13 | 青倉山 | 811m | 2001. 9.22 | こんなに楽していいの?&ダム見学 |
|
今回の山歩きは、行く前から「楽勝ですよ〜。」と聞かされていたが、 一体誰にとって楽勝なのか??? なんせ『ピーターと狼』的な予言にいつも煩わされていて、疑心暗鬼が身に付いてしまっている。 時間的に余裕があるので、近くの発電所見学も予定されていた。 (休館日のところをienaga先生の一声で管理職がスタンバッテお出迎えくださるとか〜、ありがたや〜ありがたや〜。) コースは、生野町の黒川ダムの周回道路〜できるだけ山頂近くのマイクロバスが登り切れる所〜 |
「さぁ〜、ここから登りましょうか〜。」で、いきなり立て看板あり。 曰く『入山禁止!』 どうやらマツタケが生えているらしく、不審者の立ち入りを戒めている。 「こりゃぁ〜分け入って〜鉄砲で撃たれても〜しゃーないかなぁ〜。」 「まぁ〜40人ものヒトを打ちまくることもなかろう。」と〜出発! 皆で行けば〜怖くない〜ってか? 「皆さ〜ん、匂いだけにしときやぁ〜、 見つけても見えんかったことにするんやで〜。」 「はぁ〜い!」 ・・・・・ひたすらそれらしき場所に目を凝らしながら登ったが、 下心をもってしても〜それは見つけられなかった。。。。。 |
|
コナラ(小楢・枹)とミズナラ(水楢)=オオナラ(大楢)の自然林の中を登る。 ミズナラは、山地冷温帯域のやや乾燥した林をつくり、中部地方以北に分布。 ここ兵庫県辺りでは標高が800m以上の高地に自生する。 コナラより、葉の周辺のギザギザが大きく、葉柄がほとんどないので見分けられる。 ナラの木の仲間は、昔から薪炭の原材料になったりしていたが、 シイタケ栽培の榾木(ほたぎ)に利用されたり、 おがくずにしてキノコ栽培の床にされたりするので、 将来的に枯渇するかもしれないと案じられているそうな。 キノコ栽培だけは輸入木材に頼れない事情がある。 輸入木材は消毒されてしまうので、菌を植え付けても育たないから。 栽培キノコを食す時には〜ナラの木を思って〜心して食べよう。。。。。 落葉性のドングリの仲間についての説明は、 |
10時37分。 登り始めて30分もかからずに山頂到着。 昼弁当には早すぎるのでienaga講座を受ける。 落葉する前に葉っぱの色が変わる木をすべて 『モミジ』の木というのだそうな。 確かに植物図鑑に「モミジ」は載っていない。 イロハカエデがモミジと俗称されることはあるが。
|
||
センブリ(千振)by isotoronさん 全草に強い苦味があり健胃剤になる。千回振り出しても苦味がなくならないのでこの名がある。 |
早目の昼食を済ませて、 12時前に下山を開始。 ←登って来た途中の峠まで 同じコースをたどって引き返す。 かなり急傾斜のナラ林を登って 来たんだなぁ〜と分かる。 峠から右に折れて青倉神社へ。 コナラ・リョウブの林の中で〜 ギャァー! シャー! の カケスの声が響き渡る。 一面、木肌の美しいコナラ林。 |
キノコ | ||||
? | ? | ? | ? | キツネノチャブクロ |
シロオニダケ(蕾) | シロオニダケ(傘が開いた状態) | アカミミダケ |
今日の山歩きは、登りより下りが長い。 どんどん下って行って、「あぁ〜、あれが終点の青倉神社!」とホッとした瞬間、 >・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 なんでぇー、一番嫌がる人の所にぃー、お出ましになるのぉー! ←こんなのばかり見つけては喜んでいるから〜動物観察も しろってかぁ〜? |
後で聞くところによれば、ここは、よく出るスポットなんだそうな。 マムシとかが。。。。。 青倉神社は千年を超える悠久の歴史を持つ神社で、 五穀豊穣をもたらす神として一円から大勢のお参りがあった。 ご神体は〜本殿裏の〜巨大なこちら〜 by isotoronさん 本殿のそばの岩場から湧き出る水はホウサンを含んでいて、 目の病に効くと言われている。 お宮の下の鳥居の横から参道の登り道を臨む→ |
奥多々良木発電所は2つのダムの落差387.5mを利用して建設された揚水式発電所。 昼間は、上の黒川ダムから下の多々良木ダムに水を落として発電。 夜間は、ゆとりのある時間帯の電気で下の多々良木ダムの水をくみ上げて 上の黒川ダムに戻して貯める。 巨大な発電所は外から見えない地下100mのところにある。 そこまで行くのに専用バスで1000mのトンネルをモグラのように潜行して行く。 本日の山歩きよりも、発電所内の5階建て相当の階段の上がり降りの方が堪えたぁ〜。 地下から地上に戻るバスのフロントグラスの先〜〜〜の彼方に、微かに見える出口→ |
←手前の大木=郷土記念物【神子畑のサルスベリ】 ←奥の白い洋館=県指定文化財【旧神子畑鉱山事務所】 銀や錫や銅がどんどん掘り出されて、 |