31   雪彦山(せっぴこさん)  884m   2002. 5.25   まるでスパイダーマンな岩場の3点支持登山! 
 
 
「兵庫の山の中で、どこが一番たいへんですか?」
と先輩たちに聞けば、必ず筆頭に上がるのが雪彦山。
鎖場、、、ロッククライミング、、、命綱、、、絶壁、、、
そんな単語をポンポン聞かされる。。。
日本三彦山の一つで修験の山なのだそうな。
国土地理院の地形図では、915.2mの三角点のある山を
雪彦山と表示しているが、地元の夢前町では、
大天井岳(884m)に雪彦山の標識を設置している。

←9:22 登山口から〜すでに垂直の岩壁がガァ〜ン!
 と迫って見えるぅぅぅぅぅ。。。。。


コースは、登山口→不動岩→展望岩→行者堂跡→出雲岩→覗岩→セリ岩→馬の背→大天井岳(844m)

昼食後、天狗岩→鹿ヶ壺分岐点→三角点のある雪彦山(915.2m)→鹿ヶ壺分岐点→千畳平→鹿ヶ壺

 


9:40 視界に入るのは・・・
乾燥して植生が疎らの荒れた山肌と
2番目を行くMさんの踵。

初っ端から〜
問答無用の急な登り。(>_<)
見上げなければ先頭は見えない。

「乾ききってしまって、
 昔の面影がないなぁ〜、
 いろんな植物が生えてたのに。」
とIenaga先生。
雑木を伐採し過ぎると〜こうなる。
なんて素直な地表なんだろ!

  10:18 雑木の薄暗さの中に
    ギンリョウソウ(銀竜草)→
          by isotoronさん

 

10:36 出雲岩
岩の庇がググッ!と迫り出して〜
ロッククライミングのためのボルトが
いくつも打ち込まれている。
フフゥゥゥ〜ン、なるほど〜。。。
        真上を見上げると・・・→

「山崎断層が動き出さんうちに、
 さっさと通り抜けましょ〜でぇ〜。」
に大賛成!

 

10:43 鎖場だぁぁぁー!

画像のブレが、動揺を物語るぅ〜。

ほんとに次の足の置き場が見つからない。
鎖のブッ太さに体重を預けて
無我夢中でせり上がる。
これが噂の雪彦山!?

 

10:48 覗き岩に立つ。 

「あれが〜前に登った明神山!」 
眼下は〜覗き込まない方が身のため。(>_<)

マメヅタラン(豆蔦蘭) レッドデーターリストBランク (兵庫県の絶滅危惧植物)

 


イワギボウシ(岩擬宝珠)
by isotoronさん

    11:13 馬の背をクライミング→
つかまる木の根があれば、まだマシ。
つかまるところがない。。。
岩にペタァー!と貼り付いて〜
落下しないようにするのがやっとこせ。
「三点支持の要領でついておいで!」
・・・と言われても〜
この次、どっちの手を?どっちの足を?
どこに置けば?・・・上に進めるのか?
フリーズしたスパイダーマン。
!(@w@)!

 

 

11:20 フゥ〜〜〜。 「雪彦山頂」の標識と洞神社の祠がある大天井岳の山頂より南東方向を望む。

 

全員、無事に到着したところで〜祠の周囲で昼食。
びっしょりかいた汗は〜ほとんどが冷や汗。
{{{{(+_+)}}}}
一気に引いて〜寒ぅ〜〜〜。

12:10 さぁ、出発!

                ナツハゼ(夏櫨)の花→

 12:16 バイカオウレン(梅花黄蓮)の実

 

 

12:57
915.2mの三角点のある地理上の雪彦山山頂

杉の植林で視界が開けていない。

13:10
さぁ〜、ここからは下るのみ♪

鎖場の岩場が多くてトラロープや木の根を頼りに下る
地蔵岳の鞍部へ急降下する下山道は避けて、
時間はかかるけど楽〜な鹿ヶ壺方面へ下山。

 

ハナヤスリ(花鑢)
by isotoronさん
シダ植物
一葉を地上に出す。
胞子嚢は長柄の上部に
穂状に集まって
その形はやや鑢に似る。
(広辞苑より)

14:02
「撮影するならこの先に
もっといいポイントがあるよ。」
アドバイス通りの☆〜!
フタリシズカの群生


フタリシズカ(二人静)
by isotoronさん

 


ヤブデマリ(藪手毬)?by isotoronさん

 


ヒメウツギ(姫空木)?
by isotoronさん

     

 


コンテリギ(紺照木)
by isotoronさん
14:04
千畳平
芝生広場の木立の上で


♪〜
一筆啓上仕候
(いっぴつけーじょーつかまつりそーろー)
  
           
ホオジロ
(頬白)→


14:14コンテリギ(紺照木)   

 

14:40 鹿ヶ壺 (県指定名勝・町指定天然記念物)

      鹿ヶ壺ご案内看板

 


タツナミソウ(立浪草)

14:49
鹿ヶ壺キャンプ場を通り抜けて
マイクロバスの待つ駐車場へ。


シンジュギク(真珠菊)by isotoronさん

 

あぁ〜、怪我もせずに無事生還〜〜〜 \(^o^)/
また季節を変えて〜雪彦山へ行きましょ〜!・・・・・と誘われても、ご辞退申し上げるだろうな、多分。(^^ゞ

 

 

   15:38
 少し時間があったので、帰路の途中、
 安富町にある文化財を訪ねた。

←千年家(旧古井家住宅)

 室町時代末期に建てられた古い民家の遺構。

 

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