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後山〜船木山

1345m〜1334m

2001・ 7・ 7

雨上がりには出るぅ〜〜〜〜〜〜!!
 


下線のあるオレンジ色の植物名
をクリックすると、その植物の画像がご覧になれます。
今回も
isotoronさんのご好意により提供していただいた画像とカメ巫女の画像とで構成しています。
断り無くコピー・配布等しないでください。ご理解の程、よろしくおねがいします。


 美しさを損なわないギリギリの画質処理と、出来るだけ軽い画像を心掛けましたが、
このページにある30画像(クリック画像も含む)すべてで476KBもあります。
ダウンロードに時間がかかるかもしれませんが、ご了承いただければご覧ください。

 

板馬見山(後山)=いたばみやま(うしろやま) 兵庫県千種町発行の地図では板馬見山。
県内第3位の高峰で、大峰山と並ぶ修験道の行場として今も『女人禁制』を守り(?)
毎年秋には、本坊道仙寺で大護摩法要が開かれる。

今回は、千種町の板馬見渓谷の林道をマイクロバスで登れる所まで運んでもらい〜、
沢沿いの山道を歩き〜登山口からしばらく登って〜一般コース(not行者コース)を辿って山頂へ。
山頂からは〜西へ縦走して〜岡山県側の船木山〜一気に南へ下山して〜東粟倉村のコース。

 
10時12分 登山口 
ここからは一列で林の中を登って行く。
15分程で垢離取場に着く。   

ここから先は女人禁制だそうだから
それなりの気分?になってGO!


   
コナスビ (小茄子)by isotoron  

垢離(こり)=あかがはなれる
神仏に願をかける時、
水を浴びて身心を清めること


トチバニンジン(栃葉人参)
by isotoron
太くて長い地下茎は漢方薬になる。

 

それから登ること約5分で不動滝に辿り付く。滝の奥には〜祠が祭ってあるのが見える。
なぜか急な登りが続き、ienaga先生の「
行者コースに間違って入ったのかなぁ?」の呟きに内心ドキッ!

途中、右にコースをとれば〜山頂に石柱芸術作品『平成之大馬鹿門』をおっ建てる
おごしき山(1000m)と空山(900m)に行けます〜

 


↑ ウバユリ
(姥百合)

カラスウリ(烏瓜)〜★〜!       

  直立した茎におよそ百合らしくない形をした大葉が5〜6枚。
鉄砲百合に似た緑白色の花が10〜20個重なり合うように
咲くそうだが、どんな花なのかなぁ?
そうめん滝に登り付く35分程の間、よく目に止まった。
「なんか〜名前が〜ねぇ〜。」
「でも、よぉ覚えられる名前だわね〜。」  
ガッハッハァ〜!

11時8分、そうめん滝でやっとこせ休憩〜!
               
ユキザサ
(雪笹)の実 

 

長〜〜〜い行列の最後尾がここにたどり着くのに、待ってる方も長〜〜〜いので、
気分はすでに昼食〜!でオニギリ頬張る人もいらっしゃいましたなぁ〜。
今回は〜アンパンで我慢しました〜私。

11時22分出発。 右は行者コース、左は一般コース。 当然、左を登る。 あと1600mの標識。
滝の上流のせせらぎハルゼミの清々しい声ウグイスの谷渡り
心地よいアンサンブルを耳にしながら、ぐんぐん登って行く。


ノリウツギ(糊空木)

樹皮の内皮が粘質で
製紙用のノリに使われた。


   マルバフユイチゴ(丸葉冬苺)


←ツルアリドオシ
(蔓蟻通)
 茎の先に2個ずつ白色の花を付ける

 
オオカメノキ(大亀之木)の実  どんな実なのか見たかった〜!あぁ〜、ありがたや〜ありがたや〜
 
ブナミズナラの原生林の中を行く。
右足は兵庫県〜左足は岡山県〜。
もうちょっと〜!」〜と言われ続けて〜
やっとこせ〜あぁ、あれが後山!
が、到着はこの30分後。
途中、マムシ
>・〜〜〜〜〜〜〜〜
雨上がりには出るぅ〜〜〜〜〜。

    


ツクバネソウ(衝羽根草)の実

 ネマガリダケ(根曲竹)の花
 
by isotoron
珍しい〜! ブナ林床に多い。

 

12時半頃、今度こそ〜ほんとうに〜山頂だぁー!

西を望む                   後山山頂三角点付近より北を望む                    東を臨む

 

13時9分、山頂より南側の頭上高くに〜!

