段ヶ峰 | 1103m | 2003.12.06 | 横殴りの雨は仕方なしとして、登山口は、どこ? |
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これと思しき林道を行っては、行き止まりでUターン。 また別ルートで登り詰めては、Uターン。 メインルートに引き返して、地元住民らしき人に尋ねて、 教えられた通りに行っても、目印が見当たらない。 雨脚が激しさを増す中、マイクロバスの迷走は続く。 「もう今日は〜中止でもいいわ〜(;´д`)」 と口に出す人もいて、なんだかすっかりくたびれた。 10:50 |
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10:55 傘をさして登山するような状況だから、 当然、花を探したり、周囲を見回す余裕などない。 気になるのは、ひたすら、足元。 視線を落として、次の一歩をどこに着地するか? それだけに集中する。 見た目よりも、かなりの急傾斜。 |
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11:08 かなりなだらかになって来たと思ったら、今度は、 風鳴りがして、傘が危険に感じられる。 傘をたたんで、上着のフードをすっぽり被り、 しょぼくれたドラえもんになって、黙々と登る。 山頂に近付くにつれて、木々が疎らになり、 |
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11:27 山頂 「ススキのきれいな山頂からは ご覧の通りで、視界は10mあるか?ないか? |
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←本殿脇のタラヨウ(多羅葉)の大樹の葉 水気の多い木で、寺社の周囲によく植林されている。 大事な建物を、火災の延焼から守る役目をする。 葉っぱの裏を傷つけると黒くなるので、字が書ける。 ハガキ(葉書)の語源は、 この葉の裏に尖ったもので字を書いたことからきているそうな。 サルノコシカケ、どこだどこだ?〜と騒いでいたら、 ←雨に祟られた不運な一行を、中に招き入れようと、 |
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ご祭神は葦原志許男神=大国主神。 つまり、”因幡の白兎”に登場する大黒さま。 なにやら親しみを覚える〜(^^ゞ この本殿は、三間社流造りの桧皮葺。 |
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登山靴の紐を解いて、畏れ多くも本殿へ上がって、 建物の造りの説明を聞く。 室町時代後期の様式や技法を伝える彫刻や組物。 こんなふうに、目の付け所や見方を教えていただくと、 |
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日本一の大絵馬がかかるという絵馬堂。 この時期は、まだ準備中なのか、見られなかった。 が!
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江戸時代に描かれた百人一首の額(絵馬?)〜☆☆☆ 百人全員が揃っているのは、全国でもここだけとか。 文字は、判読ができないくらいに薄れているが、 詠み人たちの絵姿には、まだ色彩が残り、 奉納された当時の艶やかさを髣髴とさせる。 こんな素晴らしい文化財が、博物館などに収蔵されず、 |
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この近在の人々は、昔々からこの額を眺めながめて、 百人一首に親しみ、諳んじたりしたのかな? もしも保存のための予算が付けば、 末永く人類の宝になるように大事に保管され、 ガラス越しにしか見られなくなるだろう。 それは、これを奉納した昔人の望むところかな? ・・・などと、とりとめもないことが頭をよぎった。 ←ここに描かれたぽっちゃりふくよかな女性、 うちの三条小町@ニホンイシガメ♀にご縁のある〜 小野小町〜☆ 親近感を覚えますわ〜(*^日^*)ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ |
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