イエス・キリストの福音」を、大切に考えています。

  ここで言う、本物の「聖書」とは、「日本聖書協会」や「日本聖書刊行会」から、出版されているものです。
   残念ながら、偽物の聖書というのが存在しますので、注意して下さい。
 
  この本の登場人物名と聖書箇所名は、筆者が日頃から馴染んでいる、「口語訳・聖書(日本聖書協会)」の表記通りにしています。

  キリスト教の神様は、「父と子と聖霊」の三位一体です。「主なる神とイエス・キリストと聖霊」との「三位一体の神様」ですから、この本で、「イエス様」「イエス・キリスト」「主」「神」「神様」「主なる神」「主イエス」「聖霊」「ご聖霊」「聖霊様」などと、表現されているのは、どれも、同じ「キリスト教の神様」を表現している事を、ご理解下さい。それぞれに使い分けしているのは、その所での表現をしているという事です。

  旧約聖書でも、新約聖書でも、「聖書」を読み進めて行く時、とても大切な約束事があります。それは、新約聖書の中に述べられている、「イエス様の福音」というもので、旧約聖書の、新約聖書の記事を、読み進めて頂きたいという事です。

 「イエス様の福音」という立場から、旧約聖書の、新約聖書の出来事、登場人物の考え方や心情を理解して欲しいからです。でないと、「律法主義」の立場に陥り、間違ったキリスト教の信仰に、なってしまうからです。
今も生きていて、あなたを直接、救ってくれる人としての、「イエス・キリスト」に出会えなくなってしまうからです。

  この本を今、読み進めて下さっている人に、理解しておいて欲しい、「よく使われるキリスト教の言葉」を、列挙しておきます。
 これらの言葉の意味内容は、各項目とも、それぞれが、一冊の本になる程の内容を持っていますので、敢えて、ここでは解説しません。ご自分で理解に努めて下さい。「毎日、少しずつ聖書を読む。出来得る限り、毎週日曜日に、礼拝に出席する。キリストの信仰を同じくする人たちと会話をする。」といった、信仰生活をされるようになれば、その生活の中で、きっと自然に、理解されるはずだからです。

・ 主なる神=(ヤハウェ=エホバ) ・ 礼拝 ・ 愛 ・ 神の子=イエス・キリスト(クリスマス) ・ 洗礼(バプテスマ) ・ 祈り ・ 聖霊(五旬節=ペンテコステ) ・ 召命 ・ 証し ・ 三位一体の神 ・ 教会 ・ 伝道(リバイバル) ・ 律法(十戒) ・ 聖潔=潔め ・ 奉仕 ・ 献金 ・ 罪(原罪) ・ 聖餐 ・ 殉教  ・ 十字架 ・ 肉の人 ・ 天国 ・ 救い ・ 再臨 ・ 地獄 ・ 復活(イースター) ・  臨在 ・ サタン=悪魔 ・ 福音 ・ 迫害 ・ 異端 

     (凡  例)

  六  (ノア) 創世6:22、7:3〜5、16 とあれば、
   「歌番号六、人名ノア、聖書箇所、創世記、6章22節と、7章3節から5節と16節」という事です。

  歌番号・(人名)・ 聖書箇所(書名・章:節の順)
        ・短歌、(古語表記)
        ・短歌の現代語訳
        ・人物の説明(聖書箇所、を中心として)


    (目  次

旧約聖書の部

(創世の物語)
1.アダム
2.エバ
3.カイン
4.アベル
5.エノク
6.ノア
7.ハム
8.ニムロデ

(アブラハム物語)
9.アブラハム
10.サラ
11.ハガルとイシマエル
12.ロトとロトの妻
13.イサク
14.リベカ

(ヤコブ=イスラエル物語)
15.ヤコブ
16.エサウ
17.ラケル
18.レア
19.ラバン
20.デナとシケム
21.タマル

(ヨセフ物語)
22.ヨセフ
23.ポテパルの妻
24.ベニヤミン
25.ルベンと他の兄弟たち

(モーセ・出エジプト物語)
26.モーセ
27.アロン
28.ミリアム
29.エジプト王パロ
30.コラとダタンとアビラム兄弟

(ヨシュアの時代)
31.エレアザル
32.バラム
33.ピネハス
34.ヨシュア
35.カレブ
36.ラハブ
37.アカン

(士師の時代)
38.オテニエル
39.エホデ
40.デボラ
41.ヤエル
42.ギデオン
43.アビメレク
44.エフタ
45.サムソンとデリラ

(ルツの物語)
46.ルツ
47.ナオミ
48.ボアズ

(ダビデ王の物語)
49.祭司エリ
50.ハンナ
51.サムエル
52.サウル
53.ヨナタン
54.イシボセテ
55.アブネル
57.ミカル
58.ゴリアテ
59.ダビデ
60.バテシバ
61.ウリヤ
62.ナタン
63.アブサロム
64.タマル

