5  蘇武岳 1074m 2002. 7.13   木の葉も草も笹も、みーんなでっかく育った夏山!

 


  
isotoronさんのご好意により提供していただいた画像とカメ巫女の画像とで構成しています。
 今回、画像の容量が600KB弱あり、全部開くのにかなり時間がかかる方もあると思います。
何卒、ご容赦くださいませ。 m(_ _)m

また画像は断り無くコピー・配布等しないでください。ご理解の程、よろしくおねがいします。
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北但馬を南北に走る但馬中央山脈の真ん中に位置する蘇武岳(そぶだけ)。
日高町の生んだ世界の冒険家=植村直己さんが少年時代によく登って鍛錬した山なのだそうだ。
主稜線のすぐ西側を走る林道をマイクロバスが登って連れて行ってくれたらなら約5分で山頂なのだが、
標高760mの金山峠から標高差314mをえっちらおっちら歩いて登る。
なんせ山歩きの会だから。
雨天の場合は、約5分の歩きで山頂目指す予定だったそうなが、それの方がよかった かも〜(・・;)゛\(`□´;|||)

 

10:26 金山峠登山口

『山頂まで約1時間20分』と案内板には書いてあった。
これは誰の足で登った場合のことなの?

このコースタイムを参考に、
「もぉ半分は来たかな?」
「後、20分ほどかな?」
「多分もうじき着くだろう!」と希望的推測を抱きつつ
「お天気が崩れる前に登り着こう!」の焦りもあって
休憩なしに歩き続ける破目となった。
当然、飲まず食わず。
結局2時間かかったのだが、
予定時刻を過ぎた後の
いつ果てるとも分からん歩きは、ほんとに辛かった。(;´д`)
 


オカトラノオ(陸虎の尾)
by isotoronさん

 

10:40 カラマツ(唐松)林を行く。

登り始めての第一印象は、
植物の育ち具合が素晴らしく豊か〜
〜!ってこと
の葉も、サルトリイバラの葉も、の葉も、
今までどの山でも見たことがない程に大きくて立派!
柏餅〜棘餅〜笹巻き団子〜みんなプロ仕様でいけそぉ!
そんな食いしん坊の目で山路を進めば、
もぉそれだけで宝の山に分け入ってる気分〜♪

♪ 法〜〜〜〜法華経(ほぉ〜〜〜〜ほけきょっ)
 
                   ウグイス(鶯)

 てっぺん 禿げたかぁ〜!    ホトトギス(不如帰)

 

ウツボグサ(靫草) by isotoronさん

ウツボ(靫)=矢を盛って腰に背負う用具

シソ科の多年草
この紫の花が付いた穂は、花後、暗褐色になり
これを漢方では
夏枯草(かこそう)と呼び利尿剤にする。

 

イチヤクソウ(一薬草)
止血または癒創剤になる。
ウスノキ(臼の木)の花

イワカガミ(岩鏡)の花後
群生地で有名な東床ノ尾山よりも目立って多かった。

 

 ジャァージャァー ジャァージャァー   カケス(懸巣)

 

ノリウツギ(糊空木)クモ(蜘蛛) by isotoronさん

樹皮から製紙用の糊をとる。

ヤマジノホトトギス(山路の不如帰)
by isotoronさん

 


ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
by isotoronさん

 

     
カラマツに絡むイワガラミ(岩絡) 木に絡んでも〜イワガラミ      イワガラミの花

 


ササユリ(笹百合)

 

12:27 山頂に到着〜〜〜〜〜(;´д`)

500mlのペットボトルを一気飲み!
座り込んだら〜もぉ動けん。

最後尾が到着するまでに、やや時間がかかった。
でも皆、割と元気そぉ〜\(^o^)/
聞けば〜途中休み休みしながら〜水分補給しながら〜
マイペースで登ってきたんだそうな。。。

 

山頂に群生するギボウシ擬宝珠)→
山頂に至るまでの山路でも至る所でよく見られた。

 

山頂より北方を望む。 
視界が良ければ日本海まで見渡せる・・・はず。
植村直己少年もこの眺めに親しみ、大きな夢を見ていたのかな?

 

13:00 下山開始

東山麓の神鍋高原の名色スキー場まで
約2時間の予定で。

下り始めて間もなく、小雨が降り出した。
木立の下を足早に下って行く。
山頂でお弁当の時に降り出さないで〜
よかった〜(^-^)

♪ カッコォ〜 カッコォ〜 カッコォ〜
              
カッコウ(郭公)
 


ヤマアジサイ(山紫陽花)

 

13:18 ミズナラ(水楢)の林の中

足元が見え難い下り。
下生えの笹をかき分け〜かき分け〜進む。
時折
ヤマウルシ(山漆)の枝が目の先に張り出していたり、
毒性が強くてかぶれ易い
ツタウルシ(蔦漆)があったりで、
なんか〜必死でサバイバルやってるよな気分。

雨でゆるみ始めた滑りやすい下り道、
思いっきりすっ転んだ。(>_<)

14:04 案内道標がある所まで下って来た。
切り開かれた林道を下って行く。

 

14:35 マイクロバスを下から呼び寄せて
落ち合った場所で乗り込むことになったが・・・・・

思ったより難儀な林道で、バスがうまくUターンできない。
タイヤが滑って身動きならんようになった・・・・・らしい。
男性陣、バス救出のためにその場にとどまる。

「ここで待ってても仕方ないから歩きましょ〜。」と
とっとこ下って行く健脚グループと、
「もぉ1歩も歩きたくない・・・ここで待ってましょ〜。」と
自主休憩するグループ(少人数)とに分かれた。
私は当然・・・後者。(^^ゞ

15:15過ぎ、ようやくバスに乗り込んで暫くしたら〜
バケツをひっくり返したような土砂降り!
あぁ〜、なんて行いの善い参加者ばかりなんでしょ〜
(*^-^*)


ホタルブクロ(蛍袋)


道の駅「神鍋高原」で一息入れて、お土産を物色してから帰路についた。
 
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