← 珍しい自然現象 日暈(ひがさ)  
   
ienaga先生は「にちうん」と説明された。

 太陽を光源として起る暈(かさ)
 太陽の光が微細な氷の結晶からなる雲を通る時、
 反射・屈折を受けた結果生ずる。
(広辞苑より)

 
 太陽を取り囲むように虹の輪が大空いっぱい円を描いている。
 雨上がりには出るぅ〜〜〜〜〜
こともあるそうだが、 
 「
お〜い、ほんとに珍しいから、みんな、よぉ〜見ときよ〜!
 しばらくすると、更にその外側を囲む虹の輪が!
 

 はかなく消えていってしまうからこそ、
 偶然出会えた幸運に感謝〜!
 ムシムシ蒸し暑いお天気に参ったが、こーゆぅ
★!だったら
 いくらでも出てきてもらいたいもんですねぇ。

 

 

ミヤマシグレの実

 

13時40分 船木山山頂より南を望む

 
昨日までの雨続きの日々、降り込められていて日向ぼっこが
出来なかった所為か、山道のあちこちで爬虫類動物に出くわす。
雨上がりには出るぅ〜〜〜〜〜
彼らにしてみれば〜体温上昇させるにはもってこいの岩場で〜
久々にくつろいでお昼寝してるのに〜
ドカドカと〜42名もの行列におどかされて〜堪ったもんじゃないかも〜。
>・H〜〜H〜〜  とか
>・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 とか。。。。。
先生もフリーズしたでっかい蝮、、、お逃げ下さるまでじっと待つ。
デジカメ撮る時、画体にばっかり気を取られて近づき過ぎんときよ〜。
 ちゃんと足元を見ぃよ〜。 蝮は飛びついて来るでぇ〜

ガガガガガァ〜〜〜〜ン!
暖かいご忠告、一気に撮影気力が萎えてしまった。
同じ爬虫類でも〜カメなら大歓迎なんですけどねぇ、1匹も出くわさなかった。


13時57分 東粟倉村に向けて下山

結構、膝にきましたなぁ〜。

 
タケニグサ
(竹似草)
ケシ科
by isotoron

荒地に育つ。
茎は中空。
折れば黄赤色の
乳液を出す。
有毒植物

「触ってはダメ!」
と教えられ
忌み嫌われる草
だけど〜

タケニグサの花
 by isotoron

美しい〜★〜!


ササユリ(笹百合) by isotoron

笹原の中にひっそりと一輪〜やっとお目にかかれた!
ちょっと盛りが過ぎた観があるけど、香りも素晴らしい。

 

エゴノキの実 by isotoron

果皮中にエゴサポニンを含み
新鮮な果実は洗濯石鹸として用いた。

マタタビ(木天蓼)の花
by isotoron

夏には葉面が白変する。
猫にマタタビ

フタバアオイ(双葉葵) 

この葉を巴形に組み合わせたら
徳川家の家紋の葵巴になる。
「この御紋が目に入らぬかぁー!」


15時10分、自動車道までたどり着く。 脚がガクガク〜、ワナワナ〜、マイクロバスまであとちょっと。
バスに乗り込むなり、冷え冷えのペットボトルの飲み物をいただく。
5月の床尾山下山中に怪我で入院された方からの差し入れとか。 
500mlを一気飲みしたのは初めて。

ありがとうございました!

東粟倉村の道の駅『あわくらんど』で休憩&野菜買出し&お土産漁りして〜例によって夢の中。
後々、体のあちこちに痛たぁー!の出た山歩きだった。


                                                 以上、7月31日作成


 
下り後半途中、不覚にもデジカメの電池切れにて、撮影を諦めざるを得なくなり、
無用のカメラをザックにしまったら、両手が空いた。
道々、気にかかっていた〜目にも美しい〜笹の葉〜
★〜!
これさえあれば〜笹団子ができるぅ〜〜〜

ほならば〜せっせこ取って帰ろっと!

そんでぇ〜本日7月8日、笹の葉55枚分の55個の『ちまき』(因幡地方ではこう呼ぶ)を作った。

 
  材料 : (有)南目製粉 まきの粉(もち米・うるち米)850g入り 1袋
        砂糖 =好みで多少の少々 or 多々
        水 =適当量 

 作り方 : (1)水量を加減しながら材料を耳たぶの軟らかさにこねる。
       (2)笹の巾より小さ目の丸餅形にまるめる。
       (3)笹の葉先部に団子を置き、団子を芯にして笹を△にたたむ。
          最後は巻き込んだ笹の中に茎を通して、△の頂点から引っ張り出す。
       (4)大鍋に熱湯を沸かし、ちまきを湯がく。
         ふわぁ〜と浮き上がってきたら、中まで火が通っている。
         ざるに上げて冷ます。

さぁ〜、召し上がれ〜〜〜

 
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