7・8  瀞 川 山〜鉢 伏 山 1039〜1221m 2001. 8.25 高原を吹き渡る風になりました〜
 


下線のあるオレンジ色の植物名
をクリックすると、その植物の画像がご覧になれます。
  
isotoronさんのご好意により提供していただいた画像とカメ巫女の画像とで構成しています。
今回、ページが非常に重たいので、画像が開くのにかなり時間がかかります。

断り無くコピー・配布等しないでください。ご理解の程、よろしくおねがいします。


 
暑さのこの時期に、兵庫県の最高峰=氷ノ山の北に連なる高原の山並みを一気に制覇しようと
瀞川(とろかわ)鉢伏(はちぶせ)行きが決定されたらしい。
えぇー!そんな高い山を一度に2山もぉー!!
(いつも楽することばっか考えてて文句タラタラですんません。)
しゃぁ〜ない。。。。。
平地より一足早い秋の訪れを期待して頑張るか〜! でも足に自信がないよ〜。

コースは、村岡町「木の殿堂」十石山頂氷ノ山瀞川林道瀞川山頂(お昼休み)
→ 氷ノ山瀞川林道をマイクロバスにて〜
ハチ北高原スキー場鉢伏山頂高丸山ロッジ街

 

10時15分、瀞川山の登山口
 これから遊歩道のようなコース
 十石山頂目指して〜先頭争い(?)
 山道の3900mはどのくらい時間が
 かかるものなのか???
    ゲンノショウコ(現の証拠)

花色は淡紅色か紅紫色だが
東日本地方には白花
西日本地方には紅紫色のものが多い

茎・葉は下痢止め・健胃に有効
和名=現の証拠は
飲むとすぐに効果が表れることによる。


エゾゼミの声、降りしきる中
美しい
クヌギ・ミズナラ(オオナラ)
の林を進む。

    フシグロセンノウ(節黒仙翁)

     ナデシコ科の多年草、日本の特産種
   茎の節はやや太くなり黒褐色になるので
                   この名がある

ホツツジ(穂躑躅)&蜂?by isotoron

ミンミンゼミの声に変わる。

 


ツルリンドウ(蔓龍胆) by isotoron
茎は細く長く地をはい、
紫色を帯びて蔓になってものにからむ。
ガンソク(雁足)クサソテツの別称
中心から生える胞子葉の縁が内側に巻き込み
雁の足のように見えることから。
キクバヤマボクチの蕾
(菊葉山火口)
秋、アザミに似た淡黄色or紅紫色の
大きな花を開き、針状の苞がある。
 
11時
 45分歩いて1300mしか進んでいない。
 いつになったら瀞川山頂に着くのか〜?
 かなりの蒸し暑さに閉口気味。

   ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

      花の模様がホトトギスの斑紋に似るため。

 

11時1分、ここでやっとひと休憩〜。
本日の間食はコンビニおにぎり。
行きの途中に買い込んだトマトに
かぶりつく人がなんか多かったですねぇ。
ツリフネソウ(釣り舟草)
by isotoron
花が花柄にぶら下がる様子が
舟を吊り下げたように見えることから。
ママコナ(飯子菜)
by isotoron
若い種子が米粒に似ているから?
寄生植物
 
とにかく蒸し暑くて〜
いつまでたっても登りばっかりで〜
あぁ〜、いつになったら〜〜〜〜。

11時17分
「あれがぁ〜、氷ノ山と鉢伏山〜!」
おぉー!
ienaga先生の指し示される枝先に〜
彼方の一番奥が氷ノ山!
その手前の右山頂が鉢伏山!

そんでぇ、瀞川山は〜まだぁ〜?

 

11時23分、林道まで500m
一旦林道に出てから脇道に
入って山頂を目指すらしい。

植林されたカラマツ林を行く
先頭のienaga先生

この画像からすると、
ひょっとしてかなりいい位置に
付けていたのかなぁ?


オトコエシ(男えし)
オミナエシに対して強剛なので男に見立てて

11時35分
ようやく山道を抜け出た。

南西方向に向かって一直線に
鉢伏山へ向かう林道
左手が唐松林、右手が杉林


マルバフユイチゴの実
(丸葉冬苺)
花は『後山』にUPしています。


オミナエシ(女郎花)
by isotoron

おみは女性、えしは好しで、
花の姿を美しい女性にたとえた名前
秋の七草の一つ

あとの六つは
撫子藤袴桔梗
 
11時43分
〜源平ツツジ〜白つつじ〜 or 一筆啓上仕候〜
ホオジロの鳴き声〜
林道から瀞川山頂への登り道に入る。
 
瀞川山の山頂    
11時57分到着。 瀞川山頂より南西方向に鉢伏山頂を望む
西日本では最高といわれる粉雪に恵まれるスキー場になっていて
南北から山頂までのリフトがあり、山は丸裸同然。
彼方に氷ノ山が霞んで見える。
山頂で休む
アカトンボ

 

さて、お昼休憩の後、別ルートで元の林道へ下り、マイクロバスに拾ってもらって
一路鉢伏山のハチ北スキー場へ〜。この山歩き会はこんなふうにショートカットが出来るところがいいのです〜。

 

冬季ならばスキーゲレンデであるはずの
遊歩道の階段を登りはじめる。

シラヤマギク(白山菊) ツリガネニンジン
(釣鐘人参)
シロガネニンジン(白鐘人参)
 
    &ハギ(萩)

 

アザミ(薊) by isotoron

あれが〜山頂〜!

ヤマボウシ(山法師)の実

 

13時28分、登頂〜! 心臓バクバクでしたが割と短時間で着きましたなぁ。
冬はリフトも上がって来る山頂。360度の展望がきく。
南に氷ノ山(1510m)、東に妙見山(1139m)
西に青が丸、仏ノ尾の但馬の山々。
扇ノ山、陣鉢山などの鳥取の山並みも続いている。


    ↑ 山頂付近のススキ野より南の氷ノ山を望む

 

13時52分、
一路、南西の高丸山(1070m)を目指して下山開始。
上級者向きのゲレンデコースと思われる急傾斜地を
転びそうになりながらどんどん下る。

 

一面ススキの原〜高原を吹き渡る風はすっかり秋〜

シオガマギク(塩釜菊)

 

14時25分、高丸山山頂より氷ノ山を望む

ツルニンジン(蔓人参)
by isotoron

キンミズヒキ(金水引)by isotoron

 

整備された広い遊歩道の急階段を
ドンドン靴音を立てながらどんどん下る。

お迎えのマイクロバス2台が見えたぁ〜!
あぁ〜、ただうれしぃ
〜♪


ゲンノショウコ


ゲンノショウコ

シシウド(猪独活)

   
 

マイクロバスでロッジ街へ下る。
夏の鉢伏高原は、合宿でトレーニングに励む学生さんやら〜いろんな催し物やらで、
冬場とはまた違った賑わいをみせていた。
胸一杯に秋を吸い込んでから、さらに下界の姫路に向けてバスは流れていった。

 
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