(ソロモン王の物語)
65.アドニヤ
66.ソロモン
67.二人のヒラム
68.シバの女王

(王国の分裂・預言者の時代)
69.レハベアム
70.ヤラベアム
71.エリヤ
72.エリシャ
73.ナアマン
74.イゼベル
75.アタルヤ
76.ヨアシ
77.ヒゼキヤ
78.ヨシヤ
79.エズラ
80.ネヘミヤ

(エステルの物語)
81.エステル
82.モルデカイ
83.ハマン

(ヨブの物語)
84.ヨブ
85.ヨブの妻
86.エリパズとエリフ

(詩編の賛美)
87.コラ人たち

(預言者たちの書)
88.イザヤ
89.エレミヤ
90.エゼキエル
91.ダニエル
92.ホセア
93.ヨエル
94.アモス
95.オバデヤ
96.ヨナ
97.ミカ
98.ナホム
99.ハバクク
100.ゼパニヤ
101.ハガイ
102.ゼカリヤ
103.マラキ

新約聖書の部

(イェス様の誕生に関わる人たち)
104.ザカリヤ
105.エリサベツ
106.バプテスマのヨハネ
107.父ヨセフ
108.母マリヤ
109.羊飼いたち
110.東方の三人の博士たち
111.シメオンとアンナ

(ヘロデの一族)
112.ヘロデ大王
113.ヘロデ王アンテパス
114.ヘロデヤ
115.サロメ

(イェス様の弟子たちと福音書記者たち)
116.使徒アンデレ
117.使徒シモン・ペテロ
118.使徒ピリポ
119.使徒ナタナエル=バルトロマイ
120.使徒トマス
121.使徒・大ヤコブ
122.使徒ヨハネ
123.マタイ
124.マルコ
125.ルカ

(イェス様に教えられ、救われた人たち)
126.ニコデモ
127.ザアカイ
128.サマリヤの女
129.姦淫の女
130.マルタ
131.ベタニヤのマリヤ

(イェス様の奇跡で、助けられた人たち)
132.ラザロ
133.ヤイロの娘
134.やもめの息子
135.らい病を癒してもらった人
136.長血を癒された女
137.癒された中風の男
138.盲人バルテマイ
139.ベテスダ池の病人
140.お礼に戻った一人の人
141.信仰のある百人隊長
142.パンと魚を捧げた子ども

(イェス様の譬え話に登場する人たち)
143.岩の上に家を建てた人
144.種を蒔く人
145.良きサマリヤ人
146.パンを求め続けた人
147.迷子の羊を見つけた人
148.賢い娘と愚かな娘
149.良い僕と悪い僕
150.ブドウ園の主人と雇人
151.富める若者
152.愚かな金持ち
153.借金を取り立てた男
154.一番たくさん献金した女の人
155.金持ちと貧乏人ラザロ
156.放蕩息子
157.放蕩息子の父
158.放蕩息子の兄

(イェス様の十字架と復活に関する人たち)
159.イスカリオテのユダ
160・律法学者とパリサイ派とサドカイ派の人たち
161.カヤパ
162.ポンテオ・ピラト
163.クレネ人シモン
164.十字架上の強盗
165.バラバ
166.イェス様の死を見届けた百卒長
167.アリマタヤのヨセフ
168.マグダラのマリヤ
169.クロパの妻・小ヤコブの母マリヤ
170.クレオパ・エマオ途上の二人

(キリスト教の始まりと、布教活動に関わった人たち)
171.使徒マッテヤ
172.アナニヤとサッピラ夫婦
173.ガマリエル
174.ステパノ
175.伝道者アナニヤ
176.パウロ
177.バルナバ
178.主の弟ヤコブ
179.テモテ
180.テトス
181.ピレモン
182.オネシモ
183.主の弟ユダ
184.伝道者ピリポ
185.アイネヤとタビタ
186.百人隊長コルネリオ
187.救われた看守
188.ルデヤ
189.アクラとプリスキラ夫婦

(参考文献)
190.参考文献





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